chocolate melts with music

行ったライブメモ

「大友良英 音楽と美術のあいだ」展@ICC quartets live

chocochocochip+melt2015-02-20

quartets(大友良英石川高Sachiko Mジム・オルーク山本精一

音楽と美術のあいだ
展示のインスタレーション作品を見てから、関連イベントであるライブを見たのです。展示作品とライブとが同じ名前。即興演奏だしメンバーも重なりつつ違うんだけど、音楽自体はまぁ似た感じのものではある。だけど、「美術」であるインスタレーション作品と「音楽」であるライブは全然違う。演奏の方法、表現の方法論が違うのはもちろん、私自身、受け手として構えが全然違う、ということが、ライブを見ていたら自分の中ではっきりと分かった。個人的には美術、特に現代アートと言われるようなものって、どうも「これは何だ?何をしようとしているんだ?何を意図しているんだ?」というような構えで見にいっているみたい。音楽はもっと、何も考えないで素直に受け取る、ただ体験する、っていうものな気がする。
展示の最後にいろいろな人が音楽と美術のあいだについての考えを書いていたなかに、音楽は人間を表現し美術は社会を表現する、というふうな言葉があったけど、読んだときはピンとこなかったけどライブ見ているうちに少し分かるような気がしてきた。