chocolate melts with music

行ったライブメモ

地下のライブハウス入り口に並んでいたら、純さんがいぬん堂社長と一緒に普通に階段下りてきて、入っていきました。え…まさか…
開場はほぼ時間通りだったものの、開演30分押しで19:30頃スタート。久土さんが出てきて、またすいませんモード。「今日もいろいろ大変で…」。ちょっと焦り気味で、バージンブルースの歌詞も飛びがち。でもなんとか自力で乗り切る。近かったので、足でリズムとる振動がすごく響いてきた。
吹けば飛ぶよなを歌った後で、ステージ袖まで行って姫の準備具合を確認。初めはがっかり〜困ったという顔でしたが、何回か行ったり来たりして、急に笑顔になって戻り、いつもの「本人に歌ってほしいとは思いますがっ」の振りでプシガンガを。そういえば今日はなんかいつもより久土さんの声も良かった気がします。
そして純姫の登場です。「今日はスゴいよ、ビックリするよ」と久土さんが言ったんだけど、ほんとにビックリした!
まず、バスローブ!白の。頭に金髪のウィッグ。足下、靴は履いてなくて、白い網タイツの上に、ピンクのレッグウォーマーって言うんだっけ、ルーズソックス状のやつ。曰く「甘え上手のルーズソックス」。「今日はミチロウさんの為に、思い切り女々しくしてきました」とのこと。「奥さん風呂上がり」ってタイトルではない、とか言いながら(笑)、奥さんぽい曲、オーロラBを。
譜面台から歌詞ファイルが落ちてしまって、間奏中に拾って置くんだけど、またすぐずり落ちて、非常に歌いにくそうなのを察してか、4番を歌わずに終わる。久土さんがそれを言って、あと「サウンドチェックにいなかったんですよ」とかもバラして(だから歌い始めたらモニターの音量が大きすぎて、下げてもらっていた)、「余計なことばかり言って」と言われてました。それでダウナー気分に入ってAll tomorrow's partiesにつなぐ。
で、ここまでバスローブ姿だったんですが。もちろん脱ぐわけですよ。これがねぇ、スゴかったのよ。もう目が釘付け。上は白にピンクのレースやリボン飾りのついた、キャミというよりは下着のスリップみたいなやつ。その下、下レースの透け透けのチュチュ、ピンクのパンティ透けて見えるし、網タイツ(レーストか?)を留めてるガーター出てるし。鼻血モノっすよ!衣装に関しては「予想を裏切って、期待を裏切らない」というのを昔から自分に課しているのだ、と言ってましたが、今回のはほんとこれ以上ないって感じです。
一応「恥ずかしいんですよ」と言いながらも、せっかく頑張ったから後ろの人にまで見せたいと、椅子(それ自体結構背の高いストール)の上に。久土さんに「怪我しないで下さいね」と言われながら、よじ登るようなまたがるような体勢でローハイドを歌う。私は、先日のヒール靴みたいにバランス崩して倒れるんじゃないかと心配で、気が気じゃなかった(おかげで今回記憶が飛び気味)ですが、かなりしっかり安定した椅子だったみたいで、危険になることはなかったです。曲間には一度椅子の上に立ち上がってみたり、その後も背もたれの上にお尻置いて座った格好で歌ってました(久土さんに「変な格好」とか言われてた)。
12階の一番奥の前には、バッグの中から小物を取り出す。花嫁さんのヴェールみたいな薄ピンクのラメっぽいのがついたカチューシャ、多分子供用の小さくて安っぽいやつと、ピンクのショールみたいなマフラーみたいなもの。見比べて久土さんに「どっちがいい?」って聞くんだけど、久土さんは「いや、分からないす」って。純さんに「あなたいつもそう」とか言われて、相当困った顔になってました。でも結局、「次の曲はそっちのほうがいいんじゃないですか」とマフラーのほうを選んであげてました。ヴェールのほうは「じゃあこの一番バカっぽいやつは、いつ出てくるかお楽しみに」
12階の一番奥はすごく可愛かったけど、ちょっと歌詞間違いとかが多くて、「アルツが進行して…」なんて言って。でも急に「最近言霊を信じてるから、こんなことを言ってはいけない」「これまでも歌詞に書いてることとか、あんまり言ってると本当になるよ、そういうの言霊って言うんだって言われて、あー思い当たる節がある!ありすぎる!みたいな」とかなんとか。
UFOは、格好と相まって、史上一番のいやらしさっつーか。初めて聴いたらピンクレディとは思えないよね…。でも歌ってから、「最近この歌詞の一人称の人は、ちょっと変というか、いきなり鏡に写してみたり光を当ててみたりって、不思議ちゃんかよおまえ!って感じ」とか言ってた。可笑しい。
嘆きの天使の後、次からはちゃんと座って歌わないと、と普通に足が床に届く位置へ下りてくる。そしていつもの怒涛の流れへ〜。と言いつつ、サイコキラーはなんとなくいつもよりは落ち着いた歌い方だった気がします。例のヴェールのカチューシャは、(最初プリシラやるかな、とか思ってたんだけど)ここまできたら踊れないに使うんだろうなと思ってたんですけど、解剖室のときからもうつけちゃってましたね。その格好で激しい動きをすると…(赤面)椅子から下りてきて立ったときに、チュチュの裾がなにかに引っかかっちゃって前がめくれちゃったことがあって、「こういうところがニューババアですね」とか言って(最初にバスローブ脱いだあたりで「この歳でロリータとか何とかってやるのはニューババアだから」みたいなこと言ってて。前回久土さんに「ババア!ババア!」って歌われた*1のはかなり御立腹だったみたいで、まだ言ってましたが、今回は開き直り、みたいな話)。照れ隠し? いやでもほんと、すごいパワーというかなんというか。
そんなこんなで、MCやや長めでしたが、純さんのコンディションも良く、最後まで声も良かったです。終わってみれば1時間20分くらいのステージ。いつにもまして楽しかった。けど、とにもかくにも目を奪われっぱなし、って感じでした。


あ、告知は、11月23日に下北沢BASEMENT BARで、11月2日に出たDVDの発売記念ライブを、というくらいかな。あとは12月中にもう一回やりたくて、今年はあと2回のつもり、ということでしたが、まだ正式には決まってないそうです。

追記。すごい笑ったMCを思い出しました。
純さんが登場してすぐの話。楽屋が実はステージの真下で、久土さんが一人で弾いている間、足でダンダンやるのがすごい響いてきて、ミチロウさんと一緒に、バージンブルースの「日の丸弁当ぶら下げて」のところで取り返すつもりだよ、とか言ってたら案の定特大のがダーンときて大地震だーとか、今、忍者みたいにここから槍で突いたら奴をやれますね、とか言ってたんだーって。大爆笑。久土さんも笑ってました。「漫才じゃないですよ」って純さん言ってたけど、毎回面白すぎます。

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