chocolate melts with music

行ったライブメモ

このユニットでは2回目です。前回はNOTALIN'Sで、坂本弘道さんのチェロに目を奪われていた印象が強いのですが、それはそれで迫力があったんだけど、M.J.Qのほうがシンプルな分だけ伝わってくるものもあるかも…、というか何より、クハラさんのドラムがめちゃくちゃカッコよくて好きだったみたいです、私。力強く叩き込まれるビートに体突き動かされるのが気持ちよくて。でも目はほとんどずっとミチロウさんに。久しぶりに浴びるミチロウさんの刺激です。しびれる。
中盤で、ミチロウさんの「M.J.QのMはミチロウ、Qはキューちゃん、ではJは誰でしょう…ジョージ山本!」という呼び込みで久土さんが登場!爆笑。でも久土さんに「ジョージはGなんですけど」ってツッコミ入れられて、「じゃあジョニーか」っていうからさらに爆笑。最後までジョージって呼ばれてました。3匹になったM.J.Qで「虫」を。このための練習だったのか、久土さん(4月のNakedワンマンにてid:chocochocochip:20050424)。ここでは立って弾いていて、アコギなのにエレキギターばりの弾き様、動き回るというか暴れてるというか、頭もガンガン振っててバンダナが目のほうに落ちてきてました(取れはしなかったけど!)。ミチロウさんも、一曲ごとにギターを替えるほど、弦を切りながら激しく弾いていて、凄かった。ミチロウさんが歌に集中する所でも、久土さんの演奏が厚みを作っていて、ドラムともあいまって、もうほとんどアコースティックでやってるとは思えないような迫力で、圧倒されました。セットリストは、よくわかってないのですけど、これまでにやっていたソロの曲よりスターリンの曲が多かった、特に後半、ということでいいんだよね。たぶんそれは、久土さんが加わったからできた、ということなんでしょうね。
ラストは戸川純の「蛹化の女」。始める前に久土さんがミチロウさんにちょっと耳打ち、そしてステージ裏へも…。まずはスローに、ミチロウさんが1,2番まで歌い、そこからパンクに切り替わり、もう一回歌った後に純さんが登場!この日二度目のパンムシで、すごい盛り上がりましたね。あーでもやっぱり、純さんのボーカルで聴くのがいいよ!と思ったのも事実。最後はもう一度「蛹化の女」に戻って、ミチロウさんと久土さんのダブルギターで美しくカノンが鳴らされるなか、純さんのボーカルもまた美しかったのです。すばらしかった。
アンコールで出てきたロリータのマサヨさんが、「今の蛹化の女を見ていたら涙が止まらなくなって…、サングラスしてきてよかった」って言っていて、それくらい良かった、というのと同時に、それくらい本当に二人が大好きなマサヨさんが素敵でした。アンコールはそのマサヨさんを加えての「解剖室」、ボーカルはマサヨさん→ミチロウさん→純さんの順で、純さんのマイクが入ってなかったのが残念だったのだけれども、私は純さん近かったので、どうにか声が聞こえましたよ!ラッキー。これも大変な盛り上がりで、昇華、という感じでした。