chocolate melts with music

行ったライブメモ

渋宴2009

渋さ知らズ野音ワンマン、行ってきました!たっぷり4時間弱、踊ってきたよ!

20周年だけあって、大オーケストラは本当に大所帯で、野音のステージが狭い。いつものことだけど、盛りだくさんでどこを見ていいやら困るくらい。
正直、誰が誰というのがほとんどわかっていないんですが、ラップ調君が代の人とか天城越えの人(この人が曲名にもなってる初期メンバー反町鬼郎氏ですね?)とかは、初めて見た、初めて聴いた。天城越え面白かったなー。すごいノリノリで、客席もみんな歌ってるし。あと、アンコールに諸行でムーチョが聴けたのも良かった。唯一持ってるアルバムが渋旗なので、聴きなじんではいるんだけど、生は多分初めてじゃなかったかな。楽しかった。
ダンサーさんたちも何度か衣装替えがあったり、人数も多いし、暗黒舞踏家さんたちが(だと思ったんだけど?)羊の着ぐるみで現れて客席まで来たり、エグザイル風トルネードもやってたし(笑)。しかし何で急にカワイイ系で羊なんだ。かわいかったけど。
ゲストもいろいろ。序盤で久住さんが登場して「一曲歌えって言われたから」とアコギ一本で歌いだしたときの空気の変わりっぷりも面白かった。急にフォーク、みたいな。その後はオーケストラ演奏をバックに、久住さんが見つけたというとある童謡の本の“前書き”を朗読。曰く「中身はそうでもないが前書きが面白かったので」。確かに結構面白かったです。「プロレタリアの少年少女たちへ!」「この次はもっといい本を、もっと安く!」
そして、行くと決めてチケット取ったのも結構直前だったんですが、ゲストに出るとはさらにその後で知った山本精一さん。距離は遠かったんだけど、方向的には真正面でよく見える位置でした。最初気づかなかったのだけど、ふと見たらソロ弾いてた。あれ、最初からいた?かなり端のほうで、前へ出るでもなく、ひっそり淡々と。角度によってはダンサーさんが使ってた脚立とかに隠れちゃってたんじゃないかしら。ソロじゃないときなんかはもっと奥の機材のほうに引っ込んで、座っちゃってたり。でもずっと弾いてはいる様子で。で、その座っているところに不破さんがやってきて何かちょっと話してるなと思ったら、次また精一さんのソロとか。そんな様子を見ているのが面白くて、わりとずっと見てました。音も、まぁあれだけの音がある中で聴き分けられるようないい耳してないんですが、手元も見えないし、でもなんとなくこれは普段渋さで聴いている音じゃないような、もっとPARAとかで聴いている音のような気がするっていうラインが、特に最後のほうになって聴こえるようになってきて、これが精一さんの音かなーと思いながらそのラインを追ってました。最初のソロは静かめなものだったし、その後もなんかちょっと音量的にも目立たないような気がして、もっと派手に大暴れしたらいいのにとか思ってた(笑)んだけど、後半になって結構そんな風に楽しめました。一緒にやってるところは初めて見たので、面白かったです。

ともあれ、楽しかった!野音の渋さ。客席も自由な雰囲気でいいですよね。始まる前の注意事項アナウンスが結構うるさくて、なんだかなーと思ってたけど、始まってしまえば関係なかった(笑)。まぁステージ撮影して注意されてる人もちらほらいましたが。撮りたくもなるよな、あのステージの混沌は。ライブ中に白い幕に描かれた龍の絵ができていました。
またときどき、あのアングラの混沌を見に足を運びたいと思います。