久しぶりのピープルさん。バンドも新譜『Weather Report』を出してから3ヶ月ほどライブをやってなくて、お休みしてたんだそうで。その間、集まりもせず連絡も取らずだったとか。
今回はアルバムのリリースツアーというわけでもない単発のライブというわけで、新旧の曲を満遍なくたくさんやってくれました。基本に返って三人で演奏することに重きを置いた感じで。初めのほうに初期曲が多くて、真ん中にWeather Reportの曲を固めて、その後わりと最近の曲、という印象のセットリスト。
序盤は、ライブで聴くの久しぶり!という曲が多くて、それだけで嬉しかった。She hates Decemberから、天使の胃袋とか、昏睡クラブとか!この曲をこの編成で聴くの久しぶりという。昏睡クラブのベースで始まりかっこよかったなぁ。ただその序盤は、ちょっと演奏に違和感があって…久しぶりの曲だから?べつに、アレンジが違うとかいうことじゃなくそのままなんだけど、昔の曲を今やる違いなのかなぁ、とか思っていた。それとも久しぶりに三人でライブやる緊張感だったのかしら。ライブが進行するにつれて、そのほんのちょっとの違和感はなくなって、いつものピープルさんになってった、と同時に曲目的にも最近の感じになってったわけで…比較的に。
中盤「Weather Reportから何曲かやります」と言って、まず潜水から、開拓地、気球、真夜中とやったところ、良かった。リリースツアーがなかったので、気球と開拓地以外はライブで聴いたことはなかったわけで。ライブ向きじゃない曲も多いアルバムですけど、真夜中が聴けて良かった。「誰かがギターを弾いている」の後のギターソロ。そのままマルタに続いたのも良かった。欲を言うとエンパイア−ステイトメントも聴きたかったな。
後半、ダイゴマンの物販紹介コーナーもあり、いつもの「全力でぶっ殺しにいきますんでヨロシク」から、ユリイカだったかな。これも久しぶりで聴けて良かった。終盤は、ニムロッド、日曜日って、最後っぽい曲が続いたけど、最終的にヨーロッパ締めにしてくれて嬉しかった。これで終わるの好き。最後の台詞のほうで、波多野さん一段落くらい歌詞飛んだけど、「やあ、みんなどこから来たんだい」には間に合って良かったね(笑)。噴水のように人が溢れ出して、Zeppもいっぱいになるようになったんだねぇ。
アンコールもたっぷり!「さくっとやって帰るんで」って言ったけど、5曲もやったよ。球体の後、「もう終わると思ったでしょ?あと2曲やるから、聴いてくれるかな?」って。完璧な庭で元気よく手拍子して、オーラスに旧市街、やっぱりこれはないと、と。
充実の25曲、2時間超でありました。
- She hates December
- ペーパートリップ
- 天使の胃袋
- 火曜日/空室
- 昏睡クラブ
- 6月の空に照らす
- サイレン
- 笛吹き男
- 潜水
- 開拓地
- 気球
- 真夜中
- マルタ
- みんな春を売った
- 子供たち
- ユリイカ
- 水曜日/密室
- ニムロッド
- 日曜日/浴室
- ヨーロッパ
- (en)はじまりの国
- (en)ダンス、ダンス、ダンス
- (en)球体
- (en)完璧な庭
- (en)旧市街
MCそんなに多くはなかったけど、なんかもう自分たちの部屋にいるみたいにふつーに自然に喋ってる感じのところとか、楽しそうで良かった。健ちゃんもふつうに喋るようになったなぁ、ふつうにっていうか、波多野さんのちょっとした悪のりにうまく乗るような感じで。お休みしていた3ヶ月間何してたのと聞かれてハタノ「ずっと寝てた」ダイゴ「え?」ハタノ「寝てたね」ダイゴ「…」、で、その後「健太は?」って聞いたら「酒池肉林」とか返してて笑ったw
あと、なんか「俺らもいい年ですから」とかって疲れがたまる話とかしてて、普段アラフォーアラフィフもよく見てる身としては、いやいや君らまだアラサーでしょうが、とか思ってたんだけど、アンコールで出てきたときに波多野さんが「ぶっちゃけピープルの曲って疲れる、すごい神経使う」と。そう言われたらそれはそうだなぁと。軽々弾いて歌ってるように見えて、耳障りも良いから聞き慣れると意識しないけど、カラオケで歌ったらすごい難しくて集中しないと歌えないもんねぇ、それでさらにギター弾きながら歌うもんねぇ、それも歌メロと全然違うリフとか…って思ってたら、健ちゃんが「よく弾きながら歌えるよね」って言うのでまた笑ったwそれで「弾いてる振りだけだから」とかってw
自然体に仲良く楽しそうな感じがいいね。
ツアーも発表されて、その前に2月、3月の対バン/イベントの発表もあって、今年も楽しみです。