chocolate melts with music

行ったライブメモ

インストアミニライブ

演劇『全ての犬は天国へ行く』サントラのプロモーション。新宿は、渋谷と違って本当に店内だから、なんだかこじんまりした感じでそれも良し。

  1. ラジオのように
  • ローハイド
  • また恋しちゃったのよ
  • Joe le Taxi
  • Casablanca Moon

13:00〜
12:00頃着。ステージでホッピーさんが機材調整?してました。その前にすでに座り込んで待ってらっしゃる男性が5,6人。店内見ていろいろ試聴したりして待って、15分くらい前に戻ってみたら、けっこうな人が集まってました。あんまり前に行けなかった…。それでも狭いところだからまぁまぁ近かったですが。
予定時間を15分ほど過ぎたころに、ホッピーさんたち(BassナスノミツルさんとPercussionホアチョさん、のはず。メンバー紹介なかったけど)が出てらして、軽くセッション。純さんもわりとすぐ出てらっしゃいました。あせた感じのジージャン、中に五分袖のTシャツ、下は多分デニム地のフリルのある巻きっぽいミニスカ(たぶん大阪で着てたのと一緒じゃないかな)、髪は特に結わず前髪下ろした上から、赤い大き目のキャップかぶって、大きなサングラスかけてて、最初は顔がほとんど見えてなかったです。
で、1曲目ラジオのように。なんだかちょっと辛そうに歌っている感じがしたんですが…。椅子に座って歌ってたんですけど、妙にマイクが高すぎるような感じで。声もちょっとかすれ気味なようにも。でもわりと、喋るような感じで歌う曲ばっかりだったから、そういう感じだったとも思えるかな。
1曲目終わったところでご挨拶。サングラスとってね。キャップもとってたかな。なんか、前のほうに小さいお子さん連れがいらして、その子が「まだ終わんないのー?」って言って、純さんが「まだって、ごめんねー、始まったばかりなのよー」って答えてて、可愛らしかったです。
「どうも、戸川純Bandです。このバンドの特徴は、曲順が、ラジオのようにの次にローハイドをやっちゃったりとかして…」
といことでローハイド。歌いだしの声がすごい低くて迫力あって良かったです。CDでも低いんだけど、でも大阪で聴いたときはそんなじゃなかった気がする…。「ローハ〜イド♪」のところは綺麗でしたし。
「これと、次の曲は、『全ての犬は天国へ行く』という演劇のサントラに入っているんですが。次のは、作詞:戸川純となってますが、これはほとんど、字幕スーパーみたいな、直訳してるだけで、私が書いてるってわけじゃなくって。だからこれで“戸川純ってこんな詞書くんだー”って思われても困るんですけど。『20th Jun Togawa』もカバーだし…。ヤプーズっていうバンドで書いてます。ってこんなプロモーションするつもりじゃなかったんですけど」
ここでジージャンを脱いでました。この歌可愛らしい。あんまりちゃんと詞を見てなかったんですけど、今回すごくよく聞き取れました。「あの、この曲のタイトルの『また恋しちゃったのよ』というのは、私がつけたわけじゃなくて、勝手につけられたので、“戸川純って、タイトルに、『また恋しちゃったのよ』だって、プーッ(笑)”とかって思わないでくださいねっ」と言ってました。そんなに恥ずかしいのかしら。大阪でも言ってたし。
「次はあんまりキャラ換えしなくていいか」と言いつつ、髪を左右で結って、Joe le Taxi。これも可愛いですよね。
歌の後で、「自分の歌詞だと、間違って歌ったからって怒られることはないので、ヤプーズを知っている人は分かると思いますけど、"I get a spider""I get a beegle"とか、カマキリだとか蛾だとか、そういうのが出てくるやつがあるんですけど、あんなの、虫の名前なんかどうでもいいかって、覚えようとしたこともなくって…。でもそうしたら、この間テレビが入ってるときにヒドイことになっちゃって、後で“ちょっとひどかったですか…”って言ったら、はっきり苦笑されちゃいました」というお話が。何か間違えたのかな?これはフランス語だから分からないよ、CD歌詞カード付いてないし(笑)。ちなみにですが、後で見てみたら上記「また恋しちゃったのよ」の歌詞は微妙に違ってました(笑)。
「最後の曲は、ケラリーノ・サンドロヴィッチとお芝居をやったんですけど、そのケラが『20th Jun Togawa』ですごく気に入ったらしくて、本当はお芝居の中で使いたかったくらいだと思うんですけど、でも最後のカーテンコールのときに、私が歌って、出演者全員で踊ったりとかして、そういう意味で、今回のバンドとの接点といえるような曲です。」
カサブランカムーンは、顔や声の表情に変化が多いので、面白かったです。今回、楽器が少ないせいもあってか、声の変化がすごくよく分かって、その変わり方もなんだか一筋縄では行かない感じがあって、それが一番良かったですね。

30分程度のミニライブで、店内の一角の狭いところで、照明とかも特に工夫されないし、音響もそんな良いわけじゃないし、っていうものでしたが、それだから、近しい感じというかそういうのがあって。大阪のときは、近くで見て、一種神々しいようなものを感じたんですけど、今回はそういうのじゃなく、ちゃんと生の人間として身近に感じられました。声とか音とかも、マイク通してスピーカーからじゃなく、もっと生に聴こえているような気がして(いや、マイク通して聴いていたんだろうけど)、それでいろんな声の使い方とかも聴き取りやすくって良かったです。あと、パーカッションがしっかり見えて、何かいろいろばちを変えたり叩いたり擦ったりしているのを見るのが面白かったですね。ホッピーさんが全然見えなかったんですけど。

イベント後、「普段は扱えないんですが今日だけ特別に」と、『すべての犬は天国へ行く』のビデオが販売されていたので、買いました。他はサントラと、『樹液すする、私は虫の女』の本が売ってました。