開演が20分くらい遅れてしまい申し訳なさそうな純ちゃん、お詫びモードで曲が増えるっていうお得な展開でした(笑)
- ラジオのように
- 本能の少女
- 王様の牢屋
- サントワマミー
- 矛盾 - アートマン・イン・ブラフマン
- 蛹化の女
- 諦念プシガンガ
- また恋しちゃったのよ
- 山頂晴れて(アカペラ、一節のみ)
<休憩> - クレオパトラの涙
- 愛の讃歌
- バージンブルース(お詫びとしてセトリに追加)
- 好き好き大好き
- ある晴れた日に(アカペラ)
- 怒濤の恋愛(アカペラ)
- 肉屋のように
- プリシラ
- (en)さよならをおしえて
遅れた言い訳を述べるコーナーもあって、それもけいさまのピアノ伴奏付きで、なんだかドラマチックで面白かった。要は衣装の忘れ物をしたをしたということだったんだけど、それを最終的に近くに住んでいるヤプーズ中原さんに持ってきてもらったという…中原さんいい人。その後歌ったのがサントワマミーで、「許してさえくれないあなた」の歌詞に、最後「ゆるして…」ってつぶやいていました。
第一部はそれもあってMC多めの印象。本能の少女の歌詞の話もあったね。ジェフ・ミルズさんとコラボした矛盾も、「無謀にも」ピアノのアコースティックバージョンでやって(素敵だった)、それにまつわるお話もあり。
MCが長いのは疲れているとき…ということも昔あったんだけど、今日の純ちゃんはそういうことでもないのか、あるいはボイトレ効果が大きいのか、歌声はずっとすごく良かった。低音の迫力が特に。王様の牢屋とか良かったな。あとやっぱりいつもの蛹化の女と諦念プシガンガは沁みた。ピアノと歌のみだとよりダイレクトに心に来るなぁ、といつも思うのだけど、今回もね。そして一部最後の「また恋」(と純ちゃんが呼んでいた)もとても素敵だった。
それで休憩にはけようとして純ちゃん足がしびれたらしく、今は亡きベラちゃんに教わった「しばらく立ってると治る」を実践し、ただ立っているだけじゃね、ということでアカペラで歌ってくれる、時々ある展開なのですが、今回そのアカペラが、平沢進さんの楽曲に参加した中のひとつということで、歌われたのがこの一節!
あー 風が鳴るわ
ビルを今ぬけて
あー 人が行くわ
あてもなく道に
わー、私これ知ってる!初めて生で聴いたーー!と感動したんですけど、すぐには曲名が出てこず。帰り道にようやく「あれは『山頂晴れて』だったのでは」と思い出した…個人的に初めて聴いた純ちゃん参加の平沢楽曲で、だからわりと聞き込んでて。そのわりにすぐ繋がらなくて。それで感動したのか…と後から自分でわかったという(笑)
第二部には、遅れたお詫びに予定になかったバージンブルースを追加。このユニットのブルージーなバージンブルース好きなので嬉しい。さらに、一部が長くなりすぎたからとMC省いてどんどん歌っていったら途中で今度は「これじゃすぐ終わっちゃう」とアカペラのある晴れた日にと怒濤の恋愛を追加。歌ってから、ピアノ弾いてもらえば良かったね、ということで次回はピアノ付きであるかも。楽しみですね。
ここでしか聴けないシャンソンもあるし、好き好き大好きや肉屋のようにもバンドバージョンとは違う魅力が引き出されるし、本当に魅力的なユニット。けいさまのピアノも本当に素敵…アレンジが進化しているものもある気がする。今回はまたレアな展開ありで、行ってよかった!
(筋少「さらば桃子」とかぶってて、それはそれで楽しかったみたいで行きたかったけど…後悔はないな!という)