chocolate melts with music

行ったライブメモ

戸川純avecおおくぼけい

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この場所でちゃんとやるのは3年ぶりという戸川純avecおおくぼけい。私が最後に見たのは渋谷でのけいさま2DAYSだよな、と思いながらそれもコロナ前だからやはり3年近いよね…。

ピアノと歌のみの素晴らしさを堪能。そうだこういう曲をやるんだったとか、こういうアレンジの妙があったとか、レア曲もあるんだとか、このユニットの素晴らしさを思い出しながら聴き入ることになりました。

純ちゃんは3月のライブで体調不良から最後まで歌えなかったことで、身体を治すまでライブをやらないと思っていたけど、目眩症があるそうで、でも根本的な治療法はなく、今まで体力をつけるためにプールに通ったりカラオケで練習後したりしてきたそう。今日も対症療法の市販薬を準備して、最後まで歌えるように休憩も2回入れさせてもらう、と最初言っていたのだけど、4曲やって短い休憩を挟んだ後は、2回目の休憩の予定だったところにきても、このままいけそう、やっちゃいましょう、となって、そのまま最後まで完走でした。最初のMCでその症状の話などしていたときは、声も掠れがちで小さくてしんどそうに見えたけど、後半はそんなこともなく、どんどん元気になっているようにも感じた。何より歌声は最初から力強くてエネルギーを感じたなー。足が攣ったとき用の極東慰安唱歌もせっかくけいさまが伴奏つけてくれたからと足痺れなくてもやり、さらに予定よりも2曲増やしてくれて。リハーサルではここは歌わずピアノを聴いてもらうつもりだったのに結局歌ってしまった、みたいな話も何度かあって。「私は歌を歌いたいんだー、そして聴いてほしいんだー!」って、歌からも十分伝わってきたけど、そんなダイレクトに言われたら精一杯の拍手返すしかないじゃない。ありがたくて…。純ちゃんの想いが溢れ出してて、ここに、ライブの場に懸けてるんだっていう生き様みたいなものが見えて、涙が出てしまった。今日そんな歌が聴けて本当に良かった。

けいさまも、そんな急遽の変更にも、ちょっとスコアを取りに行ったりしながら対応してくれて、ありがたいなぁと。取りに行ってやったのはフリートーキングだけど、できるかな?って言って思い出しながら弾き始めて、激しい曲がだんだん仕上がっていくような演奏が聴けてなんだか良かった。あと、急遽やろうと思ったら純ちゃんのほうの歌詞カードがなかったバージンブルースを、アンコール冒頭にピアノソロで弾いて、そこからUFOに入るか流れもとても素敵だった。

また年内には、という話もあったので是非またお待ちしてます。純ちゃん、7月も楽しみにしていますけど、くれぐれも無理はしないで…。元気な姿をまた見たいです。歌い続けてくれてありがとう。

 

王様の牢屋

クレオパトラの涙

蛹化の女

本能の少女

 (休憩)

吹けば飛ぶよな男だが

ヒステリヤ

憂悶の戯画

諦念プシガンガ

夏は来ぬ

極東慰安唱歌

プリシラ

肉屋のように

フリートーキング

 アンコール

UFO

愛の讃歌