chocolate melts with music

行ったライブメモ

夏の魔物

青森ロックフェス夏の魔物。今年は8月にフェス一つも行けなかったな…と思っていたら、これが9月に残っていた。他とは一線を画すマニアック寄りなラインアップ、でも(だからこそ)けっこう見てみたいなっていうのいるし、面白そう。遠いけど…旅行ついでに行っちゃう?ってことで初参戦。


見たもの(チラ見含む)

  1. ソンソン弁当箱

あと吉田豪×杉作J太郎加藤鷹トークショーは食堂に並んでる間に見物。
朝8時から夜1時近くまで。17時間?長かったー。ためしに番号振ってみたら、すごいなー。混沌。楽しかった!遠いとかいろいろ大変ではあったけど、時間も押したし、でも雰囲気も良かったし、基本的に快適だったし、充実のいいフェスでした。

ざっと全体の流れ。
朝7時、青森駅前からの有料送迎バスに乗り、会場へ。到着が8時前くらいかな?バス内では主催者選定らしい音楽がずっとかかってた。テーマ曲?のスピッツ夏の魔物」ほか、主催者のバンドSILLYTHINGSの新曲「サマーロマンサー」とか、センチメンタルバスとか(なつかしい)、あとわからないけど「夏フェス最高!」みたいな歌とかアイドル系とか。

会場は青森県平内町の夜越山スキー場。森林公園の一部らしい。会場MAPのHP掲載が遅くて確認できずに行ったのですが、まぁ行けば分かる感じだったので、とりあえず全体の位置関係など確認。入り口からきて山に向かって右側に一番小さいバーリ・トゥードステージ。入り口から左側にフードエリアや本部テントなどがあり、そのエリアを抜けるとメインのストロングステージ、さらにその奥に王者の魂ステージ。各ステージの間は100m程度とアナウンスされていたとおりで、まぁ音被りはするんですが(特にストロングと王者の魂は近くてひどい。バーリは間にフードエリアを挟んでいるのでまだ何とか、でも向こうが大きい音出してれば端の王者の音だって聞こえた)、それも逆に言うとどこで何やってるかがすぐ把握できて良いというところもあり。コンパクトで動き回っても疲れないからいろいろ見られた。スキー場の斜面のほうは、シートを敷いたりテントを張ったり、わりと自由に使える。日中はちょっと日陰が少なかったけど、リフトのあたりの木立が良い感じ。その辺りにいると3ステージの音が全部聞こえる。
もう一つの道場ステージ(DJやトークなど)は、フードエリア近くにある建物の中、食堂内。最初どこだろう?って思ってたんだけど、屋内に入ってみたらあったという。椅子やテーブルもあって、食堂の注文待ちの列に並びながら見たり、食べながら見たりできました。
天気は良好!朝は少し風が冷たかったけど、日差しはずっと焼けるようで。でも日中も日陰に入ると気持ちよかったです。午前中特にトンボがいっぱいいて、群れ成して飛んでるのは見つめてるとちょっと気持ち悪くなるくらいだった(動きに酔うような感じで)。何のときだったかなぁ、ソガバンだと思うけど、前に立ってたお兄さんが腕上げて曲に合わせて振ってて、その揺れる指先にトンボが停まりたそうに右へ左へ飛んでて、最後にちょっと停まった!っていうのを目撃して、こっそり和んだりしましたw
ただ日が落ちるとすぐに冷えて、夜はかなり寒かった。山のほうへ日が沈むので陰になるのも早くて、16時17時くらいには涼しくなり始め。ユニクロのウルトラスリムダウン持って行って良かった。さらに最終的には腰から毛布ぐるぐる巻いたりしてた。でもおかげで何とか耐えられました。照明少なめでステージから離れると真っ暗だったけど、それで星も見えたよ。

フードは食券制。メニューの名前のもいろいろ遊んでますが、おいしかったです。お酒はビールしか飲まなかったけど、日本酒とかもあったんだよね。
朝はまずきゅうりとトマト。あと「イギリストースト」っていうのがあって何かと思ったら、食パン2枚の間にマーガリンとお砂糖が塗ってあった。焼いてないからトーストじゃないよね?と思いつつ、懐かしい味でした。朝ごはんにちょうど良い。

あとお昼前にフランクフルトとビール。

お昼はカレー。食堂で並んでる間に吉田豪×杉作J太郎トーク少々見れたw食べるのは外で食べたんですが(あんまり食事向きの話してなかったしなw)
日中の暑い時間にかき氷!今年は夏フェス行ってないからかき氷食べてない〜って言ってたのが、滑り込みで間に合ったよ。シロップはいろんな種類があってかけ放題。カシスオレンジとパッションフルーツかけてみた。

夜は寒くなったのでラーメン。みんな考えることは同じで行列でしたけど、その間はちょうど加藤鷹トークショーだったwもやしたっぷり、チャーシュー3枚載せでした。あと最後に食べたせんべい汁がおいしかったな!あったかいし野菜も入ってるし。

ステージのほうに話を戻すと、フェス自体の開演は朝7時!先日ののほほん学校で和嶋さんと水戸さんが「頭おかしいよね」とかって言ってたようなw行くのが大変なのはお客さんだけじゃなく出演者も同じ。それで持ち時間は20分というのもざらで。その時間をきっちり守ってやりきるのも、飛ばして思いっきりオーバーするのも、それぞれの持ち味。とはいえ盛りだくさん詰め込みすぎのタイムテーブルなので、転換などでもどんどん時間は押していく。最終的には2時間超押しで、終演は0時を優に回ったのでありました。
しかし、インディーズバンドから地下アイドル、サブカルトークと、他のフェスではあり得ないようなラインアップとバリエーション。濃くて本当に楽しかった。
最低3500人来なければ今年で最終回、と直前まで悲壮な感じで言われていて、実際3500人は来なかったみたい?です。会場的には人が多すぎずに快適でしたが。運営としては大赤字とのこと。でも終演後、「続けて欲しい!」との声もたくさんあったということで、形は変わっても来年以降も続けていきたいと、主催者成田大致氏のアナウンスがありました。多少規模を縮小してもこの濃さを残していく方法はきっとあると思う…!是非続けてもらって、また機会があったら行きたいです。


以下、個別に、書けるところから書きます。