chocolate melts with music

行ったライブメモ

ワンマン

東口トルエンズ(山本久土戸川純)セットリスト
第一部

  1. あっぱれあっぱれ
  2. 東口トルエンズのテーマ望郷編
  3. バージンブルース
  4. ?(ルースターズの柴山さんの歌?)
  5. まさおの夢
  6. 泣いてたまるか
  7. 諦念プシガンガ
     (純さん登場)
  8. オーロラB
  9. 蘇州夜曲
  10. 家畜海峡
  11. 12階の一番奥
  12. ローハイド
  13. 嘆きの天使(また恋しちゃったのよ)
  14. To Know You Is To Love You

第二部

  1. ?(ルースターズの柴山さんの歌?「夜より暗い昼の街角〜」という詞だったような)
  2. キングスネークブルース
  3. 一人
  4. なまけもの
  5. 黒の舟歌
  6. 夢の半周
  7. バケツのうた
  8. 吹けば飛ぶよな男だが
     (純さん登場)
  9. 降誕節
  10. 21世紀のニュージジイ
  11. ジャングル・ブギ
  12. 最后のダンスステップ
  13. サイコキラー
  14. 解剖室
  15. 踊れない
  16. 東口トルエンズのテーマ

アンコール

  1. (enc1)カチューシャの唄
  2. (enc1)鈴木建設社歌

またも、あまりに曲数が多いので自信ないです…
今日は、開演19時予定が、20時前だったかな〜。そして終わったのが23時近く…長い!いろいろとすごかったです。
ちょっと二人とも鼻の調子が悪かった(風邪?)みたいなんですけど、ずるずるいいつつも、純さんの声はすこぶる良くて、最後のテーマでもファルセットが出てました。疲れてはいたようで、MC長かったですけど。
久土さんも、ソロの時間がかなり長くて、二部のときには曲も尽きかけ、ちょっとお疲れ気味でした。でも、激しい曲の気迫とか凄かったです。サイコキラーでは久々の弦切り。
ソロでは、椅子席だからということで、わりと静かめ(暗め)の曲が多く、後で純さんに「今日はセンチメンタル男だった」とか言われてました。でもそういう暗めの歌をしんみり聴くのもいいんですよね。あとこれは暗くないけど、キングスネークは、確か前に一回だけ聴いたと思うんですけど、卑猥な詞とか結構好きだったので、また聴けて嬉しかった。黒の舟歌も久しぶり。途中で激しくなったりして、面白かった。しかし二回とも、純さんのOKが出て、プシガンガと吹けば飛ぶよなに行けるとなったときの顔が、ホントすっごい嬉しそうだったですよ(笑)。
純さんは最初からテンション高めで、オーロラBからよく動き回って歌ってました。家畜海峡はかなり鬼気迫るものがあったし、かと思うと12階の一番奥はあどけなく(そのときの服には一番合ってると思った)*1。すごく感情が入ってる感じが、今日は特にして。「女優が戻ってきているから」*2とのこと。衣装についても、いつも以上に背景の世界観やら設定の説明があったり*3。また恋しちゃったのよでは「ミュージカリー」に踊ったり。
後半はまずなんと言っても、サンタファッション*4での降誕節。今年一番にクリスマスを感じたなぁ。格好はサンタだけど、ほんとにきれいで清らかでしたよ。
その後は急にニュージジイだし、激しめの展開でしたが。
あと、純さんが即興で歌いだすようなのが何回かあって、サイコキラーの前もそうで、「コミュニケーションが取れない〜」とかなんとか。そのサイコキラーはちょっとインプロ入ってて(純さんだけ。久土さんは通常演奏)、もう既に踊れないみたいになってきてるなぁと思っていたら、なんと!急にステージの端から降りてきて、客席(今日は椅子席)に踏み込み、二列目の私の隣に入ってこられて、隣の男性の膝の上に座ってしばらく歌っていかれましたよ!びっくりした〜!おそれ多くて思わず避けちゃいましたが。去っていかれた後に微かにいい匂いが…(変態チック)ドキドキでした。
その後、解剖室〜踊れない。踊れないは、久土さんはちょっと弾き始めてから、言葉になってないような声で歌ってて、一方純さんは前の解剖室を引きずって「バラバラになって早く出ろ!」とか叫んでて。いつも以上に壊れてたなぁ。最後のアンチョン〜…だけがやっとまとまった、みたいな。
ラストのテーマのとき、純さんが「この人(久土さん)のピッキングが自慢です」って言ってすぐ曲が始まって、「私のファルセットも誉めてよ〜」って言ってたんですけど、そうしたら3番の久土さんパートで、もう1回余計にリフレインして「見ろよ戸川のファルセット!」みたいに歌って、純さんは驚きつつも嬉しそうでした。


後半のほうのMCからか、なんだか「これが最後」というようなニュアンスが聞こえ始め…。アンコール、カチューシャの唄(これも別れの歌だし…)のあとに、もう一曲やろうということになって「じゃあ鈴木建設社歌?」と久土さんが提案したら、「最後がこれっていうのもふざけてて、トルエンズらしいかも」みたいな。なんか純さん、いろんな想いがこぼれだしてるんだけど、全てが言葉にはなりきらないような感じで。あとまた即興っぽく「初めてやったステージも440で、最後も440で、というのも因果のようなものがあります。今までありがとう」とか歌ってたり。
そして退場するときに、「今日は本当に、遅れてしまってごめんなさい。久土くんにもたくさん迷惑をかけてしまって申し訳ない、もう自分のバンド、ヤプーズだけにして、それも遅れないようにします」という趣旨を、神妙な顔で述べていきました。
ええ?
そういえば次の予定とかの話もなかったし、まさか解散?というかほとんど趣旨がいまいち伝わってこなくて。これで終わりって何?みたいな感じで…。
でもそしたら、しばらくしてみんな席を立って帰ろうかというところへ、純さんがもう一度出てきて、「すみません、今話したら、やっぱりまたやろう、ということになりました。あまりにあっけないんで…だったらあんなこと言うなよって感じですが」と。もちろんお客さんからは歓声と温かい拍手。それを言われるまで事情が飲み込めなかった、みたいなところもあったんですけど。
あんまり突然の「最後」っぽさだったので、全く何のことやら…だったんですが。いや、とにかく良かった…。来年も元気で活躍してくださいませ。

最後退場する前に、マイクでごちんって自分の頭叩いていったんですよ。時間押すのは、ご本人も本当に気にして申し訳なく思っているのですね。それでも押してしまうのは、それもメジャーっぽくなってきたり、話が大きくなればなるほど遅れやすい気がするし、そうして気にすればするほど悪くもなりそうだし…、もはや仕方ないのかと。温かく見守ります。ちょっと前までは、そういうファン心理も、それはそれであんまりじゃないかと思ってたんですけどね…。でも純さんは真剣なんだもの。真面目すぎるんだ、むしろ。だからそれも、それも戸川純のアーティスト性の一部なのだと、思えるようになってきました。うん。

*1:純さん衣装:第一部は最近続いている下着ルック…今日は青系。白の透けたキャミとチュチュ(前回までのよりフリルが控えめだった気が)、透けて見える下着が青系。腕にアームカバー、足元は厚手のハイソックスに、水玉模様の部屋履き。ウィッグは金髪、お花付き。青いマフラーもしてくるつもりが出てくるときに忘れてしまったらしい。

*2:来年三月に演劇。9日から4月にかけて、決まりのようですね。

*3:一部については、部屋着っぽく。でも部屋の中なのに誰に見せるんだよと言う感じでマニキュア塗ってたり、マフラーとかしてたり、というふうにしたかったそう。二部では、「最后のダンスステップ」のときに、田舎から出てきて錦糸町あたりで働いている、「かわいいからこれつけていいですか?」ってフェルトのバッグつけて、でも「今日こそ頑張ってお名刺もらうぞ!」って言ってる、よく分かってない、おぼこっぽさが抜けない感じの女の子、なんて話を。

*4:純さん衣装:二部は、予想も期待も裏切らず、セクシーサンタで。てか、セクシーというよりはかわいかった。めっちゃかわいかった!ノースリーブのワンピースは高級感のあるビロードっぽい素材で、スカートにドレープが入っていたり、リボンが付いていたり、胸元の白いふわふわの縁取りさえなければサンタじゃなく、パーティードレスになりそうなものでした。頭にはサンタ帽子、その下にピンクのウィッグ。両腕に今度は赤系のアームカバー、ピンクの手袋。足にもレッグウォーマー、靴は赤のピンヒール。バッグというか、携帯くらいしか入らなそうな小さながま口、ピンクと白のフェルト地のようなので赤いリボン付きのものを、肩からかけてました。