ちょうど一年前のミドリ解散（もう一年？まだ一年？）から復活のまりこ嬢。白いふんわりワンピースに、最初赤いカーデガンを羽織っての登場だったと思うのだけど、一曲目でもうカーデガンは脱ぎ捨てて、お客さんの中というか上に入ってきてました。「今日はこんなにたくさん来てくれてありがとう」「曲も知らんと来て、おまえらあほやな」「ミドリとは全然違うことをしてるつもりやけど、人によっては同じように思うのかもしれんけど」「ぼくはぼくで変わらへん」というようなことを言ってました。その通り、ミドリの後期と似てるといえそうな曲もあり、「ミドリでは絶対できんかった」と言ってたようなかわいらしい曲もあり、敢えて言えばまぁ、ミドリより少しパンクとか破壊的な要素が減ってポップだったり大人っぽかったりというところが増えたのかなと思います。でもまりこさんが身軽にあちこち跳び回って、スピーカーにもドラムセットにも登って、飛び降りて、客席にダイブして、というのは全然変わらない。…それでも、印象で言えば、ミドリのライブではもっと触れたら切れるナイフみたいな怖さがあることもあったけど、そういうものはあまり感じなかったのかも。「どうしよう、すごい楽しい。大好きな人と大好きな音楽ができて、楽しい、しあわせ」というふうに言っていたけど、それが本当に見ていても音楽からも伝わってきて。それはとても良かったと思えた。アルバムも出したいと言ってましたね。楽しみ。
アンコールではしかし、「もう一曲だけやります」って言ってからもういきなりダイブしてきて、バンドも大暴れ状態。キーボードに乗って弾く人今月二人目に見たし*1。いやこれ曲って言うか…！（笑）短い間、狂乱状態になって、さっと終わりました。すごかった。楽しかったですよ。
