chocolate melts with music

行ったライブメモ

新春恒例 LIVE 2012

渋さ知らズ大オーケストラ
北陽一郎(tp)、辰巳光英(tp&Theremin)、川口義之(A/sax)、立花秀輝(A/sax)、佐藤帆(T/sax)、広沢リマ哲(T/sax)、鬼頭哲(B/sax)、吉田隆一(B/sax)、松本卓也(S/sax)、高橋保行(tb)、中根信博(tb)、ギデオンジュークス(tuba)、高橋マキ(fl)、中村公美(fl)、大塚寛之(G)、斉藤“社長”良一(G)、ファンテイル(G)、ヒゴヒロシ(bass)、太田惠資(vln)、横沢紅太郎(映像)、磯部潤(ds)、山本直樹(ds)、藤掛正隆(ds)、関根真理(per)、松村孝之(per)、山口コーイチ(key)、渡部真一(vo&玄界灘)、南波トモコ(vo)、さやか(dance)、若林淳(舞踏)、東洋(舞踏)、宝子(舞踏)、フル(舞踏)、南加絵(舞踏)、スガコ(お調子組合)、トックン(お調子組合)、ボス(act)、スギゴチ(act)、ABT(絵)、青山健一(art)、田中アニキ篤史(mixer)、不破大輔(ダンドリスト)、他

■ゲスト
遠藤ミチロウ(ex.STALIN)
中川敬(from ソウル・フラワー・ユニオン
KenKen(from RIZE

新年ライブ初め、今年は渋さ!毎年恒例のO-Eastライブだそうですが、初参加です。ゲストにミチロウさん!ということで、楽しみに行ってきました。ステージにや後方二階席からかかる旗を見るだけでも祭り感にワクワクしますね。番号も早くて、ステージ間近で見ることができました。楽しかった!
初っぱないきなり火男だったかな、定番からキタ!と盛り上がり、スーツ姿の渡部さんのキックも決まり、一気に渋さの祭り空間へ。と思ってたら2曲目にはブラスがいったん止んで、ぐっとヘヴィーにベースとドラムが鳴り出し、これはもしや!と思ったらもうミチロウさんが既に上半身裸でサイレン鳴らしながらの登場!え、もうここで?しかもワルシャワ!というのは予想外でびっくりでした。大オーケストラをバックにしたメシ食わせろ!パンクとは全然違ったなんか豪華な感じというか、でもミチロウさんは変わりなく格好良かった。乾杯!で缶チューハイ上げてしまった。でもスターリンはとりあえず1曲だけ。すぐまた渋さに戻ります。
ま、そもそも渋さはライブでやる曲はだいたい聞き覚えてるけどタイトルと一致させてないくらいなので、その先のセットリストとか全くわかりませんけど、定番曲たっぷりで充実の内容でした。時間は3時間超?18時開演予定よりはだいぶ遅れて始まったけど、終わったら22時過ぎてたからなぁ。一曲ずつが長いし、ソロもたっぷりやるし、ほとんど休みなく、でも盛りだくさんのステージだから途切れることなく楽しかった。近かったのでステージ上の皆さんの、演奏中、お休み中の表情様子もよく見えて、やっぱり何よりステージ上が一番楽しそうだよなーと。他の人のソロ中にバックに入る具合とか、手拍子入れてみたり、一方では酒瓶やドリンクが廻ってたり。不破さんはずっとタバコ吸ってますけど(足下に専用灰皿としてバケツが置かれてました)、なんかそれがお香みたいな香りの煙なんですね。ドリンクも何回も取りに行ってたし、足下にいつのまにか焼酎ロック用?の氷もきてたし、自由だなー(笑)。ダンサーさんも舞踏家さんもいるし、背景に映像もあるし絵も描いてるし、見るところありすぎて耳だけじゃなく目も飽きる暇がないという、ほんとカオスなステージが楽しいです。
ソロでは、太田さんのバイオリンが前半のほうで格好良かったのと、最後の方であった大塚さるへんさんのギター、不破さんがずっとついて一緒に歌ってたのがすごい良かった。あとゲストベースのKenKenさんのソロもめちゃくちゃ格好良かったな。最初登場したときすごい派手な人がいるけど誰?しかも何か酒瓶からラッパ飲みしてるよ、と思ってたらそれがKenKenさんだったよ、ものすごい虹色だったよ。でもソロのときその虹色の羽のインディアン帽子みたいの振り飛ばして、長髪獅子舞のようなヘドバンしながら弾いてたよ。すげかったよ。
あと、たぶんテナーサックス?のソロ中だったかと思うんだけど、ちょっとムーディーなソロで、ダンサーさやかさんと白塗りにスーツの男性舞踏家さんがペアになって、セクシーなダンスをしてたところがすごく良かったな、面白かったな。不破さんが振り向いて写メろうとしてたよね(笑)。そして後から舞踏家さんがどんどん加わっていって、2人の間に割って入ったり取り合ったり、男女入れ替わり風だったり道化っぽかったりカオスになっていきながら、なんだかストーリーが展開するみたいになってったのも面白かった。ダンサーさんも間近で見て初めて年齢を意識したのだけど(そりゃキャリア長いんだからなーと)、でも身体は本当にきれいで、すごいなーと思ったり。ものすごい柔らかいしね。
もう一人のゲスト、ソウル・フラワー・ユニオンの中川さんは、前半後半それぞれ2,3曲ずつ歌って行かれました。ソウル・フラワー・ユニオンは聴いていないのですけどいい歌ですね。ギターと、あと三線かな?も弾いていました。民謡系入った感じも良かった。あと中川さんは「NUCLEAR ERA IS OVER」(だったと思う)ってTシャツを着ていたのが目立ちました。
ミチロウさんはラスト前くらいにもう一度登場。今度はギター弾き語りで、JUST LIKE A BOYと天国の扉を。還暦のTシャツ着てた。どっちもけっこう久しぶりに聴いたし、すごく良かったです。ミチロウさんの魂が入ってる感じでした。せっかくの共演ではあるけれど、やっぱりミチロウさんに目を奪われてしまったな。でもブルースハープとかすごく良かった。オーケストラが加わって壮大だった。
前で見ててもあまり押されたなかったのだけど、最後の方には、ミチロウさんが出てくる前くらいからやっぱりどーっと来て、真ん中の方はけっこうぐちゃぐちゃに、ダイバーも出てました。ステージ上から苦笑?されるほどの盛り上がりもあったような…。私はギリギリセーフくらいのところでした。あと最後の方、後ろでチラシを切って作ったらしい紙吹雪(というには大きかったけど)がばらまかれてすごいことに。主に終演後の床がすごいことに…(苦笑)。
ラストは本田工務店、でよかったっけ?大合唱して腕も振り上げて、大団円で終わりました。アンコールはなかったけど、待っていたお客さんの前に不破さんが出てきて挨拶、「いくらでもやりたいところだけど、この場所を借りている以上、これ以上やると違約金が発生する、僕らにはそれを払う余裕はないので勘弁してください」と包み隠さない本音で収めていました。いやー、本編たっぷりだったから満足ですよー。
新年初めに祭り、楽しかった!そして今年もミチロウさんと縁を持っていきたいと思っています。