chocolate melts with music

行ったライブメモ

FOK46 THE FINAL LIVE!〜一年間の活動に完全終止符!まさかのラストライブ!ありがとうFOK46!さようならFOK46!!

昨年春のツアーから始まったオーケンの弾き語り「FOK46《フォーク大槻ケンヂ46歳》」、一年間の活動に完全終止符…ってあれだよね、2月6日の誕生日で46歳じゃなくなるからだよね(笑)大げさなタイトルに笑ってしまいますが、オーケン曰く「すぐFOK47とかで始めるんでしょって思ってるんでしょうけどね、そう単純じゃないですよ」だって。ちょっと考えてるみたいですよ。
個人的には、FOKの活動は、小さいところでたくさんやってたんですけどあまり見には行けなくて。本格的にギターを始めてから、筋少などのライブの合間にちょろっと弾いたり、2010年には風呂ロックで披露したりしていた頃と比べると、ツアーを始めた頃で既にだいぶ上手くなっていた(それでなきゃさすがに公演できないという意味では当たり前なんだけれども)んですけど、この一年間の活発な活動で、いろんなゲストの方とセッションもしたりして、経験値がぐいぐい上がったようです。レパートリーもどんどん増えていったし、本当にどんどん上手くなるので、すごいなと思います。ギターの用語も使うようになってるし。オーケン「ギターは誰でも、やればこのくらいは弾けるようになりますよ。まぁ酷いもんなんですけど。でもね、このくらいは絶対に弾けるようになるから」って言ってましたが、FOK見てると実際、私もちょっとやってみたいなーって思ったりします。
「今後もギターは続けていきます。もっと上手くなりたいなぁ。いや、上手くというか、歌を伝えられるようになりたいですね」と言っていました。歌が一番の魅力ですからね。最初の頃はギターのほうに気を取られて歌がおろそかになったりもしていたけど、今は歌を伝えるという意志が感じられます。ちょっと、マイクの位置がずれちゃってうまく声が入ってないよ、ってときもあったりしましたけど(笑)。

出てきてすっと「あのさぁ」から始まり、前半はしっとりと。3,4曲ごとにMCを挟む感じだったかな。一人だしまぁゆるりとした雰囲気で、でも演奏は丁寧にまじめに。ソロ、電車、筋少、特撮、絶望少女達、といろんなユニットの曲を散りばめて。特撮の曲「揉み毬」がすごく良かったですねぇ。「テロルおじさん」とか電車の曲が聴けるのも嬉しいです。「ノゾミカナエタマエ」も弾き語りアレンジ良かった。いかにもアコースティックにしやすそうな曲ばかりでなく、元はハードな曲でも面白く変えてきたりしますね。アンコール前の「人間嫌いの歌」からアンコールの印度やダメ人間ではちょっとコール&レスポンスで遊んでみたり。「死んでゆく牛はモー」はノイズアレンジ。最後はまたしっとりとして「Outsiders」や「Guru」「香菜」、そして生まれて初めてギターで作曲した曲「ミルクと毛布」で締め。たっぷり20曲でした。

  1. あのさぁ
  • テロルおじさん
  • 蜘蛛の糸
  • 人として軸がぶれている
  • 蓮華畑
  • お別れの背景
  • テレパシー
  • 少女の王国
  • おやすみ−END
  • 揉み毬
  • ロコ!思うままに
  • ノゾミカナエタマエ
  • 人間嫌いの歌
  • (en)死んでゆく牛はモー
  • (en)日本印度化計画
  • (en)踊るダメ人間
  • (en)Outsiders
  • (en)Guru
  • (en)香菜、頭をよくしてあげよう
  • (en)ミルクと毛布

以下MCで覚えていることなど。

  • 今年はデビュー25周年ということで、いろいろやりたいという話。周辺のいろんなバンドで対バンとかイベントやりたい、みたいなこと言ってて、実現したら嬉しいなぁ。筋少特撮、XYZ→A、NESS、サンダーユーとかって。
  • 筋少と特撮が対バンしたらタイトルは「オーケン・エディの楽屋はどっちだ?!」
  • FOKではいろんな人にゲストに来てもらいました、と名前を挙げるが思い出しきれない。
  • 先日の特撮ではベースがRIKIJIさんでまた新しく関わりができた、というようなこと。初めてだったけどけっこう面白かったと。筋少ではいつもおいちゃんがオーケンの前で見得を切ってる。こないだの特撮ではリキジさんが前に出てベースを銃みたいに構えてたので、オーケンおいちゃんリキジさんでバンドやってみたい、とか。それは面白そう。「こっちでリキジさんが銃みたいに構えてて、反対側に廻ってきたおいちゃんがなんか見得を切ってて、その後ろでオーケンが申し訳なさそうに歌ってる」(笑)
  • 3月の筋少2Daysの企画、ボツ案は「疲れる曲Day」と「そうでもない曲Day」
  • 時事ネタ、AKBの峯岸さん丸刈り動画について。「見ましたか?どん引きなんですよ。あれを見てねぇ、レセプターって筋少の曲があるんだけど、その歌詞が現実になってきたなと」思ったんだそうです。レセプターは1番が『尼僧ヨアンナ』というポーランド修道院を舞台にした映画が元になっていて、戒律の厳しい修道院で暮らす修道女達があるとき集団トランスみたいな状態になって踊り出すという内容なんだけど、2番では現代のアイドルグループに置き換えている。若い人のリビドーを抑圧すると、特に女性の集団では、そういうトランスみたいなことが起こるんじゃないか、と言っていました。
  • それで、今こそレセプターを、ピラメキーノで話題の日本印度化計画とカップリングで出すべきなんじゃないか、とか(笑)
  • オーケンの小説「縫製人間ヌイグルマー」映画化の話。監督は電人ザボーガー片腕マシンガール井口昇監督。原作とはダイブ違うものになりそうです、とのこと。「まぁ映画化とかの話のときは、だいたい自由にやってもらっていますので」。
  • 映画のタイトルは「ヌイグルマーZ」で、それはどうかと、オーケンは言ったそうですが、プロデューサーさんが「いや、Zは人を呼ぶんですよ!」というので決まったそうです。その人によると「X」はダメなんだって。でもXがつくのもあるよねぇとか、あと「そしたらXもZも入ってるX.Y.Z→Aはどうなるんでしょうね」(笑)
  • オーケンも井口監督も、情報解禁と言われたからいろいろ発信しているのに、主演のしょこたんだけが沈黙を守っていて、不安だと。「開けてみたら、しょたこんとか、中津川翔子さんとか、微妙に違う人だったりして」
  • インド映画のキャンペーンの仕事が来て、ついたキャッチフレーズが「日本を印度にしてしまえ!」まぁそうだよねぇ、と。インド映画のスター、ラジニカーントについて「およそインドの人にしかその魅力は分からない、普通のおじさんなんだけど、その人が踊ったり歌ったりするとキャーってなって、ヒーローだったりするんだよねぇ」と。
  • で、そこからフレディの話に。クイーンのフレディ・マーキュリーは実はインド人、幼少期はインド育ちでその後イギリスに移ったのだけど、そのことについてはあまり人に話さなかった。で、フレディのファッションやクイーンのPVの奇抜さ、ちょっとどうかしてる感じっていうのは、ブリティッシュ・ロックシーンのなかではすごく特異でヒットしたわけだけど、あれをインド映画の中に置いてみると、ああ、あるなぁって。あれは実はフレディが幼少期に過ごしたインドで身につけたものだったんじゃないか、という仮説を。「これ、まだ誰も言ってないと思うんだけど」。なるほど…ちょっと説得力ありますねぇ。
  • その話の最後に、「それでフレディがああなって、その影響でROLLYさんや橘高さんが、ああなっちゃったんですねぇ」(笑)
  • 「青少年の頃から筋少を聴いているファンの方には筋少以外の音楽はほとんど聴いていないという人も多いらしい」って言ってたけどそうなの?「今だから言うけど、実は洗脳してたんですよ。本当は筋少じゃなくても良かったんだよ。世の中には他にもっといい音楽があるよ」とかって言ってた。
  • 「最近の若い人は俺のことなんか知らないはずなんだけど、たまに変に知ってる子もいるんだよねぇ」という話から、成海璃子と臼田あさみが見に来た筋少Zeppでいいとこ見せようとしたらマイク落とした(笑)小さな恋のメロディで「きっと地獄…(ゴトン)…あーーーーー!」
  • ギターを始めた当初から、水道橋神保町辺りの楽器屋さんにいっぱい行った。楽器屋さんの店員さんだから大体「大槻ケンヂだ」ってわかる、けど全然弾けないと、「きっと界隈で話題になってたんだろうなぁ」。それで最近またお店に行ってちょっと弾いたりしたら、20代くらいの若い店員さんに「大槻さん、上手くなりましたね」って言われたらしい。
  • 誕生日に何を買おうかなぁと、エレガットのギター買おうかなぁと言ってました。
  • ギターはやれば誰でもこのくらいは弾けるようになるからお客さんの中でやってみたいと思う人は〜、っていろいろオススメしていた。