初ベビメタちゃん！去年のサマソニのライブをWOWOWで見てわりといいなぁと思ったのですが、なんとまぁ筋少と対バンが決まりまして。この機会に見ておきましょうと、楽しみにしていました。
とはいえ、アイドルはあんまり得意じゃないです。「かわいい女の子」にあんまり興味がないというのがまず第一、あとみんなで一緒に歌う合唱っぽいのが苦手。ももクロちゃんでもオーケンが歌詞提供した労働讃歌くらいしか聴けてないし、BiS階段は聴いたり見たりもしたけどそれほど響きもしない、という感じ。ただBABYMETALに関しては、メインボーカルがソロで歌ってて、それもちゃんと上手いと思えたので、その点で聴きやすいです。個人的に。
BABYMETAL
SU-METAL (Vocal,Dance)
MOAMETAL (Scream,Dance)
YUIMETAL (Scream,Dance)
「アイドルとメタルの融合」というテーマのユニット。世界観がかっちり作りこまれたステージで面白かったです。最初にスクリーンで流れた「アイドルにすべてが牛耳られた世界で、メタラーの魂を救うために生まれた新たなメタル」みたいな設定の前口上とか。ああいうのも「メタル的」と解釈していいのかよく知らないけど。でもなんかかなりしっかりと、正しくメタルの世界観という印象を受けました。
サウンドはがっつりメタルだけど、歌メロはキャッチー。曲によってしっかりアイドル曲で（歌詞とか）それも面白いなぁと。そういうのは自分では進んで聴きたい曲じゃないけどね。歌聞いてちょっとボカロっぽい感じも受けた（特に音源で聞くと）のは、あんまり感情乗せた歌い方してないからかなぁ。バンドの女性ボーカルだったらもっと魂入ったシャウトになるかな？いやあんまり女性ボーカルのメタル聞かないからわかんないや。でも犬神とか陰陽座よりはボカロっぽい印象のような。声質かな。
そういう諸々で、メタルだけどあくまでアイドルであって、女性ボーカルのメタルとは違うものとして出来ている感が面白いなー、すごいなーと。その線をどうやって引いているのかということを考えちゃったりした。
曲は、直前に何曲かYouTubeで予習したくらいだったんだけど、それでもわりと覚えられるくらいにキャッチーなんだよね。お気に入りはヘドバンギャー!!かな。NARASAKIナッキー曲ですね。あとCatch me if you canもナッキー。両方聴けて良かった。どっちもデスボイスの多さがナッキーっぽいかも、とか（笑）
パフォーマンスとしても、ダンスの切れも良く見応えありました。まぁ後ろから見てたので遠目ではありますが。すごい動くし跳ぶし。歌は生歌なんだよね？日によって違うの？って思うくらい聞こえる歌ははきれい。そしてかわいい。かわいいよね、そりゃ。でもって若い。若いっていうかもう、子供じゃんって思っちゃうんだけど。まぁそれであれだけやってるんだからすごいとも言えるんだけどさ。
バックのバンドには、生演奏の「神バンド」と当て振りの「骨バンド」があって、今回は骨バンドでした。生じゃなかったのは残念。当て振りもまぁおもしろいけど、やっぱりあんまり目がいかない。初めてだからそれで良かったのか。
お客さんはベビメタファンのほうが圧倒的に見えるくらい多くて、フロアはいっぱい。それでも始まるとものすごい圧縮を見せていました。今回はあんまりサイリウムは見えなかったような。後ろの端のほうで見てたけど、前の方は激しそうだなぁ。
でも「ヘドバンギャー!!」でヘドバンヘドバンって歌ってるけど、ヘドバンはそんなにしてないみたい。近くにいた筋少ファンのお姉様方のほうがガンガン頭振っておられました。その人たちはベビメタちゃんも何度か見てるみたいでしたけど。つられて私もちょっとしてみたりして。
あとラストに「イジメ、ダメ、ゼッタイ」。たしか、NHKの歌番組かなんかたまたま付けたときにこの曲やってるのを見たのが初めて見たBABYMETALだったと思うんだけど、そのときは「何じゃこりゃ、何のキャンペーンソングだ」とか思ってチャンネル換えた気がする。ちゃんと聞いてもあの歌詞は私は萎えちゃうんですが（笑）「イジメ、ダーメ、フォーエバー♪」とかまでになると、なんかもう「ダサいくらいなんだ、ガマンしろ」って言われてる気がしてくるけど。アイドルもメタルもダサい要素は内包してますよね。で、そのサビの「イジメ」＼ダメ！／ってところで、ダメジャンプ的なものがあって。みんな跳んでました。あとウォールオブデスも発生していたらしい、たぶん最後のほう。安全圏で見てて良かった（笑）
いろいろ面白かったし、見られて良かった。今後もちょっと聴いてみちゃうかもしれない。
- BABYMETAL DEATH!!!
