chocolate melts with music

行ったライブメモ

町田康+勝井祐二『くるぶし』刊行記念セッション

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町田先生の初めての短歌集『くるぶし』の刊行記念イベント。三軒茶屋の小さな書店カフェtwililightさんで、ROVOのバイオリン勝井さんとのセッション。なかなか珍しい取り合わせ…初の試み?

セッションは、勝井さんの演奏に乗せて町田先生が『くるぶし』収録の短歌を朗読していくというもの。演奏の展開に合わせて、声の強弱がついたり、スピードが変わったり、言葉が繰り返されたり。その場で生まれてくる、グルーヴ。新鮮で面白かった。

その後はお二人のトークが、思いのほかたっぷりあって。勝井さんはINUのデビューから衝撃を受けてずっと知っていた、康さんがミラクルヤングの頃に一度対バンした、けど共演もちゃんとお話しするのも今日が初めてとのこと。お話に山本精一さんやPhewさんが出てきて、すごい面白かった。康さんがコロナ禍の大変な時期に精一さんがやった無観客無配信ライブに感心してこの人は信頼できると思ったとか、大昔INUの前身バンドとアーントサリーが神戸の大学で対バンして(勝井さんがそのライブの音源をYoutubeで見つけたらしい)Phewさんはその頃から寄せ付けない雰囲気があったとか。こんな話聞けるとは思ってなかったー!

最後にお客さんからの質疑応答のコーナーも。「言葉が強い」という感想に対して、そう感じるのは言葉の強さではなく本当のことを言っているから、言葉は皆同じ言葉を使っているが、発する人が本当に思っている言葉だから人を動かすことができる、音楽に乗せて読んでいると本当にそういう気持ちになって言葉を発することができる、というようなことをおっしゃっていたのが印象に残りました。

貴重な機会に参加できて良かったです。