エンケンさんは、2006年に同じくここLOFTであったフジファブリックとの対バンのときに見て以来。
初めはエンケンさん一人で、アコースティックスタイル、ギターとブルースハープで、夜汽車のブルース。初めから飛ばしてる。そして2曲目が不滅の男。だったと思う。曲名がわかるのはこれだけ…。その後はベースとドラムが入ってのバンド形式。「アイラブユー」という名前は、人を好きになる瞬間をいつも歌っていたいという意味でつけたけど、カタカナで書いてみるとまたいい、ってなことを言っていましたね。新作の曲もあり、だったようです。そういえば音源聴いたことってない…（汗）
ちょっと遠い印象との比較ではあるんだけど、フジファブリックとの対バンのときはフジの若いお客さんばっかりでまさしくアウェーだったので、まぁそのときでも縦横無尽ですごい！という印象を受けていたわけではありますが、今回はホームなのでそれよりよっぽどすごい！というふうに感じました。よく動くんだよね。ステージの端まで来てガーッと煽るというようなことを、何度もやっていた。一度は端からフロアに降りてきて弾いてた。まさしく縦横無尽。ほんとにエネルギッシュ。音楽にはいつも真剣で、全力なんだと、言うとおりです。とにかく凄い！としか言えないのであった。
言ってることもやってることも、本当に「貫いてる」という感じでカッコイイ。「もっと日本の音楽を聴け。クラシックなんかも、日本人の作っているものに凄いものがあるんだ」とか、「英語なんかで歌って何がいいんだ。それでおまえの両親は喜ぶのか。日本語で歌え」みたいな話とか、ありました。でもその「日本語で歌え」っていう話を京都でしたときに、アンケートに「英語で歌って何が悪いんだ！ここに電話してこい！」って電話番号を書いてきた女の人がいて、「怖いので電話しませんでした」って言ってたのが面白かった（笑）。
ところで、前のオーケンのMCでテレビで矢沢永吉のライブを見たって話をしてた*1んで思い出したんだけど、私がたまたまテレビで矢沢さんを見た時に、「今、日本で還暦のロッカーってまだいないんだよ」って言ってたんだけど、エンケンさんのほうが年上だよね？もう40年やってるって言ってたし、還暦越えてるよね？とか思ってた。まぁ、永ちゃんとはジャンルが違うけど。しかし、それであんだけ動き回って、全力でやり続けているエンケンさんはすごいなー、と思ったのでした。
バンド形式だったからもしかして今日はないかな、と思ったけど、やっぱり後半には、自分でドラムを叩く！ギター弾いてドラムも叩く！後ろに行っちゃってたのであまりよく見えなかったけど、あれすごいよなー。どうなってるんだろう、何をどうやってるんだろう、って思っちゃう。
アンコールには再び一人のフォークスタイルで。1回目が静かめの曲、2回目が盛り上がる感じの、だったと思う（記憶が既にあやふやになってきました）。呼ぶ時は「わっしょーる！」って呼ぶように言ってた？面白かったです。
音源もいいのかもしれないけど、どちらかというとまたライブ見たいなーという思いです。なんていうかもう、全体として、エンケンさんの存在そのものをまた見たいという感じ。ときどき、触れてみたい。あと、VS武道館の映画をもう一度見る機会があったらいいなーと思ったりしました。DVDとか出てるのかな。
