クラムボンの対バンシリーズ、最終日にもう一度。対バンはsalyu x salyu。
前週に野音で見たばかり*1でしたが、また全く違う雰囲気の会場で見ることができました。グローブ座の客席は見える限りは全員着席でしんと聞き入っていました。なんかそれが本来の姿かなという気もしました（野音は騒がしかった・笑）。シスターズは今日は4人勢揃いで、衣装も白一色のドレープのきいた古代ギリシャ風のワンピースで。すごく舞台映えしていて良かったです。音響もいいし、照明もきれいで映えていて。なんかもう、収録のスタジオライブ、テレビで見てるみたいな感じだった。バックの豪華さもそんな感じをさせるような。そこに立ち現れる世界にただただ見入って聞き入っていました。
セットリストは前週の野音のときとだいたい同じような流れだったと思うけど、正確には分からないです。最後の曲（これは野音ではやってなかった）でシスターズ4人がそれまでの立ち位置を離れて、4人寄り添うようにして歌っていたのがなんだか暖かな感じで良かった。
続いてクラムボン。こちらはみんな立ち上がって。salyu x salyuは舞台に似合うという感じだったけど、クラムボンはどちらかというとハコを自分たちの空間にしてしまうという感じかな。場所の個性ももちろんあるし、それもすごく生かしながら、でもどこであってもやっぱりクラムボンの場所になってしまう、みたいな。
クラムボンとSalyuとの出会いは2年前、クラムボンのドコガイイデスカツアーの福岡百年蔵でのライブにSalyuが、Salyu企画のイベントでの共演を申し込みに訪ねてきたのだそう。それでせっかくだからと、その日のライブにゲストで出てもらって、初対面ですぐ共演したとか。素敵。郁子ちゃんは「今日はバンドとして呼びました」と何回か言ってましたね。「あんな、他の誰にもできない音楽」と。ミトさんは、「今期アニメ『悪の華』のED音楽はASA-CHANGさん、『攻殻機動隊』新作のEDはSalyu x Salyuで、音楽は小山田圭吾さんですよ、なんて俺得！」とアニメファンとしての喜びを語ってました。
クラムボンのほうのセットも、2日目と流れは似てたかな。波よせてが良かった。4 Daysの合間に木曽でTAICOCLUB'13ってフェスにも参加してきていたクラムボン、そこでも合唱になった曲、と言ってました。DESIREは今日も楽しく。幸せ願う彼方からはすごく沁みたし、そこからバイタル〜KANADEって流れはやっぱり最高。だけどやっぱり、短いよ！またさらに短かったような気さえするよ！
その分アンコールセッション多めだったわけですけど。そしてそれもスペシャルで大変良かったのです。
まずはシスターズとクラムボンで、salyu x salyuのHostile To Me、静かで緊張感のある曲。それからクラムボンのFolklore。これはSalyuとクラムボンが出会って最初に一緒にやった曲だそう。それぞれの曲で、やっぱり、郁子ちゃんとSalyuのそれぞれの声の良さが引き立つなぁと思ったり。お互いにコーラスで参加ももちろん。そして最後はsalyu x salyuのバンドメンバーも全員加わって。2日目のOKAMMOTO'Sとの対バンではドラム1台だったけど、今日は大ちゃんとASA-CHANGとのツイン。豪華セッションでアホイ！を。しっとりしながらも明るさにあふれて、この対バンにふさわしい1曲でした。
最後にまたクラムボンの3人で1曲。まだ今回のシリーズでやっていなかったという便箋歌を。
4日のうちの2日行って、全然違う雰囲気ながらどちらも良かったし楽しかった！またやりたいという話もあったので、また是非いろんな組み合わせを楽しみにしたいです。
クラムボンセットリスト：
- GOOD TIME MUSIC
