chocolate melts with music

行ったライブメモ

ゆらゆら

しすぎて大変だったりもしつつ、ライブはものすごく良くて、気持ちも良かったのであります。事前に飲んで酔ってたのもあったんですけど(生中2杯とフライドポテトと枝豆が夕飯、デザートにチュウハイってひどい)、最初から最後までずっと、ほとんど何も考えないで、ひたすら揺れて踊って頭振ってました。自然に体が動いて、出る所で自然に声が出てた。すごく気持ち良かった。でも帰ったら頭痛かったです(振りすぎ)。
ゆら帝ライブは3回目、うち野音が2回目。ちょっと幸福なことかも。やっぱり野音いいですよね。
野音は、職場が近いせいもあるんですが、来るといつも周りのビルの明かりがついてるところが気になります。休日なのに、ご苦労様、とか、なんとか。そして彼らにもこの音が届いたらいい、とか思ったりします(余計な世話、というか迷惑)。うちの会社にも聞こえてたらいいなぁ、とか思います。月曜日にまだ残響が残ってるくらいにさ。去年のシロップのときがそれで、野音からあふれていく音で、周りのビルも何もかも東京中世界中全部塗り換わっちゃえばいいと思ってました。
でも今回はね、そんなふうに会場の外にまでイメージを広げていけるようなものではなかったのです。野外の開放感は同じで、風も気持ちよくて、空に向かって開けているのに。広がりを感じないとか言うんじゃないんですよ。むしろ、世界にそれしか存在していないかのような感覚。ステージ上の三人が奏でる音、それだけが世界なんだ、みたいな。書くと大げさですけど、ほんとにそんな感じだった。すごかったんです。
そんなんで、しかし、こんだけ身を任せきっちゃったようなライブって久しぶりか、むしろ初めてくらいで。ああ、ゆら帝いいなー、ライブにハズレないなぁと思いました。安心して身を任せられます。セットリスト(id:e712s:20050904ご参照〜)も緩急のつけ方までばっちりだったし。
ただ1曲だけ…。私、ソフトに死んでいるがすごい好きなのですけど、何故かこの曲だけ、ライブで聴くと不完全燃焼になっちゃうんですよね。なんだろう、好きすぎるのかな…もっとイかせて〜みたいな感じで…。ってはしたない言い様ですね(笑)。
頭振っててあまりステージ見てなかったんですけど(前が背の高いお兄さんだったので諦め入ってたのもある)、坂本さんは相変わらず変でエロい動きで面白くて、でも跳ばなかったですよね。「どうも」くらいしか言わないですけど、最後に両手振って去ってくのはちょっとかわいい、とか思ってしまった。そして千代さんの立ち姿は遠目にカッコよかったです。ドラムスは、CDで聴いて認識してるよりもいっぱい叩いてる気がした。力強いし、音が多い。
ともかく、きっちり2時間、時間感覚もなくなるような、でも終わってみればあっという間のような、充実のライブでした。


そしてライブ後…人の減っていく夜の公園に居残っているのも楽しかったですよ。雨の気配を含みつつ、妙に明るい空とか…、何か秘めたような夏の終わり、なんつって。いろいろ思い出に残りそうです。虫刺されも残っちゃいましたけど(けっこう刺されてた)。