chocolate melts with music

行ったライブメモ

人間モドキロック

出演:漁港/嶽本野ばらバンド/Kra/特撮
空いてました。なんつーか、相殺効果が効いちゃった感じ、ですかね?(汗
漁港さんは面白かったですよ。マグロさばき見れたし。もらえはしなかったけど。ちゃんとお客さんにあげてましたよ。それも、「一応、加熱して食ったほうがいいと思う」とか、「リキッドルームさんがよかったら、冷蔵庫貸してあげて」とか、心配りが。本当に魚食べてほしいんだなぁ、と思えました。全体に素人臭い雰囲気はあったんだけど、それはそれでいいんだと思う。あくまで本業は漁師で、本当に魚食べてほしくてロックやってるというスタンスだから、面白いんだと思う。なので、メジャーデビューしても何も変わんなくて、漁業なのか音楽なのかどっちつかずだ、みたいな話がありましたけど、そこのところは迷わずちゃんと漁業のほうに軸足置いといて欲しいなぁと思いました。ま、私なんかが言うことじゃないですが。マグロの頭ってあんなに大きいんだねぇ、とか素直に感動してたので。現代っ子は魚に触れる機会が少ないから、いいと思うんだ、ほんとに。
んでも、生で見てもやっぱり、ロマンポルシェ。っぽい、という印象は変わらず。たぶんあの、長髪の兄さんが掟氏に似てるせいが大きいんですけど。でもやってることもちょっと…。ゲイっぽい踊りとか踊るし…。


野ばらさん。怖かったです。ってほどでもないんだけど。ずっとシャウトしてたからなー。歌っていうか絶叫。正直引いてた。私『それいゆ』読んだだけだし。あーこっちなのか、って感じ。でも声も高くないし、体は引き締まった筋肉質っぽかったし(オーケンも「あれは相当鍛えてるよなー」言ってた)。正統なヴィジュアル系、っていうの?音楽的には好きじゃないんだけど、本人の印象としてはむしろプラスでした。個人的には。
あとでオーケンが、Tシャツの襟ぐりを無理やり引っ張って肩を出したりして真似してて、可笑しかったです。違うから、それ。


Kraさん。「ケラさんじゃない」ってあとでオーケンが。分かってはいるけどちょっと思ってた自分が悲しい。ポップ寄りヴィジュ。若いなー。ファンも若いなー。声黄色いなー。こういうの見るの久しぶりだなー、ってそんなに見てないんだけど、昔やっぱり特撮の対バンでカリガリ見たなー、とか思い出してました(あの時も動員にやや相殺効果入ってたよなぁ)。カリガリのほうが面白かったかな、見るものとしては。でも、歌けっこう良かったので聴けた。客席が振り踊ったり、咲いたり(っていうの?)してるのが、うわーって感じだったけど。まぁでも、特撮もちょっとそれに近いものあるしなー、マシンガンズの振りならちょっとできるしなー、とか思って見てました。


特撮のラスト、ケテルビーの最後のほうで漁港さんとKraさん呼び出し、みんなでラララーの合唱。漁港の船長さんがちょっと照れ気味。その後もう一曲アベルカインも全員で(野ばらさんは出てこないけどね)。Kraのメンバーも、オーケンにマイクやマラカス押し付けられて、ちょっと戸惑いつつも、それなりにノッてましたね。
なんかしっちゃかめっちゃかな取り合わせだなー、って感じはあったんですけど、最後は特撮が良かったし楽しかったし、大団円に持ってってくれて、終わってみればいいイベントだったよ、って思えるエンディングにしてくれたので、良かったなーと思います。オーケンの力量なのかなー。
それにしてもオーケン、若いバンドと対バンするのはいいけど、着替えを見に行くとか、肌に頬すりすりしようとするとかって、自分で(ボースカで)言ってて、それマジでヤバイんじゃないですかね。どこいっちゃうんだ。