15時半くらいに中野に着いて、サンプラザへ行ってみる。なんとなく中へ入ってみたところ、最初「ここでは待てません」と係りの人が言いかけたのだけど、もう物販準備できていたみたいで、階段に並んでくださいと。で、並んだらもう先行販売始まった。16時からの予定が20分くらい前倒しで。まぁ待ってる人がそれなりにいたから、正しい判断だったんでしょう。というわけで思いがけずきわめてスムーズに物販ゲット(Lizardで買えなかったポーチのみなんだけど)。その後、開場開演まで中野をぷらぷら散策してました。お天気も良くてなかなかいい時間でした。
17時半開場、18時開演、予定でしたが少し押したと思う。入場に結構かかってたので。
約一年ぶりのサンプラザホール。去年は確か幕が下りていたけど、今年は最初から開いてた。最初にポエトリーリーディング。横浜でも聞いたものだけど、ここでは加藤さんのアニメーション映像がステージの背景いっぱいに映し出される。そしてメンバーの登場、沈黙からのスタート。
セットリストは大体Lizardのときと同じで、ちょっとだけ入れ替えてる。アンコールは変えてきてた。
- 沈黙
- 笛吹き男
- 市民
- 親愛なるニュートン街の
- 見えない警察のための
- ペーパートリップ
- 技法
- レテビーチ
- 冷血と作法
- ブリキの夜明け
- ニコラとテスラ
- 月曜日 / 無菌室
- はじまりの国
- スルツェイ
- ニムロッド
- 旧市街
- 汽笛
- (en)泥の中の生活
- (en)火曜日 / 空室
- (en)完璧な庭
- (en)She Hates December
- (en2)ヨーロッパ
大きなホールだから、ライブハウスより照明や演出にも凝っている。一年前には「あの忌々しい計画停電(by波多野くん)」などもあって、なるべく電力を使わないようにしていたので、今回は去年とまったく同じスタッフでリベンジのような感じだと、後で話していました。最初はシンプルに、背景一色のライトが多く、だんだん模様が入ったり回ったり。中盤で上から白いストリングスクリーン(って言ったほうがかっこいいかなと思ったけど、またはひものれん)が下りてきて、その上にライトが投影されて、微妙な揺らぎや重なりが出ていた。レテビーチのときとか、水面の下にいるみたいな演出。最後のほうでまたそれが上がっていって、ニムロッドではまたシンプルな黄緑一色だったと。
そしてその次、旧市街でアニメーションが。PVとはまた別の書き下ろしのようで、PVに出てきたような青い塔を俯瞰のままどんどん上がっていく、その途中でいろんなイメージが現れたり、塔が太くなったり細くなったり、人の手や顔や体のような形になったり、曲がりくねって最後はへその緒のようになって胎児に繋がっている、というような感じだった。すっかり目を奪われて見入ってしまったのだけど、一方でこのとき演奏もすごく良くて、ゾクゾクしたなぁ。すごくいい、と思いながらも目は映像に行ってしまっていたのだった。
他にゾクゾクしたのは前半の冷血と作法。ニムロッドもとても良かった、情景が思い浮かんで、歌詞の意味にも思いをはせずにいられなかった。ホールの音響も良くて、ドラムが心地よかった。
波多野くんが最初っからジャンプとかしていて楽しそう。「ツアーがすごく充実していたので、それを受け取ってください」とか。ギターもキレキレで良かったなぁ。でもMCのキレはいまいちだった?(笑)思ったように受けなかったみたいで「今日は打率が悪い」とか言ってた。エイプリルフールとしては「僕この帽子取ったら全部はげですから」とか(笑)。ダイゴマンコーナーもちょっとハイテンションにムリヤリ感があったような。広いところだと全体でノリ良くっていうのは難しいしね。
アンコールで久しぶり?の泥の中の生活!嬉しかった。間奏、エンディングのカオスの中で、波多野くんがギター置いて(鳴らしたまま)なんか帽子をとってひらひら踊るようなお辞儀するジェントルマンような感じでシルエットになってた。後でダイゴマンに「アンコール一曲目でいきなりダンディな人が現れてびっくりしましたねー」とか言ってて可笑しかった。火曜日もけっこう久しぶりに聴いた気がする。
ダブルアンコール、先にダイゴマンが一人で出てきて。最近男子が増えたとかって話。「バンドにもよるだろうけど、普通なんとなく女子のほうが多いよね、女子のほうが行動的だから。男子はどっちかってーとうちに籠もってる系が多い」とかって。それで客席の男子4人組に話しかけて、「ちょっと質問していい?…三人の中で誰が好き?」(笑)そしたら回答が「健太さんです」でショックを受け(笑)「そこは空気読もうよ!」というところであとの二人も登場。波多野くん「僕も男子に人気あるはずなんだけどなー」ダイゴマン「いや今俺も、一人でずっと話してた後だったし期待したのに」みたいな。ここら辺の自然に話してるMCはすごく面白かったよ(笑)本編のダイゴマングッズ紹介で、ポーチに入れるもの「スティックなんか入れてますね。波多野くんは?」と振ったら「肘あてにちょうどいい」とかって言ってたんだけど。たぶんアンコールのときにまたその話になって。なんかツアーではご当地名産品をいろいろ言ってたらしいんだけど、「東京の名産っていってもねぇ」みたいな感じで、肘になったらしいw客席から「スカイツリー」って言われて、「あんなの高いだけじゃん」という波多野くん。でも「そんなこと言って、行ったら一番テンション上がるんでしょ」とかダイゴマンに言われていた(笑)。それからなぜか高尾山の話とか。ダイゴマンはビアホールを推してたけど、健ちゃんも波多野くんも、高尾山まで行っただけで登らずに帰ったらしい。あと「登山のときには登山用の靴で」とか言った波多野くんはコンバースしか持ってないとかね。なんかいろいろ話が盛り上がって楽しかったー。
ダブルはツアーで初めてとのこと。一曲入魂のヨーロッパ!ラストにこれがくるのってなんかすごくいいよね。「君の胸騒ぎが本当になるといいなあ!」
エンドロールアニメーション、最後にカウントダウンがあって、次回公演の発表。「空から降ってくる vol.4〜劇場編〜」が8月に、京都、名古屋、東京で発表されました。外に出たら東京公演のチケット先行販売に行列が。わりと遅く出たのでかなり並びましたが、どうにか買うことができました。グローブ座ですって。面白そうよね。まだ先だけど、楽しみです。
「空から降ってくる vol.4〜劇場編〜」
2012/8/11(sat)京都市北文化会館
2012/8/12(sun)名古屋セントレアホール
2012/8/17(fri)東京グローブ座
2012/8/18(sat)東京グローブ座