chocolate melts with music

行ったライブメモ

LIVE : ROVO VJ : 迫田悠

長年ROVOのVJを勤められた迫田悠さんが拠点を海外に移すため今回が最後の共演となるとのアナウンスメントを受け、また勝井さんがツイッターで必見と何度か言っていたので、気になって行ってみました。
私が見てきたROVOにはいつも迫田さんのVJがあったのだと思う。でも大体は野音で見ていて、そして野音では結構なお酒が入るため、ああきれいだなーと思うくらいだったかもしれない。だから今回これが最後、というのでしっかり見ようと思った。
というかROVO野音のときというのは、むしろ意識的に意識を飛ばすというか手放すというか、何も考えるな!音に身を任せろ!踊れ!みたいな、普段は思考が勝っているほうなので、お酒も入ってるここでしか体験できないようなトランスの感じに、なるべく自分から行ってるので。だから目を閉じてることも多くて、で、ときどき目を開けるとあーきれいだなーと思う、みたいなね。
今回は平日だし事前に飲むでもなく、むしろおなかがすいてたりして、空調の効いた屋内で(こないだの西部講堂は暑くてそのぶんが若干トランス方向への上乗せになってたかもw)、今までで一番覚醒した状態でROVOを見るなぁとか思いました(笑)。ステージの広さや設備的にもVJがよく映える状態だったと思うし、それだけでなく音もすごくクリアだった。一つ一つのパートが全部きれいに立って聴こえて。それを自分もちゃんと聴けるという(笑)。
ただまぁ醒めていると余計な思考が出てくることはあるので、特に最初のうちは、勝井さんツイッターでの「サルガッソー」の話*1を思い出してにやけてしまったり、この曲のサルガッソーはどこかなぁとか思ってしまいましたけどね。
でもそんなふうでも、やっぱりどうしても体は動くし、覚醒しててもいつの間にかどこかに連れてかれちゃう、高みに持ってかれちゃう感じは同じで、やっぱROVOすごいなーと思いました。これだけはっきり音を聴いて、人も映像も見て、かつ踊って高揚して、という感覚がなんだか新鮮だった。
VJの話に戻ると、そうしてしっかり見ようとした中で印象深かったのは、幾何学的なモノトーンのやつ(前半のほう)と、ECLIPSEのときの絵本みたいなアニメーションがかわいかったのと、あと最後のフェニックスかなぁ。まぁ具体的なもののほうが覚えやすいということなんだけども。
それにしても、勝井さんも迫田さんをメンバーと呼んでいましたけど、本当にもうこのVJはROVOの世界の重要な一部だなと思えて。なくなってしまうとしたらとても寂しいように思えてしまうのですが。
でも来年は恒例の野音公演が10周年だそうで、ROVOメンバーもさらなるパワーアップを目指すとのこと。迫田さんもいつかまた何かの形でパワーアップして帰ってくるかもしれませんね。

*1: