chocolate melts with music

行ったライブメモ

第2回 パンダ音楽祭@上野恩賜公園 野外ステージ(水上音楽堂)

第7回 パンダ音楽祭 - お弁当持って行こう。都会の音楽ピクニック。
ウェブのどこかで見掛けてなんか気になったパンダ音楽祭、お天気も良さそうだし水上音楽堂も一度行ってみたかったし、ということで直前にチケット買って行ってみました。安いし!(2000円)前日になって前売り券ソールドアウトしたそうで、その直前に。
当日は本当にお日柄も良く、ちょっと日に当たりすぎたらつらいかなーとも思ってたのですが、行ってみたら野外ステージだけどちゃんと屋根があって、気温も風も気持ちよく。持ち込んだ食べ物とお酒で飲み食いしながらまったりのんびり見られました。唯一あれだったのは、木製のベンチ席がけっこう固いということで、もしまた次回も行くことになったら座布団持参しようと思いました(笑)長丁場でかつ、あんまり立たないで座ったまま見てたから、お尻痛くなっちゃった。
13:00開場13:30開演で、ライブはギターパンダから。パンダの着ぐるみを着てギターを弾き語る。その着ぐるみ、しかし、前が見えないらしく、最初は司会の藤岡みなみさんに手を引かれて登場(笑)マイクとアンプのところまでくれば、そのまま弾き語りスタート。中の人はヤマカワノリヲさんとおっしゃるそうで、自己紹介の歌なども。で、そのまま演じきるのかと思いきや、中盤で「悲しいコーナー」として着ぐるみが剥がれていく。大きなパンダの頭を取ると、中から「ちっちゃいパンダが!」(笑)パンダ音楽祭のスタッフさんなどがかぶっていたパンダ帽子を、しかも何重にもかぶっていて「さらにちっちゃいパンダ!」ってやってた(笑)最終的にはおじさんが出てきて(若いのかと思ってたらベテランさんだった)「でもただのおじさんじゃなく、ロックンローラーなおじさんだ!」と、下の着ぐるみも脱ぐと水色の水玉模様のエルビス風衣装。「ちなみにこの衣装になると、ヤマカワノリヲでもギターパンダでもなく、カルピス・プレスリーというキャラクターです」だって。なかなか楽しいおじさんでした。歌ももちろん良かったですが、それよりなんかMCネタ的な印象が。最初のほうでは「イェー!」にお客さんが\イェー!/って返すと「いやいやこちらこそイェー!」って返して延々続くっていうのとか、「次で最後の曲です」っていうのに\えー/っていうと「六輔!あなたと私のコール&レスポンス、永六輔の完成にご協力ありがとうございます!」とか(笑)のっけからゆるくて笑える楽しいステージでした。
二番手にチャラン・ポ・ランタン。弾き語りオンリーの今日のステージには姉妹2人で登場。ももちゃんの抱えるブタさんにパンダ帽子がかぶせられてる。会場内を自由に駆け回る小さなお子様たちに、小春姉さんからツッコミが。「聴けよ!」(笑)あと前のギターパンダさんのネタを引き継いで、ちらっと「こちらこそイェー」もやってたような(笑)「初めて見る人が多いなら、いつもの調子でやらなくても良かった」などとも言いつつ、自己紹介的なトークから、ももちゃんの将来の夢は「幸せな家庭を築くこと」からの、今更惜しくなる。この歌なぁ、ちょっといろいろと刺さるというか、うっかりすると涙出そうになるよ…。アコーディオンと歌だけでも迫力ありますねぇ。ももちゃんの絶叫。ただ、最初はちょっと2人だけでステージが広いというか、お客さんとの距離が遠いというか、そこにちょっと不安?を感じたところもあったんだけど(後ろの方から見てたので特に)、途中おっぱいブギーでももちゃんがステージを下りて客席に乱入。前列のお客さんをいじったり、走ってきた子供を捕まえたりしながら2曲くらいそのまま歌ってて。なんかそんなふうにお客さんとの絡みが増えるほど楽しいなぁと感じるステージでした。最後はまた\えー!/「六輔!」もちゃっかりやってた(笑)楽しかった。またもっと近くで見たいなぁ。

その後には、ステージに座布団がおかれて、なんと音楽祭なのに落語。それもパンダ落語(笑)なにげに落語初体験だったな。やっぱりでもさすがの話術ですね。談志コールとか、落語と笑点の違いが分かるかとか、そんなところから前の出演者にもちらっと触れるまくら、そして主催者から無茶振りされた「パンダ落語」を逆手に取ったオチ。お見事でした。
さらに続いてはジョニー大蔵大臣の登場。私、《水中、それは苦しい》は一回しか見たことなかったよなぁ、それもけっこう前…。ということですごい久しぶりに聴いた「安めぐみの歌」相変わらずなんだなーとも思いましたけど、なんか久しぶりに聴いたら前より笑えた気が。その後も「まじんのおのようこ」とか「農業、校長、そして手品」とか「おっとオトタケ」とか立て続けで。なんだろうなぁ、笑いのセンス的に個人的にそこまでツボじゃないというか、何かもやっとするというか、面白いような面白くないような、とかって思うんだけど、でも歌ってるの聴いてると笑っちゃうんだな。なんかもう、酔いも手伝ってか、笑いすぎて涙出た。あー。あと、何かで意外とけっこう年だなぁと思った気がしたけど、よく考えたら前に見たのがほんとにかなり前なので、そりゃ年取るんだわってことでした…。ともかく面白かったです。
その後に平賀さち枝さん。一転して静かで穏やかなギター弾き語りに。恋の歌も多かったりで、なんかここまでで一番シンプルでストレートな歌もの。しっとりゆるゆる。ファンとのやりとりも良かった。\えー/に「六輔」はなかった(キャラじゃないでしょ・笑)
それから、モノマネ芸人さんのショーがあって、これもなかなか面白かったけど、ポップス疎すぎて分からなかったりもするのよな(笑)まぁだいたい笑えましたけどね。そしてここまで見て私は次のライブへ移動したのでした。そうハシゴ。曽我部さんも見たかったけどねぇ。
ゆるく自由な雰囲気が最高な、いいイベントでした。チケット安すぎるし!