chocolate melts with music

行ったライブメモ

@SHIBUYA-AX

久しぶりのワンマン。東京でワンマンは一年ぶりくらい?去年のQUATTRO以来?そのときは7-800人規模だったのに、今年は1500人規模のAXがいっぱいですよ。「どういうこと?」と、本人達も言っていました。お客さんのことを「物好き」とか「ホントに変な人たち」とか「みんな変わってるって言われるでしょ」とかって言ってましたが、「ピープルはそんな皆さんを絶対に裏切りません」とも言ってました。
そんなピープルのライブ。
すごく良かったです。
冒頭に詩の朗読。これも去年のワンマン以来かな?詩というよりほとんどちょっとした短編物語でした。背景に少しパーカッションが入っていたような。そのまま流れ込むように始まる「生物学」、そして「天使の胃袋」というSky Mouthからのコンボ。その後もそのまま激しめのテンポで「水曜日」に行ったのも良かったなぁ。3,4曲ごとに短いMCを挟みつつ。次に来たのが「見えない警察のための」って、アルバム未収録の初期曲。この間ニコ動で聴いてた。最近の曲の間にあってもすんなり馴染んでいて、当たり前かもだけど初期音源よりいい感じだったと思う。そして「月曜日」、「火曜日」。順番に来るのもいいね(月→水ときて火曜に戻る、というセットを2,3回見てる気がするので)。その次のブロックではFrog Queenから「六月の〜」と「犬猫芝居」がきて…という感じでセットリスト覚えようとしてたんだけど、終わってみたらこのくらいで後はごっちゃになってた。
印象に残っているのは「木曜日」、天井から照明器具が降りてきてなんだか大掛かりだなと。AXは毎度照明凝ってるほうだとは思うけど。その真ん中の円盤みたいなものが、初めて見たんだけど、UFOみたいで気になった。そこからの光でドラムだけ照らされてて、ちょっと大吾くんがUFOにさらわれる的な感じにも見えたり(笑)。手術台の上の照明も連想したなぁ、曲の世界観的なものもあって。
その大吾くんからのMC振りがウケました。「癒しが求められる今の時代に、究極の癒しをお届けしましょう。ベース福井健太で、MC」(笑)「やめてって言ったのに…」とぼやきつつの朴訥としたMC、癒されますね。なんかツアーの移動でフェリー移動がけっこうあって、深夜のフェリーでの時間つぶし募集、とか。フェリーなのか…大変だね。
大吾タイムはもうちょい後で、静かめの曲が3曲続いた後だったかしら。例のハイパーなノリで。微妙に照れが入るのもいつもどおり?「Ghost Apple ヒーハー!」が「このネタも今日で最後です」ってことで、1500人でやるぞ、2階席も見てるからな、って言ったんだけど、なんか本番が速くてついて行きづらかったり。あとは物販の告知とか。波多野くんデザインの胃袋Tシャツが出てますとか(アンコールのときに大吾くんが着てきて、波多野くんに「似合ってる」って言われてた)。あと本日Ghost AppleとSky Mouthをお買い上げの方に特製紙袋をプレゼントしていて、「もらった人!?って一人かよ!」って言ってたけどさー、いや両方もう持ってるし。てか今日来る人はみんなもう買ってるでしょ…と。欲しかったけど…。
「ぶっ殺しに行きますんでよろしく」で締めたあとにはもう終盤だったんじゃなかったっけ。「はじまりの国」からの連続は、もうほんとにすごかった。「金曜日」は間に「一度だけ」が挟まるスペシャルバージョンで、これがまた素敵だった。照明がパッと真っ暗になってから戻ってくるところとか。さらに「ペーパードリップ」で、最後は「日曜日」で本編終了。
アンコール2回。「冷血と作法」、初めて生で聴いて良かったなぁ。けっこう好きなんです、この曲も。2回目には先日もやっていた新曲、水圧で窓ガラスが割れるとかなんとかで始まる歌。あとここできた「完璧な庭」と「ヨーロッパ」。波多野くんはちょっと高音のボーカルがつぶれてたんだけど、気迫の伝わる感じで、でもすごく楽しそうだったなー。そう言ってたし、何かのときになんだか踊るみたいにゆらゆらしていて、ほんとに楽しそうだと思った。
うん、たっぷり聴けて満足であります。音響も良かったし。ドラムがすごく反響するように聞こえて、広がりがあっていい感じに聞こえるところとかあった気がする。照明も凝るし、AXってけっこういいよね。
波多野くんが「今日はみんなの顔がよく見えるんだけど、一人ひとり違う表情をしていて、それぞれの価値観で楽しんでくれてるみたいでうれしい」みたいなことを言っていたけど、本当にそれぞれに違う楽しみ方をしているんだろうなぁ。基本的には静かで棒立ちっぽい客席だけど、あの変拍子にそれぞれにノッてゆれてたりするんだもんな。聴いてるといろんなイメージが湧いてくるけど、そうやって見えてくるものも一人ひとり違うだろうし。
ところで、ピープルファンのアンコールの拍手は、すごいよく揃うよね。みんなあの変拍子が好きなだけあってリズム感がいいんだよ、とは友達の談(笑)。
「裏切らない」というこれからも楽しみです。

セットリストはよそ様からいただきました。

  • (ポエトリーティング)
  1. 生物学
  2. 天使の胃袋
  3. 水曜日
  4. 見えない警察のための
  5. 月曜日
  6. 火曜日
  7. 6月の空を照らす
  8. 犬猫芝居
  9. 木曜日
  10. She Hates December
  11. ブリキの夜明け
  12. 土曜日
  13. サイレン
  14. はじまりの国
  15. 金曜日〜一度だけ〜
  16. ペーパートリップ
  17. 日曜日
  18. (enc1)失業クイーン
  19. (enc1)冷血と作法
  20. (enc2)新曲
  21. (enc2)完璧な庭
  22. (enc2)ヨーロッパ