chocolate melts with music

行ったライブメモ

ロリータ18号結成20周年記念スペシャル

ロリータ18号
GO!GO!7188
戸川純戸川純(Vo) 中原信雄(B) 、デニス・ガン(G)、ライオン・メリィ(Key) 、矢壁アツノブ(Dr)】

18周年の記憶も新しい…と思ったら、去年じゃないか。あれ、それで今年はもう20周年?20年目?
ともあれ、ロリータ18号さん20周年おめでとうございますのイベント。今日が初日で、次回が一ヵ月後で千秋楽だそうです(笑)。
ロリータのHPで予約をしたら、なんとチケットが手書きサインだった!そして入場順も早かったので、最前に行けてしまった!おおお!

トップバッターはGO!GO!7188。最近はフェスで見たくらいかな…去年のアラバキか。ハコで見るのはだいぶ久しぶり、それもこんな前で見るのは初めてだよ!最近の曲はあまり聞いてないのでわからないかなーと思ってましたが、始まったら初っ端「文具」だったんでノリました。その後も交互に出てくる感じで半分くらい知ってる曲だった。浮舟も聴けたし!満足じゃ〜。
ベースのアッコさんがロリータファンだったそうで、Tシャツもロリータの着てましたね。よくライブに行っていて、ロリータ18号の10周年ライブも福岡で見たとか、そのとき流血したとか、「ライブハウスというものを教えてもらいました」なんて話を。そして一曲「サルーン」をカバーしてました。あとでロリータのとき、マサヨさんが「ロリータより上手かったね」なんて言ってました。

そして二番手に純ちゃん。
の前に、あれ、なんかマイクがもうひとつ…と思ったら、マサヨさんが出てきて、ご挨拶。ちょっと久しぶりの、純ちゃんが出てくる前の(怪我をして治療のために太ってしまい、ファルセットも封印という)言い訳のお手紙ですね。前回も読んでもらったので、ということらしく。手書きお手紙の紙の裏にセットリストが出てて、最初読もうとしたらそれがこっちに見えてしまっているのに気づき、純ちゃんの椅子に座って譜面台で裏を隠しながら読んでいました。読むだけでも、けっこうマサヨさんはエンターテイナーだなと思う。「デコラティブな衣装です!」を3回言ったり。大事なことなので、ってやつですね!(笑)
そしてそして、純ちゃんの登場です!デコラティブな衣装は薄紫ラベンダー系でまとめられていました。足元はフリンジのついた紫のブーツだった。よく見える!としかしここで、椅子に座られるとちょうど譜面台でお顔が見えない位置だったのです…orz いや、気づいてたんですけどね。あそこまで丸かぶりとはなぁ…。まぁ、何回も行くんで、見えるときもあれば見えないときもある、ということで。いいんだ、近いし、動いてくれれば見えるし。
先日のLOFTと同じメンバーで、セットリストも中身は同じで並びを替えた感じで。

  1. 踊れない

イベントで時間もないのでMCは控えめに、ということだったけど、それでも少し喋ってたかな。やっぱり曲の合間に休憩も兼ねるようで。「肉屋のように」Tシャツの告知とか。「(太ってしまって、ファルセットも封印で)あー戸川、こうなったかーって思わないで。ちゃんとまた痩せて、ファルセットも復活させるよう頑張るので!そういう気持ちを込めて歌います」で吹けば飛ぶよな男だが
「ロリータさんのイベントなのにアンコールなんて図々しいけど、やっぱりもらえると嬉しい」と言って登場のアンコールは定番で。「無理をしないと終れない」も言ってましたね。フロアも熱くなりました。

つーことで、ここで一旦、最前からは撤退…。ロリータファンに譲りますー。かなり入れ替わってましたw
ロリータさんはあれだね、またメンバー、というかギターが変わったのですね。一年ちょっと振り。もうちょっと曲わかるかと思ったんだけど…、サルーンと、最後の方の青雲くらいだったなぁ…。アンコールにも大人体操がなかったのがちょっと寂しかったのです。でもまぁ、いつもどおり「わからなくっても、『オイ!』って言っといてくれれば大丈夫」とマサヨさんが言うので、オイオイ言っておきました。楽しかった!ちょっとバラード系の聞かせる曲もあったりして、良かったです。
MCでマサヨさんが話していたけど、さっきのGO!GO!でロリータのライブをよく見にきてくれてたという話があって、で、今ロリータのその新しいギターは高校生の頃GO!GO!のコピーをやってたとかで(ってことはそうとう若いよね?!)、そしてマサヨさんは純ちゃん見て育っていて。連綿と続く女子パンクロックの系譜、みたいな。そうやってお互いを見て育ってきた者がバンドを組んで音楽をやるようになって、こうして同じステージに集って、ロリータの20周年を祝ってくれている、というのでマサヨさんには感慨もひとしおだったようです。「最近年取って涙腺もろくなっちゃって」なんて言ってましたが、そんな言い訳をしなくても、本当に胸に迫る思いがあったんじゃないかなぁと思います。私はロリータの20年の何を知っているでもないけど…、ただ最近ハイクからブクマ経由で、パンクロックシーンにおける女性の地位や扱いについての読み物を読んだ直後だったりもしたので、それはきっと平坦な物ではなかったんだろうなという想像をして、マサヨさんの言葉の向こうを少し思いました。「日本の女子も、まだまだ捨てた物じゃないですよ!」
それにしても、マサヨさんめっちゃ水噴いてたなー(笑)。あっちにもこっちにも、フェイントも交えつ、後半にもさらにたくさん!そして、一番最後、アンコールの時かな、ダイブしてきて、お客さんの頭の上をどんどん流れ運ばれて、私のいたフロアの一番後ろのほうまで来てました。触ろうとして微妙に届かなかったけど。それでまた曲の最後に間に合うように、高速で運ばれていきました(笑)。ロリータファンのそういう団結力もすごいと思う。


そんなわけで、またも楽しいイベントをありがとうでした、ロリータさん。20周年おめでとうございます。
一女子として、マサヨさんの言葉に恥じないように、せめて心意気としての何かを持っていたいなと思ったり、思わなかったり(弱気)。何とはわからないけれど。