chocolate melts with music

行ったライブメモ

夏の最後のお祭

WORLD BEAT 2006@日比谷野外大音楽堂
コノノNo.1ROVO渋さ知らズオーケストラ

8月最後の、夏休み最後の日曜日。とかはあんまり関係ないですけど、でもこれは、夏っぽくて、祭っぽくて、良かったです。とにかく踊った!


会場時間過ぎて、開演15分くらい前に野音に着いたら、外にも音が漏れ聞こえてきてて、何もう始まっている?と思ったら、渋さのサウンドチェックでした。普通に客入りしながら。後の本番のMCで、「俺らのサウンドチェックは本番とほとんど変わりません!この後も本気のサウンドチェック、行くぜ!」みたいな感じで言ってました。さすが。
渋さは野音で見るの(演るのが?)初めて。やっぱ映えますね。やっとステージが適正サイズ(笑)。それだから、かもしれませんけど、演奏者の皆さんよく動いてらしたのがとても楽しかったです。ホーン隊やソロに当たった人が前に出てきて、ダンサーさんと絡んだり。そらスターパインズとかじゃ、動けないですよね。でもやっぱり混沌としているステージ上。あと、白塗りの舞踏家さんたちが4人そろった動きをするところってあんまり見たことなかった気がする、今回あったので、おっ!と思った。そういうところもステージが広くて、良く見渡せたからこそ、かもしれない。
ちょい短めでしたけど(サウンドチェックで歌ってた歌、本番になかった気がする…もっと早く入っとけば良かったかな)、楽しかったです。やっぱ渋さは野外に限りますね。でもホントはもっと近くて、雑然と、ステージと一体になっちゃえたら、もっと楽しいなとか思ってしまいますね。


ROVO野音2回目。やっぱりカッコイイ〜。今回は本当に良く音が聞こえました。精一さんのギターがきれいだった。あと、ベースがすごいカッコイイと思った。同じ繰り返しなんだけど、これがないと決まらないんだな、とか改めて感じ入ったり。バイオリンも、言うまでもなし。
でも途中からちょっと物足りなさを感じ始めた。それは音にではなくて、会場の、雰囲気と言うか。なんかね、私は途中からすごく、もういっそ雨降って欲しいと思い始めたのですよ。前の、6月の雨の野音の記憶が出てきて。ってそれは良く考えたらROVOじゃなくてゆら帝とVOREDAMSだったんだけど。何かというと、踊ってる熱気がね、熱くて、ひんやりしたかったんです。いっそクールダウンに雨降ってくれてもいいと。そのほうが気持ちいいと。思いながら踊ってました。ROVOはこう、熱狂と言うより、クールにトランスしたいかなと。前回は、もっと時間が遅くて、暗く涼しかったんですね(季節も違うし)。そこまでのトランスが出来なかったのは温度のせいかなぁと。酒が足りなかったのかもしれないですけど、前はトリだったのでもっと飲みが進んでたとか(笑)。


で、コノノ。予備知識はあんまりなかったんですが、必要もないですね。
ほとんどずっと同じリズムの繰り返しで。曲の切れ目が1回しかなかった(=2曲)と思うんだけど、すっごい長くて。最初のうちはちょっと「どこまで続くんだ?」とか思っちゃったけど、そのうち吹っ切れてきて。もう、ひたすら踊ってたんです。踊ってるのが楽しくなっちゃって。しかしやってるうちにだんだん盆踊りみたいになっていくのは何故なんだ(笑)。日本人のDNA?でももうカッコなんか気にせず踊った。渋さのときから、踊りたい気持ちはあっても、手振りまであんまりいけなくて、でもコノノはもう、そういうのも吹っ飛んで、楽しく踊りました。
言葉も全然分からなかったですけど、でもたぶんボーカルの人、「オドリマショウオドリマショウ!」って言ってました、よね?言われなくても、会場中踊りまくっててすごかったですね。お祭でした。国とか民族とか文化とか、関係ないんだね。音楽で融和するってこのことだね、という感じ。
アンコールはさらに吹っ飛んでて、最初は、ああドラムス加わるんだ、と思ってたら、勝井さん出てきて、もう順番忘れましたけど、渋さの舞踏家さんたちが躍り出て、ホーン隊も出てきて、なんか客席に水撒いてる??と思ったら山本精一さんで、その後不破さんと一緒にマイクになんか叫んでて、コノノのダンサーさんも出てきて、舞踏家さんと絡んで踊ってたりして。もう、これこそ混沌?野音のステージが狭くなってるよ、みたいな。これ収拾つくのかな、と実は思った。で、見てたら、不破さんがちょっと指揮とってまとめようとしてるんだけど、終わらないみたいなんだよ。通じてない!とか思って、可笑しくなっちゃった。どーすんだ、と思ったら終わったんですけどね。いやー、すごかった。音楽ってすごいな。


今年も夏フェスとか、行かずじまいだったんですけど、でも最後にこれがあってくれたから。すごい満喫したな、って感じです。夏祭りでした。


その後も、楽しく飲んで帰って。翌日会社に行ってみたら、あれ、これは二日酔い?っていう状態だったのは、内緒です(笑)。気持ち悪いのも、昨日楽しかったからなーと思って笑っちゃうくらい楽しかった。夏の野音はいいなー♪