chocolate melts with music

行ったライブメモ

Legendary Gate

AX、行ってきましたー。
いや、とりあえず、ゆら帝最高だった!と最初に言っておきます。カッコ良かったー。

Nylon100%×U.F.O. CLUB presents Legendary Gate】
LIVE:8 1/2 / FRICTION / ゆらゆら帝国
Opening Live @ Entrance/
・渡辺“カント”作郎(○△□、ex.村八分) ・オシリペンペンズ ・CD-R(恒松光)
80'sカルチャーの源流8 1/2、結成30年を経てさらに強烈なビートを放つFRICTION、比類なき独自のサイケデリックな世界を築くゆらゆら帝国が満を持して一堂に会する。そのエッジを体感せよ!

なんかとにかくゆら帝だ!と思っていて、イベントだということを忘れて行ってしまったのだけど、開場30分過ぎくらいに着いたら早速ロビーでオープニングアクトオシリペンペンズが始まるところだったのでした。
なんかめっちゃ間近で見ちゃったし!とりあえずモタコさんの顔がとてもきれいなのはよくわかったよ。
過去ログを検索したところだと私がペンペンズを見たのは過去に2回で、2005年末と2006年秋だったみたいです。だからずいぶん久しぶりだー。そして毎回、思ったほど怖くなかったって言ってるみたいですね私。でも今回もそんな感じ、というか全然怖くはなかったな。すごい楽しそうにやってて、見てるほうも楽しかったです。まぁ、お客さんの中に入ってきたりしてたときにはやや引き気味になっちゃってたけどー(苦笑)、でも私のほうにはあんまり来なかったんだよ。
ギターがすごい!ていうのも毎回言ってるみたいですね、私。すごいです。そして結構好きです、あのギター。モタコさんとキララさんが演奏中ふざけ合ったりじゃれ合ったりしてるのも、見てて楽しかった。

その後の村八分の人のは見ないで、場内にいました。ステージの背景に映し出されてたこのイベントのロゴがすごいいい感じだったので、こっそり写真撮っちゃった…。あのロゴの入ったチラシが欲しかったよ。てかグッズ、Tシャツでもあったら買ってもいいくらいのいいデザインだったと思うなー。何もなかったけど。

そう、とにかくゆら帝だ!と思っていた(2回目)ので、出てきた時に、おお、そうかハッカだ!という感じで、そしたら一曲目にフリートーキングで意表をつかれたのでした。でもよく知った曲だからすぐノれた。これがオリジナル…!という感慨。そして続いて戒厳令ゲルニカの、…これはゲルニカの曲なのじゃないのかな?これもハッカが先にあってゲルニカでやってたの?わからないのだけど、とにかくバンドバージョンの戒厳令がカッコ良かったです。
しかし…、このバンドで純ちゃんが歌ってくれればいいのに、と思っちゃったのは…まぁ、仕方ないよね。純ちゃんファンだし、純ちゃんが歌ってるのを聴きなじんでるし。
その後にも「暗いところへ」とか「少年たち」とか知ってる曲がありました。ハッカの曲をハルメンズでカバーというのもあるわけですね。
後でサイトなどに出てたバンドの紹介文を読んで、いろいろと納得。なるほど。あのボーカルが久保田慎吾さんなのか。やっぱ最近再結成なのか。
見ながらずっと感じていたのは、30年ずっとやってるバンドだったらこうはならないよな、っていう何とも言えない違和感だったんですよ。別に悪い意味じゃないんだけど。でもすごく不思議な感じがした。
30年前のバンドをそのままやっている!ていう印象。それは曲がそのままで、音楽性としてポップで昔っぽいロックであるとか、歌ってる内容が若いとか、そういうことだけじゃなくて、全体的な雰囲気というかエネルギーというか、ノリというか、あるいはまたMCとか。まぁ主にはボーカルなので、久保田さんのキャラクターでもあるのかもしれないけど。でもメンバーみんな個性強そうでキャラがバラバラっぽい感じも、ある意味そのままっぽいなぁと。あとファンの歓声の上げ方も。私は30年前を知らないけど、きっとそんままなんだろうな、と思わされるものがあって。当時さぞやカッコ良かったのであろう、と思ったり。
でも30年間という時間の継続はそこにはなくて、全部すっとばしてまたもう一度やっている、という感じが、すごくしたのです。
だから、このメンバーのによるハッカとしての活動の期間はかなり短くて、それが去年再結成してこれが何回目かのライブだというのを見て、あーなるほどなー、と思ったのでした。
いや、わからないんですけどね。個人的にはそういう印象で解釈しました。
演奏がまた、個々人のキャリアの分だけ上手いというだけじゃなく、なんていうか、若い時の曲をそのままやって負けないだけどのエネルギーを出してる感じがあって、そこらへんがすごいなーと思ったりしました。いろんな意味で面白かった。

'78年結成。'79年、ライヴオムニバス『東京ニューウェイブ79』に参加。メンバー交替を繰り返しながら久保田慎吾(Vo)、上野耕路(Key)、鈴木智文(Gr)、泉水敏郎(Dr)を中心に活動。'80年に解散するものの、各メンバーはそれぞれのグループやソロ活動で日本のミュージックシーンに大きな足跡を残す。オリジナル音源は希少だが、後に「少年たち」「リズム運動」「キネマの夜」「ライフスタイル」「踊れない」「暗いところへ」「ナルシスティック」「メモアール」などの楽曲がハルメンズ戸川純によりカヴァー/レコーディングされている。'85〜'86年、初期デモテープがアルバム化されたことをきっかけに、沖山優司(B)を迎えて数回の再結成ライヴが実現。さらに'08年、関係の深かった伝説のニューウェイヴサロン“NYLON100%”の30周年イベントで再結成。これを機に完全復活を果たす。結成から30年の時を経て、ポップアヴァンギャルドと称される特異なサウンドスタイルはさらに加速度を増し時代に融合する。

  • FRICTION

初めて聴く。ベースとドラムの2ピース。だけど凄い怒涛の迫力。カッコ良かったです。
個人的な嗜好からは、たぶん長時間聴いたらちょっと飽きがくるかも、というのはあったんですが、でも全然、カッコ良かった。なんかセクシーな。オーケンの言う「子宮直撃」*1ってこういうのかなーと思ったり。近くにいたファンのお姉さんすごい興奮されてましたが、わからなくもないなと。
RECKさんは近くでよく見えたけど、中村達也氏はシンバルで顔が見えない位置でやや残念な。

*1:リンダリンダラバーソールの中でXについて書いてるところで出てくる言葉ですが。「女なら子宮直撃といったところか」