chocolate melts with music

行ったライブメモ

まさか一発目とは思わなかったから

ゆっくり行ってもいいかと思ってたんだけど、ちゃんと時間に行って良かった。危なかった。
しばらく気付かなかったんだ。いきなりドラム一人で叩き出してなんか凄いなーと思ってて(リズムで気付け)、おもむろにベースが出てきて、ギターが出てきて、音がちょっと鳴って(気付け)、もう一人ギター持って出てきて、みんながわーって言っても、まだ誰か分かってなくて。照明も、やや煙った中にバックライトひとつで(暗さで気付け)、後ろからじゃ影しか見えてなかったし(髪型で気付け)、マイク持ってなんか叫びだして(声で気付けよ)、それでもまだボーっと見てた。ようやくあれ?って思って、ギターの前奏がちゃんと始まってからやっと、あれ、これリアル?みたいな。え、シロップじゃん!みたいな(遅)。本当に、全然違う人だと思い込んでたから観察力もなくてさ。一発目かよ!いきなりリアルかよ!とびっくりしたわけです。
生リアルについてはまず、ドラム!ドラム!中畑!中畑!!て感じ。カッコイイ〜。シロップには珍しく消耗しそうだけど。それから、サポートギター(紹介はなかった)が入って4人編成(最後まで)でした。五十嵐氏は、ギター掛けてはいたけど、あまり弾いてなかったですね、この曲では。やたらとマイクスタンドを調整しながら、相変わらず苦しそうに歌っていました。最初から手マイクで暴れてたし。ラストもまたマイク持って「not so real」(と私は聞いてるんだけど違うのかな)*1って叫び続けて、最後スタンドにぶつかってよろけてました。だ、大丈夫か…。お客さんにもちょっと動揺が。
続けて、うお座。こっちはCDよりギターの音が響いてたかな。そしてSonic disorder。しんみりしたあとで、盛り上がるステージ前。これも五十嵐さん、ちょい激しめな歌。
と、終わったところで、もうギター下ろして去っていく。前のほうで「え〜っ」の声。そりゃ言うよ。私はもうほとんど笑ってた。すごいよこれ。そんな無茶な。
あとで見たDISK GARAGEの冊子のSyrup16gの記事に、シロップのライブはスリリングだ、と書いてあったけど、大いに賛同。ライブに決まったパターンとか、全くないんだもの。毎回、何が起こるかとワクワクしている。最近、意表を衝かれてばかりいるのは私だけですか。というか、AXのとき毎回かな?1月もやられたし、その前はHELL-SEEになると思うけど、あれもまさかアルバム一枚そのまま丸ごとやるとは、思わなかったよなぁ。
とりあえず、五十嵐隆は確信犯だと思う。このところのシングルラッシュと、シングルを含んでるアルバム、限定シングル収録のバージョン違い等、商業主義に走ったかのようで、販売サイドが急に本気になったのか?とか思ってたんだけど、これも五十嵐さんの意図なのかも、と思えたり。限定盤は買わないつもりだったんだけど、俄然両方買おうかと思ってみた。五十嵐さんにならはめられても良し。
改めて書くまでもないセットリスト

  1. リアル
  2. うお座
  3. Sonic disorder

*1:「妄想リアル」だそうですね。こういうの英語に聞こえる耳をしているもので。昔ラルクなんか、英語と思ったところが日本語で、日本語と思ったところが英語だった、なんてことざらでしたもの。しかし、凄い言葉だ「妄想リアル」。さすが、シロップらしい。