chocolate melts with music

行ったライブメモ

灰野敬二 パーカッションダンス

http://yokohamatriennale.jp/2008/ja/event/184
灰野さんって轟音ギターのイメージだったのですが、前衛ドラマーという肩書きで身体を伴うパーカッションダンスという演目で、どういうものかとドキドキしながら行きました。
横浜美術館の入り口入ってすぐの広いホールで、客席として座布団が並べてあって、その前の半円形みたいな場所がステージでした。なんでこんなところなのかなーと思ってたけど、始まってみたら音響に驚いた。しんとすると小さな音まですごく良く聞こえるし、残響の響き方もすごいんだ。
後ろの方にいたので、最初のうち動きも音も小さかった間は見づらいなーとか思ってたんだけど、だんだん音だけ追ってても面白いし、それだけじゃなく灰野さんの動きも大きくなっていったので見えるようになって面白く、目が離せなくなりました。すごかったー。タンバリンやシンバルから、いろいろな民族楽器、構造すらよくわからないものまでいろいろの楽器を、心ゆくままというように、自在に操り、静かに繊細にも激しくも、振り、打ち鳴らし、床に打ちつけ、転がし、踊り、跳び上がり、響かせる…
いやーほんとに見て良かった。またあったら今度はもっと前で見たいけど、たぶんこれはこの一度きりのことなんだろうな、とも思った。
灰野さんってすごい人なんだなーと改めて。

終演後、床に残された楽器の一部。これでも一部ですよ。