chocolate melts with music

行ったライブメモ

J-WAVE 「THE KINGS PLACE」 LIVE vol.1
クリープハイプPeople In The BoxNothing’s Carved In Stone

J-WAVEの深夜ラジオ「THE KINGS PLACE」の初のライブイベント。平日深夜2時からなので一般的勤め人はほぼ聴けないんですけれども。楽しそうな番組ですよね。月曜クリープハイプ、火曜People、水曜androp、木曜がNCIS。うちandropさんはツアー中で都合つかず、ということで合間にビデオメッセージとライブ映像がありました。
トップがピープル。会場入ってステージ見たらドラムが上手にあったので分かり、へぇトップかぁとか思ったんですけど、最後まで見てから改めてふと考えたらトップで妥当だった、ノリ的に(笑)。前方までみんな、ちょっと揺れるくらいで基本棒立ちだもの。決してピープルの客が少なかったとかそういうことではなく(ワンマンでもそんなに動かないものね)、盛り上がるというよりはじっと聴かされてしまう音楽なので。それがまた最近は本当に凄みが増しているなと。波多野くんの歌詞も最近のは特に何か底知れない怖さがあって。甘く見せかけて切れ味鋭い歌。11月に出る新譜「Ave Materia」からの新曲2曲、「市場」はたぶん初めて聴いたと思うけど、最後に「清潔な洗面台を血液が流れる」とかって繰り返していて、赤い照明とあいまってゾクゾクした。ピープルさんの新曲を聴くのは緊張するな。そこが良いのですが。そんな緊張の後にもダイゴマンコーナーはちゃんと入って、「アヴェ・マテーリア!」を元気いっぱいに叫ばされたりしましたけども、そのあと「ぶっ殺しに行きますんでよろしく!」からの終盤、2曲だけど、いつもながら本当にぶっ殺されそうな叩き込みぶりに痺れました。格好良かった。最後、ギターとベースとがドラムに寄って行って、軽くジャンプしてダーン!とあわせたところも良かった。
残響以外の対バンでピープル見るのってけっこう久しぶりだったかな。アウェーなわけじゃないけど、ホームとはやっぱりちょっと違う緊張感もあったのかも。
セットリストは番組のオフィシャルブログにありました。

People In The Box
1. 親愛なるニュートン街の
2. 市民
3. ニムロッド
4. 市場
5. ダンス、ダンス、ダンス
6. 天使の胃袋
7. 旧市街

あとの2バンドの分も載っていますよ。

2番手がNCIS。名前しか知らなくて。出てきてまず男臭いなと思って(笑)、ボーカルは知らない人で、始まったら演奏上手くてカッコよくて、エルレとかテナーみたいだなと思ってたら、そういうメンバーだったんですね(ギターがエルレでベースがテナー)。ベースが好み!と思ったら、ひなっちだったのね、そらカッコいいわ、みたいな。かなり久しぶりに見たんだな。すごい盛り上がってダイバーもごろごろしてた。

トリがクリープハイプ。人気出てるのねぇ。
アルバム一枚だけ借りて聴いて、でもボーカルの声質がちょっと苦手であんまり聴いてない。そこが大丈夫だったらもうちょっと聴くんだけど。慣れなのかもしれないけどなぁとも思いつつ、なかなか。ライブだとわりと大丈夫だったけど。っていうか、話すときの声は普通に低いのね。当たり前か。ライブ自体も、もっとしっとり系をイメージしてたけど、思ったよりアップテンポで縦ノリというか、盛り上がってた。
本編最後のHE IS MINEが、何かで見たときにすごく頭についたのがアルバム聴いてみるきっかけにもなった曲だったんですが、その一番の盛り上がりどころ、客に「セックスしよう」を言わせるところで、「今日はラジオのイベントなんで、オンエアされたいんで、お前ら絶対言うなよ」と言ってから始めて、まぁもちろん大合唱で返すよね、ってところが楽しかったです。お約束。あと、アンコールで出てきたときに「同じような、ちょっとエロいこと合唱するようなバンドが出てきても、そっち行かないでね」と言っていた。なんかずっと、前見たの何のときだっけ?それともスペシャのライブ映像見ただけなんだっけ?とか思いながら見てたんだけど、それを聞いたら、そうだ心響で見たんだ、前は「どうせplentyみたいだと思ってるんだろ」とかって言ってたんだ、と急に思い出した(笑)。


三者三様ながら、全体に若々しくて楽しかったな。お客さんも若いしなー。