chocolate melts with music

行ったライブメモ

開場30分押しの、開演は4、50分かな。
今日はなんと、衣装を忘れてきたそうです…。なんでも、第一部は、持っている中で一番シックな、ザ・女優というドレスで決めて、二部の軽いのと対比したかったらしいのですが…私のドレスどこ…確かに入れたと思ったのに…ということです。
それで急遽合わせた格好は、こないだのミチロウさんとやったときの白いチュチュ姿。一部はピンクと紫系*1、二部は緑とオレンジ系で*2、蛍光グリーンのウィッグがすごく似合ってました。
以下、箇条書きが読みづらいので書き直し、大幅書き足します。


まずは久土さんのソロから。出てきて一言目は「おめでとうございます!」だったと思います。今日はDVD発売記念ですから。それでいつものあっぱれかな、と思ったら、先に望郷編から入ったんですよね。その後にあっぱれがきて、久しぶりにちゃんと歌ってくれるなーと思ったら、なんと2番が。初めて?好きな女優は離婚発表で、DVDの映りは良くて、これ以上めでたい日はないんだそうです。めでたい!
バージンブルースではやっぱり歌詞が飛びました。「色は匂えど散りぬるを〜」の後だったかな。歌いなおし。後で純さんが「間違えてごめんなさい」とか言っていたとき、「大丈夫ですよ。俺もバージンブルースずっと聴いてたのに、どうしても覚えない」とかって言って、純さんも笑って「ここが久土くんの鬼門だ、って言いながら聴いてた」なんて話もありました。
さてその後は、「ワンマンだからやっちゃいます」ということでまさおの夢を。これも久しぶり〜。姫の登場までの引き延ばしに冒険者のバラードも。「戸川とおいら」で歌ってましたね。
そして、もういいか?と何度も楽屋のほうと往復しながら、純さんのスタンバイオーケーを確認し、プシガンガへ。「いっちゃいますよー!?」ともう一回叫び、弾き始めたときに、ドアの向こうから純さんが何か叫んでたんだけど聞こえず…。で、結局「いつものように、本人に歌ってもらいたいとは思いますが、でもなぜかあんまり怒られないんで…、歌っちゃいまーす」
ところが、終わってみたら純さんが出てこない。もうちょっと待ってって。これは初めてのパターンだ、と途方にくれる久土さん…。で、なんとか弾き始めてしばらくしてから、純さんが客席のほうからステージに上がってきました。そして、謝りながら事情説明などを…。ザ・女優のはずが、こんな「破廉恥大作戦!の巻」みたいになっちゃって、しかも今度は「相方大ピンチの巻」にしてしまった、とかそんな感じ(笑)。
その純さんが話している間に、譜面台からファイルが落ちちゃって、でも純さんは花束二つもらって両手がふさがっていたので、久土さんが拾ったんですけど(「あなたに拾わせようと思ってたんじゃないのよ」と純さん)、バインダが開いてバラバラになっちゃって、戻すのにかなり手間取ってたんですね。そしたらその間のつなぎに、純さんがアカペラで憂悶の戯画を。初めて聴いたよ!それもそのはず、20年ぶりかもって言ってましたからねぇ…。激レア?!
そのあとオーロラB、蘇州夜曲と、きれいなファルセットが続きました。家畜海峡は久しぶり。これはファルセットでもキツイみたいでちょっと掠れがちだったかなぁ。最近、All tomorrow's partiesとつなげてやることが多かった(逆のほうが多いか)ですが、今日は単独で。
えっと、MCは多目だったんですが、純さん曰く今日は疲れているからではなく、第一部のセットリストが一曲ごとにチューニングが要るからなんだ、と説明していました。でも久土さんが待っていることのほうが多かったような。ローハイドの前には、久土さんが不意に「ヤー!」って叫びだして、それで始まったり。純さんがそのテンションにちょっとびっくりしていた(笑)。その後はまた恋しちゃったのよで犬天つながりだなーと。純さんが立って、踊りながら歌ってて、すっごいかわいかった!!です。なんかもう反則的なかわいさだった。
でもって、一部の最後は新ネタ。久土さんは聴いている音楽の幅が広くて(今日の客入りのBGMも久土さんの選曲だとか。久土さんは「バラさないでくださいよ」と言ってましたが)、そういう点ではとてもコミュニケーションが取れるのですが…、と純さん。この曲も久土さんがやりましょうと言ったらしい。「私が昔勤めていた会社の、社歌です。今はクリーニング屋と結婚して退職しました」みたいなことを説明として言っていたのですが…。釣りバカ日誌なんだそうですね(参照)。すごい楽しかった〜♪


純さんがお着替えに退場し、再び久土さんソロ。さっきもう曲やっちゃったんで、早めにお願いします!と。ワンマンじゃないとなかなか聴けない久土ソロ曲ですよね。
DVDにも収録されている怠け者、「怠け者、怠け者」と連呼するところで、DVDでのどんどんアップになっていくような演出(じゃなっかった?まだ一回しか見てないんだけど…)を思い出して面白くなってしまったり。他にもそういう場面はいくつかありました。純さんもそんな発言をしていて、かなり凝ったことをやってますとか、詳しくはDVDで、まだお買い上げでない方は…と一人プロモーションをしてました。
さて、やっと思いついた3曲目、泣いてたまるかが終わったところで、「よろしいでしょうか?」の問いにOKが返ってきて、「やったー!」とガッツポーズをとる久土さん。ほんとに嬉しそうでした。苦労がしのばれます(笑)。
2度目の登場のとき、グリーン系の格好にお色直ししてきたんですが、口紅だけ塗れなかったみたいで、「どなたかオレンジ系のリップを貸していただけませんか」とお客さんから借りる…。貸した人、あれ家宝になるんだろうなぁ〜、直接塗ってたもん!「早く音楽やれ、と思われるかもしれないけど、やっぱりこういう見た目にもこだわりたい、それで音楽のほうも引き立てられれば…でもかえって邪魔してるかも」なんて話しながら。でも確かにリップ塗ったら顔がぐっと締まって、ウィッグによく映えるようになりましたよね。
それで、そういったこだわりの話からのつながりで、女優の純さんMC。嬉しい復帰宣言です。まだ予定だそうですが、まぁほぼ決まりらしいです。来年の3〜4月に大阪、京都、名古屋、東京で。以前に3日だけの限定公演を行った二人芝居の再演。純さんは鈴木いづみさん役だそうです。観たい!
「そんな女優の話をした後に、ミチロウさんのこの曲をやってしまったりするのです」ということで、21世紀のニュージジイ。純さんのパートのときはやっぱりババアで歌ってて、だいぶ慣れてきたみたいで、そんな嫌そうではなかった(笑)。でも「クソジジイ」を「クソババア」とは言わないんですね。
しかし改めて見ても、この後半のセットリストすごいな…。あっち行ったりこっち行ったり。久土さん(作った本人)も途中でちょっと苦笑してたような。Preachとヒステリヤがわりと久しぶり。ヒステリヤは、だんだん凄みのある声に変わっていき、表情も変わっていくところが見所ですよね。
なんか私、二部ではとにかく純さんの緑のウィッグが似合ってて可愛い、ということにやたらと見とれていて、記憶が曖昧です(笑)。どこかの曲のとき、照明の加減かもしれないけど、瞳の色まで緑がかって見えて、もしかしてカラーコンタクト入れてる?とか思ったんですけど…わかんないです。
サイコキラーの前に、久土さんが「もうここまで来ちゃいましたよ」。確かに長かったんだけど、やっている間見ている間は時間を忘れてしまいますね。いつもの怒涛の流れ。今日の踊れないは、かなり音も歌も少なく、間がたくさん、でも「アンチョンイイイイヤッハ」のところだけはけっこうしっかり歌っている感じだったかな。本当に、音楽の上でのコミュニケーションは素晴らしくバッチリなお二人です(「そのほかではすれ違ってばかり」by純さん)。トルエンズのテーマも、最後、息の合った「ジャガジャン!」で締め。


アンコール一回目。マイクの前にまっすぐ立って一礼する純さん。久土さんのギターがカノンを奏で始め…。そこでかぶっていた緑のウィッグをさっと取って捨て、髪を下ろして軽く手で整える。蛍光色に囲われてフェイクっぽく作り上げられてた顔から、すっと「素」に戻る瞬間の表情が、ほんとにきれいでかわいかった。丁寧に歌われる蛹化の女が沁みました。
2曲目にはUFOで、またガラリと雰囲気を変え、妖しいムードたっぷりに。入り込みすぎて1番の歌詞間違えちゃってたけど、それで茶目っ気が増したみたいで、「それでもあなたは普通のあなた〜」の後に「あれ〜?」って言ったのが、またかわいくて可笑しかったです。
それでまた退場した後も、客電が点かず。まだあるのか?と待っていると、二人が出てきて、「スタッフの方がすぐに来なかったので…、やってもいいのかしら?」。これに店長から(?)「やっていいよ!」とのお許しがあり、もう1曲、ビコーズ・ザ・ナイト!なんとなく、劇場の中にも優しさが感じられるような純さんのボーカルで、すごく良かったです。
最後にもう一度、ありがとうございましたの挨拶。ここで、本編でMCしようと思ってたのに忘れてしまい、その後は純さんに喋ってと言われても喋れなかった久土さんが、急に思い出して喋りだしました。
まず、次回12月18日のライブは、クリスマス前に一回やりたいという純さんの強い希望により決まったとのこと。ちなみにクリスマス後にはいくつかオファーがきているが断っているらしい。ひとつはロフトのハードコアのやつ、って言ってたけど、それって年越しかな?ハードコアの人が怖い、押したら怖いから断っている、と言ってました(笑)。
それから、いぬん堂BBSで、「東口トルエンズがやっているというローハイドはあぶらだこのカバーなのか?」という書き込みがあって、久土さんはそれがとても嬉しかったそうです。それで急にあぶらだこのほうを弾きがなり始めて、純さんに「これもやってみたら面白いんじゃないか」と言ってました。さらに、このときのあぶらだこのドラムが吉田達也さんだった、という話から、東口トルエンズと吉田さんでやったら「東口トルインズ」なんちゃって、分かりにくいからむしろ「東口とルインズ」?とか言ってました。まだ全然本人に話が届いてるはずもない、冗談だけみたいですが。可笑しい。けどちょっと実現して欲しい。

*1:白の下着の上にピンクのシースルーのキャミを重ね、下にチュチュ、蛍光ピンクの網タイツならぬ網ハイソックス、紫のレッグウォーマー、腕にも紫のアームカバーみたいの、あとピンクのマフラー。ウィッグは金髪、赤とピンクと紫のコサージュをたくさんつけて。腰の辺りにも紫のコサージュ付いてた。胸元には金色の蝶のブローチ。

*2:キャミとハイソックスは同じものの色違い(蛍光緑)、オレンジ系のレッグウォーマー、アームカバーとマフラーはなしで露出アップ、蝶のブローチはそのまま、薄緑のコサージュが加わる。ウィッグも蛍光緑に、パンティもグリーン系のチェックのものに替えてました。