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最後にピープルさん。ここだけクワイエットじゃない（笑）
サポートギターにハイスイノナサの照井順政さんが入って、Ave Materiaツアー編成でのライブ、初披露。どういう形になるのか？と思っていましたが、ギター2本ではなく、波多野さんはボーカルのみ。ときにハンドマイクで、前に出たりちょっと跳ねたり踊ったりしながら歌う波多野さん面白かった。なんかマイクを両手で持ってたりするスタイルがちょっとラッパー風？とか思っちゃった。帽子もそんな感じだし？
でも、どうしてサポートを入れてそういう形にしたのかっていうのは、見たら分かった。MCでも今回のアルバムでは言いたいことがいっぱいあるって言っていたけど、歌っているときもすごくお客さんの方を見てきて、それも一人一人の目を見るように。歌を、言葉を、伝えたいんだなと。すごく。伝えて、さらにこっちがそれをどう受け止めたのかを見てる。WWWの客席は段差が高くて、その一段目にいるとステージと目線が合うので、なおさら見られてる感があったけど、「みんな春を売った」のときだっけ、最後の方でしゃがみ込むようにして前列のお客さんを見てたし、どこにいても同じように感じたんじゃないかしら。今回のアルバムにおけるピープルの変化、というか波多野さんの変化というのがメインだと思うけど、それがこのライブのステージにとてもわかりやすく提示されていて、それが面白く新鮮でした。
照井さんのギターはすごくうまいしちゃんとコピーしていたけど、やっぱり違うなという感じだった。言ってしまうと当たり前なんだけれども、波多野さんのギターボーカルはギターとボーカルが一体になっていて、歌う人と別の人が弾けばその分、ギターが別個の物として聞こえてくる。音色も少し違うし。まだこれからツアーを経て、バンドの一体感としては練られていくのかな、というのは楽しみでもあります。
この編成はツアー用ということで、本編はAve Materiaの曲のみ。ライブで初めて聴いた曲もあって、生で聴くとこんなに音大きいんだなって思ったりもしました、これもなんかこう言うと当たり前なんだけど。音源で聴くより音数が増えて聞こえるんだもの。途中まで健ちゃんのベースすごいな、どんどん主張するようになってるなと思ってたけど、ダイゴマンのドラムももちろん負けてなかった。

アンコールでは3人で登場。波多野さんがギターを持って、曰く「べつにギター弾くのやめたわけじゃないですから、ギターマガジンにも載ってるし」（笑）　ニムロッドでギターとボーカルが一つになって、ああこれだって思ったりはしました。
ツアーではワンマンだから、Ave Materiaの曲だけではないだろうし、どういうふうに構成してくるのかな？楽しみですね。

1. ダンス、ダンス、ダンス

• 市場
• 物質的胎児
• みんな春を売った
• 割礼
• 球体
• 時計回りの人々
• (en)ニムロッド

Ave Materia