chocolate melts with music

行ったライブメモ

おもしろ三国志ライブ@三国志フェス2013 夜の三国志フェス

昼間のイベントからライブハウスに場所を移しての、夜の三国志フェス。中華街でご飯食べてから遅れて会場の7th Avenueへ。入ったら後ろまで結構な人だった。
夜の部の最後を飾るのが、“三国志とテクノの融合をはかる”おもしろ三国志のライブ。一回見てみたいと思ってたけど、それを三国志イベントで見られて良かった。なんといってもお客さんがみんな三国志ファン。説明なくてもみんな分かる。MCでも、いつもアウェーで戦ってるときは一曲ごとに「次の曲は、昔中国に曹操劉備という人がいて、この二人は三国志の主人公格なんだけど、二人が天下の英雄は誰かを論じるっていう、BLっぽい歌です」とかって説明しながらやるんだけど、今日は何もなしに続けて6曲もやってしまった、みたいなこと言ってた。やっぱり切れ目なしにやってくれたほうが盛り上がる音楽だしさ。
曲順も基本的には時系列になってたのかな。最初にアニメ最強英傑伝 三国演義の主題歌カバー、それから、黄巾賊の歌「Yellow Warriors」、呂伯奢の歌「呂伯奢」、董卓の歌「酒池肉林」、董卓を討ちたい人の歌「董卓討つべし」、BLの歌(笑)「You & I」(以上はMC内での説明付き)、それから、長板坡の趙雲の歌「奥方様」、赤壁で「東南の風」、で、周瑜の「ヴィ周郎」、最後に横光アニメの主題歌だった「時の河」のカバー。
内容はだいたい三国志演義の物語に沿ったもので、歌というかセリフをテクノの上に載せてる感じ。テクノだから?ループ的な連呼が多くなるんだけど、それが結構楽しい。董卓討つべしはみんなで叫べるし。個人的には特に、曹操が主役になってる歌がいいと思う。たぶん本人も曹操ファンだよなぁ。呂伯奢とか、You & Iとか。その連呼するところが、曹操のキャラクターの俺様、俺が俺が、なところを強調する感じになって可笑しいんだよね。「俺が俺が俺が俺が俺が天下に背こうとも 天下の人間が俺に背くことは許さん」とか「お主とか、この曹操だ!」も曹操のほうばっかり連呼してだいぶん比重がおかしくなってるのとか(笑)。そしてこれがライブだと、機械のループじゃなく本当に連呼叫んでるからいいなぁと。
ヴィ周郎は、「昨今の三国志事情の、ヴィジュアル系にされすぎ、特に呉がやられやすい」ところからできた曲で、ヴィジュアル系っぽい曲調(ていうか替え歌?)で、ノースリーブの周瑜が歌ってた。周瑜だからね、と思ったらやっぱり、最後は孔明からのお手紙読んで血を吐くっていう。こういうのも三国志知らなきゃ面白くないよなぁ。
ライブが楽しかったので勢いでCD買っちゃった。千円だし。でもやっぱりこれはライブが楽しいんだと思う。それもなるべく前のほうで見るのが。呂伯奢で斬りかかられたり、「お主」に選ばれたり、東南の風浴びたり、そういう客いじり的なのに、直接絡まれるか少なくともそれが見える場所にはいないと。小道具もいろいろ凝ってるし。
そしてやっぱり、ライブが三国志イベント絡みで、客も三国志ファンなのがやっぱり最高だと思うわ。