chocolate melts with music

行ったライブメモ

明和電機

明和もライブ久しぶりだー!
どうやら2004年のヤクルトホールぶり。その前が初めての明和ライブで、まだ新宿だったリキッド。
ライブ自体少ないし、ライブハウスでやることはさらに少ないようです。開演前にサエキさんも挨拶の中で言ってたけど、何せ機材が多いからw搬入が大変らしいです。LOFTじゃステージが狭くてさらに大変。所狭しと並んでいました。工員さんたちの移動やマシントラブル対応も大変そう…。
スクリーンが上がると、パチモクを装着した社長が仁王立ち。カッコイイ(笑)。最初はパチモクとコイビートの演奏。もちろん後には製品紹介が続きます。パチモク(指パッチン木魚=指パッチンすると木魚が鳴ります。背負い式。)は、一人では外せないらしい…。客席からの「重いの?」という問いかけに「15キロあります」と答えていた。コイビートは、並んだスイッチを押してリズムパターンを作り、回転盤を回すとリズムが鳴る楽器。この辺は古なじみなのですが、初めてのお客さんも多かったので、説明と実演に逐一どよめきが。
それからベースとギターもスイッチ式。これはけっこう新しいのかも。昔のゴムベースからは進化しています。秋葉原で買ったゲーセン用のスイッチを改造した、とか言ってたなぁ。あとドラムも同じように、スイッチをたたくといろんな音が出るという。でもこの音を出すのは全部、電子音じゃなくてアコースティックなんですよ。後ろにベースやギターの弦が張ってある装置があって、スイッチを押すと弦が叩かれるのです。ドラムもちゃんとあって、シンバルやら目覚まし時計のベルやらがスイッチごとにじゃんじゃん鳴るのです(だからステージが機材でいっぱいなのです)。このアナログ感がすごかった。LOFTのステージ近いから、もうすぐそこで鳴っているのがよくわかるわけです。これはやっぱりライブで体感しないと、なんですよね。
それで最初に歌ったのは往年の名曲って、ロマンチックが止まらないとかやってましたが(笑)。その後は、自動木琴や自動フォークギターも次々投入され「イカリを揚げよう」とか、なつかしい!木琴は最初、花弁が一枚うまく開かないトラブルがあったり、後にもコンピューターが暴走したりしてましたが、そうしたトラブルで工員さんがあわてて駆けつけ応急処置をするのもいつもどおりです。
そして人工声帯ロボットセイモンズや、明和電機のダンサー、パンチくんとレンダちゃんも健在。レンダちゃんの首がすぐ近くに飛んできて一緒にいた友達が取りました。もちろん返したよ!
中盤には新商品オタマトーンの紹介*1。セイモンズの技術を応用しているとか。すごいかわいいんだよ。手で口を横から押して開かせると声がちゃんと出るのです。音程はネックの部分を押さえて調整。なんかちょっと胡弓みたいな感じの音色?「女子十二楽房みたいなこともできます」って社長も言ってましたが、そのオタマトーンを、工員A,Bと経理のヲノさんと社長の四人で合奏。曲はグリーンスリーブス。最初音程合わせに苦労して何度もやり直してましたが(笑)。なんかでもすごい楽しそうだったー。かわいいし、欲しくなるね!あの合奏は何かの余興になりそうです(何の?)。
さらに今は会長となった正道兄さんも登場。「お陽さま見えたらふとん干して」を歌います。お兄ちゃん、いきなり瓶底みたいな謎の眼鏡をかけて出てきて、「実の弟でもリアクションに困る」と社長に言われていました。お兄ちゃん…終始ものすごいマイペースでした…いま何して生活してるんですか…
社長はトークもうまいし、エンターテーナーなんですけどね。お兄ちゃんの言動にときどき振り回され気味なのが可笑しい。
本編最後は、明和電機愛唱歌「地球のプレゼント」。振り付き。もちろん踊るよ。
そしてアンコールは、バリバリです!ヤンキー明和電機スタイルで登場!スーパーボールも撃たれたよ!近いから痛い?!と思ったら電圧が低くてへなちょこだった(笑)「一番素敵なカラダで行こう」、そしてサックス型ヤンキーホーン武田丸も登場しての「ツクババリバリ伝説」。
ホントのラストはやっぱり明和電機社歌!これも振り付きで。いやー楽しかった!

なんか全然やること変わってないのが良かったです。人を楽しませる、笑わせるということをよくわかっていらっしゃる。ほんと楽しかったです。もっとライブやってほしい!