上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト
feat.アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップス
http://www.hiromiuehara.com/tour/tour2011.html
- アーティスト: 上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト フィーチャリング・ アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップス
- 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
- 発売日: 2011/03/16
- メディア: CD
- 購入: 6人 クリック: 114回
- この商品を含むブログ (35件) を見る
音がとにかくきれいだった。まずピアノの。一音一音がきれいな粒になってた。音の強弱にかかわらず、静かなところでも一粒一粒がはっきりしてるのってすごいなーと思う。まん丸の真珠がころころ転がったり、跳ねて弾んだり、弾けたり。漫画ののだめで描写されてるようなのってこういう音なんだろうなとか思った。ジャンルは違うけど。でもひろみさんの弾き方、表情豊かなところもちょっとのだめっぽいよね。ジャズだから(?)さらにフリーで、立ったり、椅子に片足上げて弾いたり、ほんとにダイナミック。見ていて楽しい。「息遣いまで演奏の一部」って言っていたとおり、息遣いが聞こえる演奏もあったし、最後のほうのソロの曲ではたぶん歌ってたんだと思う、はっきり歌をマイクに載せるわけじゃないけど、心のままに、それこそ演奏の一部として出てきた歌なんだろうなと。
そして共演のコントラバスギター(ベースじゃないんだ、と思ったら弦が6本?あった)とドラムも素敵だった。特にドラム!まずドラムセットが要塞のように大きい。ヘビメタですかってくらい。そして後半にドラムソロコーナーがあって、そこでドコドコツーバス踏み始めたからびっくり。後で聞いたら本当にメタルも叩く方だったんですねぇ!且ついかにもジャズって感じのチャーンチャッチャッってなリズムを静かに叩くシンバルの音なんかも本当にきれいで心地よくて。腹にずんずんくるバスドラ以外でこんなにドラムの「音」を気持ちいいと思うことも少ないんじゃないかなと思った。
サイモン・フィリップス - Wikipedia
大きなホールだからマイクを通した音だったけど、それもすぐ気にならなくなるようないい演奏でした。でもあれを小さなところで生音直接聴けたら贅沢だなぁ。