chocolate melts with music

行ったライブメモ

感想など…

今回は公演サブタイトルがありましたので(といって純ちゃんがつけたわけじゃなく、後から知ったみたいでしたが)、いつもと違う曲をやるという話も事前に出てましたし、京子ちゃんゆかりだったら遅咲きガールとかやってくれるのかな〜、と思ってたら見事初っ端でした。好きな曲なので嬉しい。続けてヘリクツBoy。「私、帰る!」を生で聴けて嬉しかったなぁ。CDのイメージが強いので、やっぱり今のほうが声がちょっと低いな、とかも思いましたが、その分怖いところの声が迫力いっぱいだったです。
本当は京子ちゃんの曲のカバーをやろうとも思ったけど時間がなかったという話もありましたが、「あの子は明るいのが好きだったから」、あまり追悼っぽくはなくても、湿っぽいよりは、25周年も兼ねてのお祭騒ぎみたいなほうがいいだろう、などなど。前半は京子ちゃんの思い出話を織り込みながらのMC。京子ちゃんはコスメオタクで純ちゃんは洋服オタク、似てるようで似てないようでやっぱり似てる、叶姉妹みたい(になりたかった?)とか(笑)。京子ちゃんに「おしゃれを意識するようになったのはお姉ちゃんから」と言われたという話は嬉しそうに、逆に「京子は時間をきちんと守る子だった」とか「(自分の)こういうところもあの子は嫌いだった」なんてことも言ってたり。
私は二人が並んでいるところを見られなかったけど、純ちゃんの話すのを見ていたら、あー姉妹ってこうなんだなーというか、やっぱりすごく特別なつながりがあったんだなというのが伝わってきました。なんだか、京子ちゃんがそこにいるみたいだった。ずっと、お姉さんの近くで見守ってくれているのかな、と思ったりしました。
「Yesterday Yes a Day」は、純ちゃんもすごく好きで、いつかカバーしようと思っていたら、京子ちゃんに先に取られてしまったそうで、でも京子ちゃんのつけた日本語詞がすごく良くて、自分もその歌詞で歌わせてもらえる権と引き換えに、先にカバー音源化を許した、みたいな話でした。あと「無題」の前には、極東慰安唱歌のアルバムを作る前に日本海へ旅行に行ったときに、京子ちゃんが付いてきたという話とか(それでインスパイアされて『極東慰安唱歌』の歌が書けたとのこと。なるほど日本海のイメージだったのか)。


続いてプシガンガ。まっすぐ前を見て歌っている顔が印象的でした。あとのMCで、トルエンズでは「男が歌うとこんなに男っぽくなるのか!」と驚いたという話をしてましたが、このプシガンガの歌い方はかなり久土さんチックだったような気がする。次の吹けば〜は、「本来のバージョンで」ということで、細くはかなげな歌い方でしたけれども。改めて新鮮だった。
トルエンズに関しては…、ちょっと悲しいお知らせというか…。いやしかしそれも、去年の暮れのライブのときのこともあるし、あれだけしょっちゅうやってたものがパタっとなくなれば、それは…とも思ってたけど。なんか思った以上に不穏というか……。あー、書きたくないな。ちょっとショックだった。あんなに仲睦まじかったのに。睦まじすぎた、ということかもしれないけど。わかんない。私が穿ち過ぎなんだったらいいけど。


気を取り直して。休憩、に入るとき、ちょっと進行が不安な感じで…中原さんに言われて急に「今日は二部構成で」って言い始める純ちゃんがちょっと可笑しかった。休憩中のBGMについても説明してから退場する純ちゃん。神聖ムウ帝国のほうの、「台詞があるんですけど、それは私じゃなくて(後で聞くと「私のほうがうまくできる」って感じなんだけど)、その後の歌からが私です」って言ってから去っていって、ちょうど戻ってきたときにリピート3回目くらいのその台詞が流れてて、「ムウ帝国に勝てるとお思いか!」とか言いながら出てきたのが面白かったですね。
後半にはエンケンこと遠藤賢司さんの曲を3曲。最初に不滅の男(女)。何度倒れても立ち上がる、って。一部ではいなかったデータの山口さんが二部から登場でした。それで不滅の男がテクノっぽいというか、ヤプーズ的アレンジだったのに驚いたなぁ。エンケン映画で聴いた覚えがあったんですけど(もちろんフォーク)。
続く図形の恋とベビーラヴは、まぁそれっぽいわけですが。図形は、初めて聴いたような。両方かな。かわいかった。
その後、これをやるにあたってはどうしてもこの人に来てもらわないといけなかった、ということで遠藤兄弟のミチロウさんを呼び込み。デュエットというより、ブルースハープ(って呼ぶらしいのは分かってるんだけど、ミチロウさんもハーモニカって言ってたよね?)メインであんまり歌ってなかったように記憶してます。続くニューばばあも。それで一旦引っ込もうとした(その予定だったみたい)のに、純ちゃんに止められて?、そのまま、今度はギター持って参加してました。なんかすごいことのような気がする…(蛹化はともかく、テーマって)


あとはもうだいたい上で書いちゃいましたね。
ミチロウさんと二人でやった「ほんとかな」は、なんだかとても沁みました。でも「これはアンコールだって、テーマで一旦引っ込むって聞いたんだけど…」って言いながら出てきたミチロウさんがちょっと困惑気味だったことのほうが印象に残ってたりします(笑)。
アンコールは…、みんな帰らないんだもん、すごいなーと思った。23時過ぎてるのに!って自分も残ったわけですけど。バージンブルースは、1回目、純ちゃんちょっと歌詞とかとちってたんで、そこらへん挽回してやったのは良かったかな、ノリもいいし。と思いました。
それにしてもこの終演時刻は、記録的ですね。


MC長かった(=疲れてる?)し、時間も押したし、進行も…だったし、そんなにすばらしく良い状態ではないのかもしれないけれど、不滅の女がまた立ち上がってくれたことは、心から祝したいです。ソロはまた5年後、30周年で? 来月にはギミギミギミックスをやる(全部英語の歌)、と言ってました。また、次のライブを楽しみにしたいと思います。