chocolate melts with music

行ったライブメモ

『水谷紹 1992→2012』ミズタニアキラ デビュー20周年記念コンサート

水谷紹 1992→2012』ミズタニアキラ デビュー20周年記念コンサート

出演

  • 東京中低域
    • 鬼頭 哲(bs)
    • 鈴木広志(bs)
    • 東 涼太(bs)
    • 筒井洋一(bs)
    • 鶴田純一(bs)
    • 上運天淳市(bs)
    • 長野次郎(bs)
    • 宇田川寅蔵(bs)
    • 石川周之介(bs)
    • 山本昌人(bs)
    • 町田長右衛門(bs)
    • 松本卓也(bs)


ゲスト:

トリコミ戸川純ちゃんと共演していたときに何度か見ていた水谷紹さん、それっきりなかなか縁がなかったのですが、今回デビュー20周年コンサートがあると聞き及び、気になって行ってみました。久しぶりに見てみたいとか、水谷さんの歌がそういえばいい歌、少し不思議で気になる歌が多いとか、あとは20周年ということでこれまでの活動を総括するようなコンサートにしたいとこの公演のオフィシャルサイトに書かれていたので、トリコミの楽曲もこのときにだったらやるのかなとか、そんな思いで。
会場は渋谷のセルリアンタワーにあるレストランで。ディナーショウ?って思ったけど、特に食事が必ず付いてくるということではなく。でもジャズっぽい良い雰囲気の場所で、飲み物食べ物も美味しかったです。申し込みが遅かったので、席はステージからは横の方の、一段高くなった辺りだったのですが、意外と横から全体が見える感じでなかなか楽しめました。
以下セットリストはオフィシャルでツイートがあったもの+αで教えていただいたもの。

  1. 私は恥ずかしい
  • 男か女か
  • 硬い握り
  • オープン⇆クローズド
  • こわれてしまった一日(友部正人
  • 愛について(友部正人
  • それは何故だス
  • 大変だヴィオレッタ
  • 少年船長
  • ベステンダンク(高野寛
  • ウィッシュ・ザ・モスト・ワンダフル(高野寛
  • そろそ春です
    (休憩)
  • アイスメル
  • 少年と犬
  • あの娘のラブレター(鈴木慶一
  • 火の玉ボーイ(鈴木慶一
  • コールドターキー
  • 傷ついちゃったので
  • クーラー
  • 彼が殴るの
  • ロックンロール自殺
  • (en)オモニ(ゲスト皆さん)
  • (en)?(東京中低域

いくつか、昔トリコミのライブで聴いたものもあったなと、硬い握りと少年船長は覚えがあったかな。そして、第二部ではトリコミの曲が3連発、それも純ちゃんボーカルだった曲、傷ついちゃったので、さらにまさかのクーラー!まさかこれをやるとは!そして「戸川純さんに歌ってもらいました」と紹介した後に彼が殴るの。どれも当然純ちゃんのボーカルとは印象が違うのだけれども、なんだろうなぁ、水谷さんが歌うと少し絶望感というか諦念がある感じかなぁ。醒めてるというか。純ちゃんが歌ってる音源のほうが、もっとギラギラと生きてる感じがあるような気がしました。善し悪しではなく、それぞれの持ち味として。そういえば純ちゃんが水谷さんの歌詞について「私はここまで絶望的なものは書かない」みたいなことをよく言ってましたね。だから、水谷さんのクーラーは、ほんとにちょっと諦めてる感じがあって、条件のところ「あんまり言ってもね」端折っちゃうし、面白かったなぁ。
横からだったし近くもないからそんなに分からないけど、水谷さんはお変わりない雰囲気。話し方とか。やっぱり歌う声がすごく良いなと。そして歌詞の独特な世界も、惹きつけられるものがあります。
ゲストの登場順は、水谷さんが出会った順だそうで。セットリストに()で書いたところが各ゲスト登場の曲です。ゲストの方がメインで、水谷さんはコーラスを。
ゲストの皆さんは、初めてライブで見る方ばかりでしたが、特に印象が強いのはやはり鈴木慶一さんでしょうか。なんだかものすごく格好良かった。慶一さんが出てくると場の空気が一変してしまうような存在感。特にやはり声。熱くてパワフル。友部さんの良い具合に枯れた風情も、高野さんの王子様な感じも素敵でしたけど、慶一さんはなんかもう全部持ってっちゃう感じでしたね。
それから、曲によって東京中低域の皆さんが(ステージには入りきらないので)会場の通路のあちこちに立って演奏。真ん中の席だとそのままサラウンド!状態だったようです。残念ながら輪の外側でしたが、すぐ近くでバリトンサックスが見られました。
東京中低域は、一回トリコミのライブで対バン的にやったことがあって見たはずだけど、バリトンサックス11台の衝撃!的にしか覚えていなくて。歌のある曲もあったんですね。休憩時間にPV的な映像が流れたりしていました。なんだか以前よりも面白く感じられるようになっていたので(自分が)、一度ちゃんとライブにも行ってみたいなぁ。

アンコールのときに、水谷さんから客席にワインが振る舞われました。なんでもデビューと同じ年の、20年物。水谷さん自身が自宅に持っていた物だそうで、一本のみだから一人にはごく少量。保存状態も特に管理してなかったということで…「おなか壊したりしないといいけど」みたいに言ってましたがw飲んでみたら、ワインと言うより老酒みたいな味がしたw

そんな感じで、本当に久しぶりの再会でしたが、行って良かったです。これでボーカリスト水谷紹は一区切りで、今後は東京中低域が活動の中心になるそうですが、またライブに行ける機会があると良いなぁ。歌も聴きたいなぁ。トリコミはやらないのかなぁ(トリコミもやると言ってた気がするけど…)。