chocolate melts with music

行ったライブメモ

新春シャンソンショウ2015

chocochocochip+melt2015-01-20

出演:ダイアモンド✡ユカイ / 大槻ケンヂ (筋肉少女帯・特撮) / KAMIJO (Versailles) / 黒色すみれ / チャラン・ポ・ランタン / ソワレ / かや

演奏:『おおくぼけいと薔薇色シャンソン楽団』
キーボード:おおくぼけい(TheCAPTAINS/アーバンギャルド
ヴァイオリン:カジカ
チェロ:中林成爾
ベース:うのしょうじ
ドラム:中島肇

ゲストギタリスト:犬神情次2号(犬神サアカス團)
ゲストコーラス:アナベル

司会 : 山田広野
新春シャンソンショウ最後の出演者発表! | シャンソン歌手かやオフィシャルサイト

イベントは今年で8回目を迎えるそうです。昨年、オーケンが出演して、チャランポも出ていて、興味はあったけど行けなかった。オーケンが今年も出るという、黒色すみれも出るという、そして最後に決まった第三弾出演者にチャラン・ポ・ランタンきた!ということで行ってみました。
オーガナイザーのソワレさんはネオシャンソン歌手、新宿ゴールデン街『ソワレ』のオーナーでもあるとのこと。そしてもう一人のオーガナイザーかやさんは元々はヴィジュアル系バンドのボーカルで、シャンソン歌手としても活動しているそう。なるほどそれでこういうメンツに仕上がると…思って良いのか、ともかく客席のほうは半分V系の雰囲気だったような。かやさんへの声援はそっちのノリでしたね。O-Eastの一階が椅子席で、二階はテーブル席(お弁当付きだったみたい)。入り口で曲順の載ったプログラムが配られ、パンフレットも販売、というライブよりコンサートと呼びたい形でした。
司会は活弁映画監督の山田広野さん、8年ずっと務めているそうですが「毎年シャンソンについては勉強です」なんて言って、ソワレさんに「全然覚えてくれない」と言われてました。そういう狙いかもしれないけど解説がわりとテキトーな感じもあって、むしろそれが門外漢にもやさしい雰囲気にもつながってたように思います。歌われた曲にも、ほんとは(がついたりつかなかったり)シャンソンじゃないものがかなり含まれているなど間口が広い。まぁそもそも出演者からして、ですね。でもってとっても濃い(笑)。楽しかったです♪

  1. 『パリメドレー』
    パリの空の下〜巴里祭〜パリ、変わらぬパリ〜サ・セ・パリ〜パリ野郎

プログラムより

シャンソンについては全然知らないのだけど、それでもなんとなく聞き覚えのある有名な曲も多く。どの出演者さんも歌の表現力がすごくて引き込まれた。いわゆる歌唱力だけじゃなく台詞っぽいところの表現も含めて。シャンソンってそういうジャンルなのかな?とかって思った初シャンソン体験でした。「歌に人生が表れる」とかって言われるのも分かる感じがした。これだけ「歌い上げる」ステージも普段そんなに見てないので、なんかすごかった。
黒色すみれ、やっと見られた!チャランポと、衣装が大きな女性二人組が二組、並ぶとほんとに華やか。「普段はシャンソンっぽいオリジナルを歌っています」というふうに言ってたけど、シャンソンショーのステージでも世界観のあるアレンジが効いていて素敵でした。オリジナルのほうのライブも見てみたいなぁ…
一部のトリにダイアモンドユカイさん。初登場、出演のきっかけはやはりオーケンつながりだったみたいで。「俺にとってのシャンソン」ということで一番自由な選曲だったみたいです。シャンソンじゃない歌も堂々と歌って、マイクスタンド回してて、やっぱりロックで格好良かった。最後のマイウェイ(これはシャンソン)が一番良かったなー。そして、最後にステージから水撒いてた!シャンソンなのに!椅子席なのに!(笑)
二部は、幕が開いたらチャラン・ポ・ランタンの世界。2曲目の「人生は過ぎゆく」、ももちゃんの圧巻の表現力で会場が呑まれたようになってた。すごい情念の歌だし。終わってから小春ちゃんが「びっくりさせちゃったかな?女って、怖いですねー」。最後は愛の讃歌で、やっぱりももちゃんが客席に下りてきて、空いてた椅子の上に立ってバランスとりながら回ってみたりしながら歌ってた。来月には同じこの会場でワンマンですよ。

トリに登場はオーケン!衣装は血塗れ白スーツで。1曲目はこれですね。なんか間奏で急に片言言い出して何かと思ってたんだけど真似だったのか(笑)

「去年出させてもらって、愛の讃歌ジョイサウンドで歌い込んで出たんだけど、歌ったらすごく気持ちよかったので、去年の筋肉少女帯のアルバムにもカバーを入れて今も歌いまくってます」みたいなこと言って。「なので次の曲も、今年の筋肉少女帯のアルバムに入るんじゃないか」と言って歌ったのがエマニエル夫人(日本語詞)…それは!サンダーユーでうっちーが歌うやつじゃないですか!真似っこか!内田くん大好きか!(笑)歌詞がわからないところはエマニュエ〜ル♪でごまかすのもうっちー譲り。ていうか今度の電車とサンダーユーの対バンのときにうっちーは文句を言っても良いんじゃないかな(笑)すごいいやらし〜い歌い方で、途中から腰をぐるぐる回しだして、どんどん大きく回しておかしなことになってた。「アルバムに入れますよ。夏フェスで歌いたいですね、絶対歌う」そうです。個人的にはうっちーボーカルのほうがいいな…(笑)
最後は去年に続いての愛の讃歌、「チャラン・ポ・ランタンさんと曲かぶってるけど!」。でも堂々と気持ちよさそうに歌ってた。ドヤ顔で。格好良かった。やっぱり歌う人で全然違うもの。最近筋少VerとチャランポVerで愛の讃歌よく聴いてて、歌うと気持ちいいんだろうなぁって思う。ちょっとカラオケしてみたい…

最後は出演者全員とお客さんも一緒に歌って(プログラムの裏に歌詞がついてる)大団円でした。アンコールで一応幕が開いたんだけど、真ん中にいたユカイさんとオーケンがちょっと喋って「ゲラッチェ」とかやって、それで終わりだった。いいのかその二人で締めて(笑)