chocolate melts with music

行ったライブメモ

オーケン&エディ22周年おめでとう!行ってきました!いつもながら楽しかった!たくさん笑った。
オーケンブログにセットリストが写真で出てましたねー(ボースカだけ手書きなのが気になる)。けどそれにちょっと加えて書いてみる。

  1. あのさぁ(オーケン弾き語り)

さらにつづき、書いたよ。
前回、前々回、このメンバーでのライブがほぼ特撮でしたので、今日も特撮!特撮!てな気分で揚々と乗り込みますLOFT。開演待ちの間、スクリーンには何故かスタートレックが上映され。これ絶対オーケンの好みだよね…、と見ているとちょうど開演時間ごろにぴったりとエンドロールになったのでした。そして暗転しSE始まり、血気盛んなファンがぐわっと前へ押しだし、幕が開いてウォーっと盛り上がるところへ、
オーケンが一人で出てくる。あれ?
で、なんか喋りだす。まぁまぁ、どうもどうも、みたいな感じで。え?と気勢をそがれるお客さんたち。
「いつもはこう、出てきていきなりウォーって曲を2曲くらいやって、それから喋るんだけど、あれけっこう緊張するんだよね〜。だから今日くらいは最初に喋らせてよ。まず気心を通じ合わせてからさ〜」とか。22年もやっててか!って野次飛んでた(笑)。
筋少や特撮でのあれは、けっこうキャラを作ってるんだよ。今日は素のオーケンでやるから。素のオーケンは、けっこう普通で、内気で、こんなもんですよ」とか「さっきのスタートレック見た?すごかったでしょ。まさかあんなオチとは…。あの怪獣はゴーンって言うんだよ」とか「今日はライブやるつもりだったけどやめよう。このままのほほん学校だ。バカ映像流して、いろいろゲストが出てきて、最後にチエさんが出てきて気持ちよく歌って、とか、そういういつもの感じだ」とか、けっこう長く喋ってた。
そして「最近ギターを始めてね。今日はちょっと、弾いてみようか」と。まさかのオーケン弾き語りからスタートですよ。ギターストラップをかけてもらって、座らないと弾けないんだと椅子に座って(なのでほとんど見えなくなったけど)、コードをジャンと鳴らしただけで、おおっとどよめき。「いや、俺22年もミュージシャンをやってるんだよ、このくらいでそんな…」って言ってたけど(笑)。曲は、あのさぁ。アコースティックとか近頃行ってないので久しぶりに聴いたと思う。歌はいいなぁと思った。ギターは、うん、弾けてたよ。あの、筋少のときは全然ふざけた感じでしかやってなくて、橘高さんに「本当はもっと弾けるよね」って言われてたけど、ああ確かに弾けるんだな、と。まぁ、それだけのレベルだけどね(ってえらそうに言うわけじゃないけど、なんていうかミュージシャン、ギタリストというレベルの上手さはないよ、という意味で)。
しかし終わると「やっぱり楽器を弾けない人間がやるとこんなもんでダメだ。楽器の弾ける人を呼ぼう。楽器の弾ける人たちを呼びたいかと問うならば!」問うならば!「呼びたいですよね!」と、いつもの調子に戻り、ここでようやくメンバーの登場。そして改めてウォーっと盛り上がる曲、キャラメルへ!やっぱり特撮だー!焦らされた分まで激しくなる前列。最初からオイオイ言いながら。特撮はけっこう背の高い男子が前のほうで暴れる*1ので、そのちょっと後ろでやっぱり跳ねてました。
で、あんまりステージ見えなかったんだけど、このときはまだエディがいなかったのですね。オーケンが「エディがいない!」と言ってみんなでエディコール!声援のなかあわられるエディ、オールバック!かっこいい、ってか、かなりカタギじゃない人です(笑)。後で「今日はスタイリストさんが付いてくれたんだ」と言ってました。そしてピアノが加わっての次の曲はヤンガリー!これはエディ曲だよね。縦ノリ続きでコールも盛り上がる。
と、激しいのを2曲やったところでいつものMC、改めて。
さっきのスタートレックの話をエディにも振る。楽屋でも見ていて盛り上がったらしい。客席ではそうでもなかったみたいで残念そうなオーケン。エディは、怪獣のゴーンが「うちの犬みたいでかわいい」と言ってました。お客さんは待ってる間ずっと立ってて大変でしょう、どうやって立ってるの?という話もあった。どうやってと言われても、普通に…(笑)。
それから、次の曲に行くためのタイトルコールを、ドラムの原さんにやってもらおうという話に。どうもそういうシャウトが苦手らしく、名古屋でも空想ルンバをコールしてもらったけど、お客さんに「え〜?」と言われたとか…(笑)。それでまずちょっと練習を始める原さん。次の曲はピアノ・デス・ピアノということで、まず「ピ」の出し方を。で、オーケンが「そう、最初が大事だ。高めに出すんだ」とか「ピ、だけじゃんくてピアぐらいまで一気に言っちゃう感じで」とかアドバイスを始め、「やさしく言っちゃダメだから、怖い感じで」「顔も作るんだ」と、お手本をやりだすんだけど、だんだん変顔コンテストみたいに(笑)。で、「素のオーケンはダメだな、たちが悪いな」とか自分で言ってた。
そうして原さんの精一杯の「ピアノ・デス・ピアノー!」のシャウトから曲へ。恒例のコール&レスポンスも入れつつ、ドラムイントロはそんなに長くなりすぎなかった。また竜さんが一緒に歌ってました。続けて軸ブレ。またボースカ声で全部歌うオーケン。そしてパティ・サワディ。これいい曲だよね〜。「だから今が最高と〜!」のところとかもみんなで叫んでて楽しかった。
そしてまたMC。22周年記念ツアーということで大阪、名古屋と回ってきた、名古屋での打ち上げの話。お店が何階だか上のほうで、でも階段でしか行けなくて、ライブやった後にひーひーいいながら階段上がった(お客さんを立ちっぱなしで待たせている怨念がきたか?)。そして席についてまず一杯、オーケンは飲んでしまったのだけど(本当はビールは通風によくない)、エディは最初の注文に卵かけご飯を頼んだんだって。エディ曰く「だっておなかすいたんだよ」。で、すぐ食べてしまって、他の注文の料理とかがまだこないのでもう一杯頼んだんだって。そしたらそれで満腹になって終わってしまったとか…(笑)。オーケンはその、いきなり卵かけご飯2杯にかなりびっくりしたらしい。エディはお酒飲まないんだね。それでオーケンもそんなに飲んじゃいけないし、最初は打ち上げをファミレスでやろうということになって、エディがオーケンに割引券をあげたのだけど、結局居酒屋で、「あの割引券返してよー」とかいうところから、打ち上げはお金がかかるという話になり。オーケン「昔は会社とか事務所とかが全部出してくれたからそういうものかと気にしていなかったけど、自主興行でやるようになってからびっくりした。だからライブっていうのは、チケットが売れてグッズが8割方売れてやっとトントンなんだよ。(お客さんからえ〜の声)いや、だから、名古屋でも俺は食べたかったチーズ春巻をあきらめたんだよ」などと言うのに、エディが「打ち上げっていうのは、スタッフさんとかいろいろみんなに感謝するためにやるんだから(ケチるなよ、というニュアンス)」とたしなめるのに、客席からも拍手。オーケンがあわてて「いや、違う、俺はお金になんか全然こだわってないんだ、けど、みんなも自主興行してみればわかるよ!」と言うと、エディも「俺だって自主興行でピアノソロとかやってるけど、ライブは赤字でもいいんだよ。ピアノが弾けて、それでみんながCDとか少し買ってくれれば」と言い、さらにエディに拍手喝采。オーケン「でもマドンナだってCDが売れなくてライブで稼いでいる時代なんだよ」エディ「そりゃマドンナみたいな生活してればそういうことが必要だろうけど、俺みたいに質素に暮らしてればいいんだよ、儲からなくたって」というのでますますエディに賞賛が集まり、エディコールが始まる場内。オーケンは「違うんだ、おかしい、22周年を祝ってもらうはずなのに、何で俺が断罪されてるみたいなことになるんだー」(笑)
沸き起こるエディコールで騒然となる中でオーケンが急に「原君ここで『静かにしろよ!』って言ってよ」と無茶振りして、もう一回盛り上げて騒がしくして、その中で「ちょ、ちょっと、静かにしてくださいー」とか後ろのほうで言ってる原さん。「そんな後ろでぼそぼそ言ったって聞こえないよ!」なんていう一幕も。今日は原さんがおいしい(笑)。
という流れから「竜さん助けて!」と今度は竜さんに話を振るも、「食べ物はケチっちゃいけないよ」と言われ撃沈。そういう竜さんについて「この人なんか、エビフライにタルタルソース付けるんだよ、子供のころから!家族でリオのカーニバルの人たち見て『あの人たちはお金がないから裸で踊ってるんだ』とか言ってたんだぞ!」と言い始めるが、竜さんが「それの何が悪い!」と開き直って言ったらやっぱり竜さんに拍手が。落ち込むオーケン「おかしい、流れがおかしい…」
で、もう一度竜さんに「何か俺のいいところ言ってよ」というと、竜さん「えーっと…、背が高い」(笑)いや、ライブハウスでは大事だけどね、背が高いからオーケンだけは何とか見えるからね。そしてガックリしつつも「背が高いと言えば、阿部寛さんの家族はみんな背が低くて、家族中で阿部さんだけがあんなに大きいんだって。知ってた?ここで原君、『大槻さん物知りですね』とか言ってよ」と言うと、原さんが「それ、俺も知ってました」(笑)
とことん流れがオーケンに悪い、最後の頼み綱でバーニーさんに「何かいいところ言ってくださいよー」と言うと、「無趣味だけど他趣味なところ?」と、やっとそれらしい反応?「そう、最近趣味でギターやってるんで、バーニーさん教えてくださいよー」と言うと、バーニーさんが「いいよー、でもお金取るよ」と言ったので、「流れがバーニーさんに行った!」(笑)
いやホントにここのトークタイム楽しかったー。笑いの神様降りてた、お笑いじゃないけど(笑)。散々盛り上がって笑った後、また次の曲へ行くのに原さんのコール。名古屋でえ〜っと言われた空想ルンバ。また練習して、「じゃあ、いきますよ!いきますよ!…空想、ルンバ!」ってなんかやっぱりかわいい感じだった(笑)。間を切って言うのがいけないのかな?歌は竜さんがコーラス入れてたけど、お客さんも合唱してた。
それから久しぶりにやる特撮の名曲、ということでゼルダフィッツジェラルド。そして企画物AVの女。間奏ではまたギター、ピアノ、ベース、ドラムの順でソロを披露。ベースかっこよかったなー。その間にオーケンはちょっと衣装替え。頭くらいしか見えなかったのでよくわからないけど、最初は筋少のタオルを頭に巻いてたのが、ここで特撮のに変えてたのかな?
そしてちょっとMC。特撮、やっぱりいい曲あるよね、と。「ゼルダは久しぶりにやったけど、やっぱりいいよー、特撮でもあまりやってなかったけど」とオーケンが言うと、エディが「そうだね、でも特撮でやってたときより今のほうが歌うまいよ、上手くなったよね」と言う。「そう?実はヤマハで習ってるんだよ」(笑)
あと企画物についても、「これもとても好きな曲なんだけど、この中ではビデオからDVDへ変わろうという頃で、もう今や通じなくなってきて。そのうち意味がわからない曲になってしまうんじゃないか、ポケベルが鳴らなくて見たいな感じで」なんて話。
それから「特撮のすばらしいバラード」ということで、竜さんの名曲Sweets。うっとり系。聴きながら、ああたしかに上手くなってるのかも、と。いや、特撮の頃から上手かったですけどね(初期筋少や空バカだったら下手って言う)。
静かめのセクションが終わり、怒涛の後半戦へ。三度、原さんのコールを!次はジェロニモだ!今度はお客さんもみんなでコールしよう、ということになり、また練習。竜さんにもやってもらい、迫力のシャウト。で、続いて原さんもやってみたら、やっぱりなんかかわいらしくて客席から「え〜?」が(笑)。「人には得意不得意があるんだよ!」っていうオーケン、自分で振ったくせに(笑)。それから、せーのでみんなでコールしていこうってことになったのだけど、原さんが「ちょっと待ってください、じゃあ、せーの、ジェロニモー!っていったら俺が、トコトコトン、ってことですか?」と確認を…。オーケン「原君、君ね、特撮の中でも一番ハードな怖い曲の、その最初のドラムを…、トコトコトンって!」原さんかわいすぎ!(爆笑)じゃあもういこうって言うんだけど「もうそうとしか聞こえないよ!」「もういいや、ドラムは『トコトコトン』、ライブはトントンだ」とうまいこと?まとめて、いざ全員でコール!ジェロニモー!!トコトコトン、確かに聞こえる(笑)
とまぁ、入りはのほほんですが、曲は盛り上がりますよ。アイヤイヤイヤ!モヒカン!間奏ではウォーオオーオオーオオーの合唱。続く曲はカーネーション・リインカーネーション。腕痛くなるのが続きます(笑)。そしてバーバレラ。終盤のイメージ強いですね。やっぱ特撮好き!その後は絶望少女曲で、さよなら絶望先生。キラキラで明るく終わるのかと思いきや、本編ラストにテレパシー。ここできたかー。聴きたかったので嬉しかった!しっとり、じっくり歌を聴いて終わるのもいいね。

アンコールでは、まずエディが一人で登場。ツアー各地でピアノソロをやって、大阪では生ピアノがあったので聞かせる系の曲を…何をやったって言ったんだっけ…?忘れてしまった(汗)。名古屋ではどうしよかなーと思ってたらお客さんから大江戸捜査網!ってリクエストがあったんでそれをやったと。で、今日は、ショパントリビュートに参加したという告知も兼ねて、ショパンを。トリビュートアルバムの最初に入ってる曲ですね。電子ピアノなのでちょっと音は割れたりしましたが、迫力の演奏。短い曲ですけどね。「電子ピアノだとどうしてもこうなってしまうので、5月30日に公園通りクラッシックスでやりますので、是非生ピアノで聴きに来てください」とのことでした。
それで、他のメンバーが出てくるはずが、なかなか来ず。「大江戸捜査網やって!」というリクエストも飛んでたんですが(やってほしかったね!)。ちょっと待たせて出てくるオーケンたち。「いや、もう出ていいものかどうか分からなくて…」「58秒で終わるからすぐ来てって言ったじゃん」
そしてバンドでのアンコール1曲目は、もう一つ特撮のバラードでロコ思うままに。先日小説も文庫で読んだところでもあり、歌詞が響くな。最近この歌も好きになってきたかも。
それから、ちょっとまたギターを弾きたいと言うオーケン。何弾こうかな、というと香奈!とリクエストの声があり。「香奈、あれ難しいんだよー、おいちゃんの曲はみんな難しいんだよなー」と言いながら、ちょっとだけ弾こうとしたけどすぐ止めて。「俺の曲は簡単なんだよー」と弾き始め歌いだしたのが「♪やってんだか分からない美術館〜」って、ああなつかしい!それからGuruもリクエストがあったかで、さわりをちょっとだけ。ギターわかんないけど、なんかコード進行の感じとかちょっと似てるのかも、この2曲?そして最終的に弾き語りしたのがオンリーユー。ちょっとテンポ早目だったかな。ややおぼつかない所があったり、弾きながらだと歌が多少おろそかになる感じもあったり、歌詞が変わんなかったりしたけど、3番まで歌う。途中でブルースハープが加わったんだけど、吹いてたのは竜さんかな?
しかし弾き終わるとやっぱりダメだというふうにぼやきつつギターを置き、代わりに手に取ったのがボースカ人形。そして始まるピアノのイントロ。「オレ、オーケン。どうして、もっと人の心を動かすようなギターが弾けないんだろう。つらいなー」「ボクが代わりに弾いてあげるよー」という入りで文豪ボースカ。そういう振りか!
そしてラストは、やっぱりこれがないと!のアベルカイン!猫犬の振りと、最後は総括で締め。
あーやっぱり特撮楽しい!筋少もいいけど特撮もね!(毎回言ってる)いい曲多いんだから、10周年なんだから、やろうよ!ナッキーと有松さんもどうにか捕まえて!
っていうかナッキー何やってるんだよナッキー。バーニーさんももちろんいいけれども、やっぱりナッキーとはタイプが違うギタリストと思うので、ナッキーじゃないとAgitatorの曲、人狼天使とか殺神とか、やらないじゃないかー。その辺も聴きたいよー。と、どうしても思ってしまいますが(これも毎回言ってる気がする)。
とはいえ、こうして特撮曲が聴ける機会があって嬉しいよ。また是非やって欲しいものです。

*1:それが悪いという意味ではなくて