chocolate melts with music

行ったライブメモ

cotucotu ワンマンライブ

前日くらいに佐藤研二さんのツイッターで見かけて、ぷらっと行けそうだなぁと思って行ってみました。サトケンさんがチェロをやってるのは知ってたけど、見るのも聞くのも初めて、ついでにハコも初めて。小さくて、ステージのあるバーという風で、いい感じの所でした。入り口の雰囲気もいい。

Cotucotu/プロフィール
1995年結成のチェロ×3ユニット
佐藤研二(cello)+坂本弘道(cello)+三木黄太(cello)
Cotucotu ワンマンライブ | 音楽実験室 新世界

サトケンさんはかなり久しぶり、かつチェロを見るのは初めて。坂本さんはときどき見ている。三木さんは初めてだけど、パスカルズにいらっしゃるそうなので、そこで見たことがあったかも。3人ともチェロを弾く、「極悪チェロトリオ」っていうんだけど、何が極悪なのか(笑)。曲のダークな感じが、ってことらしい?でも、確かにまぁそういう曲もあったけれど、いろんなのがあって面白かったです。全然詳しくないのでつたない感想しか書けませんが。
ライブは一部二部制。前半はわりと正統にチェロ三重奏だと思ってましたけど、二部になったら最初に歌ものが出てきたり、坂本さんの曲では控えめながら火花も飛び散ったりで、ほんとにいろいろでした。三人それぞれに作曲しているけど、Cotucotuの屋台骨になるのは三木さんの曲だそう。それが「極悪」なんだと言われてましたけど(笑)、でもあとで坂本さんが「三木さんはメロディメイカーだと思う」と言っていた通り、三木さんの曲はメロディ主体が多い印象でした。「コントラ噴火」とか「もっと前へ」(歌もの)とか印象に残りました。「もっと前へ」は、「もっと前へ!って言いながら最後はだんだん弱くなっていくのがいいよね、竜頭蛇尾的な」とか言ってたのが面白かった。サトケンさんの曲は、なんかもっとリズム感が強いような感じがして、やっぱりベーシストだから?とか思ったり。坂本さんの曲は少なかったけど、やっぱり一番アヴァンギャルドなのかなぁと。奏法もね、チェロの本体に傷がついたりしているのは坂本さんだけですしね。グラインダーも出てくるしね。「空蝉」はなんだか雅楽みたいな曲だなぁと思いながら聴いてた。渋さ知らズみたいな大人数で演奏してみたいと言ってましたけど、確かに面白そう。
チェロの音色はいいなぁと改めて。弦楽器の美しさ、低音でユニゾンするときの迫力、奏法によってピアノみたいだったりベースみたいだったりいろんな音が出るところも、見ごたえがありました。
あと、お三人ともおしゃべり好きということで(今日は抑え目でいいペースのライブだったそうですが)、合間のおしゃべりも楽しかった。パスカルズ大林宣彦監督の映画に出演する、その撮影が最近まであったらしく、そのときのこぼれ話なども。どんな映画なのか気になった…
Cotucotuとしては、9月に谷山浩子さんの猫森集会のゲストに呼ばれているということで、「どうしよう、どうなるんだろう」みたいに言ってました。それも面白そうだなぁ。まぁ、谷山さんのファンでチケット争奪戦だそうですけどね。オーケンも違う日のゲストなんだよねぇ、気になるなぁ…取れるのかなぁ…