chocolate melts with music

行ったライブメモ

血が止まらないんです 赤いのは大嫌いです

ミチロウさんを見るのももう3回目くらいなわけですが、ソロじゃないユニット名義は初めてでした。ドラムセットが目の前で、しかもやや横向きだったので、足下まで見えて、物珍しかったです。
クハラ氏のドラムスはとても表情豊かで、ミチロウさんの歌の情景素描に色を付けていくような、そんな感じでした。
そして、やや意外だったのは、 ドラムスが加わったほうがむしろ聴きやすいということでした。もっとさらにハードになるのかと思ったんですが、実際ミチロウさんの歌自体はドラムスに煽られていつもより凄みを増してたと思うのですが、でもリズムが加わることによってノリやすくなったし、それに全神経をミチロウさんに集中しない分、気迫に押し切られずにすんだのかもしれないです。まぁ、私に免疫ができてきた、ということもあるかもしれませんが。
そう、前回までミチロウさん苦手気味と言っていたくせに、なんとなくもう、その魅力に目覚め引きつけられていっているような気がする今日この頃なのです。あのひりつくような刺激に、病みつきになりそうな感覚が徐々に芽生えつつあるのです。んでまた、歌っているときの迫力とは別に、話すときの穏やかさ、特に時折見せる笑顔なんかが素敵で、うわーって感じだったりして、あーやばいかなーって感じなのです。でも、ミチロウさん、素敵ですよね。
やった曲は、ソロ名義とそんなに変わらない印象でした。分かったやつは、カノン、お母さんいい加減あなたの顔は忘れてしまいました、天国の扉、そして最後が温泉ファック。このほか前半のほうに2,3曲あったと思います。
MCでは、「母親というものが苦手なのですが、戸川純さんには何故か、母性を感じてしまいます」というのが、とても鮮明に記憶に残りました。もちろん?その後すぐ「お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました!」って叫んでました。あとは、今回のライブはミチロウさんが中心になった企画だったようなのですが、また同じメンツでやりたい、シリーズものにしたい、という話があり、その後アンコールの頃には「もう勝手に決めた」「細かいところ詰めましょう」なんて話になっていたので、今後また楽しみです。