新年ライブ初めです。いきなり濃いです。
何しろまず客層が濃いです。というかカオスです。本当にいろんな人がいます。筋少Tシャツ、特撮Tシャツ、DEEPERS Tシャツ、B'z Tシャツ(笑)*1、ロリータファッション、スーツ、アキバ系、ガンダム「軟弱者!」Tシャツ(笑)などなど。そして男性比率が高い。特撮でも元々一定のアニキ率があるけれども、ナッキー側は女子ゾーンみたいなのがあるのに、今回は入ってみたら全体の背が高くてびっくりした。どこまで行ってもアニキゾーン!番号が遅かったので(オーケン企画の先行でとったはずなんだけどなぁ…弱すぎ…)フロアの後ろのほうにいたら、周りはわりと声優ファンが多かったようで。なんか、待ってる間に聞こえてくる会話がアニメとかニコ動とかばかりなので、いつもと違う雰囲気でしたよ(笑)。いやほんとに、周りに女子少なくてねぇ。囲まれてる感でねぇ。一人で行かなくて良かったと思ったよ…
10分強?押しで開演。なぜか刑事コロンボのテーマでバンドメンバーがまず登場。Intro(声なし)を演奏し、いよいよオーケンと絶望少女達が登場、そのままニート釣り。どういうノリなのか、と思ったけど、なんか最初から縦ノリでオイオイ言ってた。それはどっちファンなのかわからない。両方?オーケンは帽子かぶってたけど、「また坊主で」のところでとって坊主頭を出してたのがウケてた。
そして終わって一言目にオーケン「絶望した!」「最前のこの並びが、男ばっかりで、俺を全く見ていない!絶望した!!」(笑)
絶望少女達はあでやかな着物姿。「いいのかなー、こんな」とかちょっと照れ、でれっ、なオーケン。
最初のMCで簡単にそれぞれ自己紹介。声優さんたちはそれぞれのキャラっぽく。ちなみに出演は“役名(声優名)”で以下の通りです。
で「今日は本当にいろんな人が来ていると思う。大槻のファン、特撮のファン、声優さんのファン、アニメのファン、むしろ原作派(笑)。それぞれよくわからなくて、どうしたものかと思っていると思うので、まずはお互いの手の内を明かしあいましょう」みたいなことで、まずオーケンからいつもの感じを…「猫猫猫猫って言ったら犬犬犬犬、犬犬犬犬って言ったら猫猫猫猫って返してください」ってことで、きた!アベルカイン!!やってくれた!と盛り上がる特撮ファン。絶望少女達はちょっと後ろで椅子に座って、猫犬を叫んでました。続けてピアノ・デス・ピアノも。久しぶりの特撮ライブみたいで良かった。たぶん周りはわりと呆然としてたと思います。跳びまくってたんで、見られてんだろうなぁと思った(笑)。
その次は今度は声優さんたちのコーナー、という感じで、あらためて自己紹介など。よくある声優トークをやろうと思ったんだけど、カエレ役の小林ゆうさんから始めたら、打ち合わせと違うことになってしまった、らしい。そして絶望少女達だけで1曲。たぶん、アニメのエンディングだった曲だよね?みたいな感じで、今度は私らが呆然としてたわけですが、声優ファンさんたちはペンライトを振り、けっこう、曲のわりに激しいノリなんですね、って感じでした。今度はオーケンが後ろに座ってたんだけど、「ペンライト振るんでしょ?振りたいなー、俺にもないの?」って言ったら客席から出てきて、それをもらって「後ろからガン見させてもらうから」とか言って見ながらペンライト振ってました。
その後はまぁ、アルバム曲を中心に、少女達の組み合わせを変えながらやっていく感じで。アルバムの曲じゃないのは絶望大殺界とかの曲なのかな?聴いてないんだけど。
歌に関して聴いてて思ったことは、声優さんはあんまりこう腹から出す発声ではないのかなーということで。比べるとオーケンの発声がすごく良く聞こえるんだよね。バンドの音も大きいから、最初ちょっと声優さんの声が負けちゃってるんじゃね?っていうところもあって。普段ライブやるっていっても音量の調整とか違うんだろうなぁと思ったり。中ではカエレが一番上手かったかなぁ。まぁ、役もあるから、マリアはマリアだしね、ということもあるんでしょうけど。でもヒキツリ・ピカソも聴けたし、それぞれちゃんと見せてたんじゃないでしょうか。一人ずつで聞いたところのほうがいい感じだったと思います。
MCでは、最初のうちはわりと、オーケンが「司会者みたいになってるよ」とか言ってたんだけど、それぞれの声優さんのニックネームを聞いて呼んでみたり、それで「俺のことはなんて呼んでくれるの?」って言ったらそれぞれのキャラっぽく呼んでもらって嬉しそうだったり。カエレは「ダーリン」って言ったんだったかなぁ。奈美がふつうに大槻さんかオーケンさんで、可符香が「オーケンさんでいいじゃないですか!」、マリアが最後に「オーケンいい人!マリア、好きだ!」みたいな感じだったと。なんかそういうふうに、声優さんの素で話すところと、演じてるキャラクターとして話すところとあって、おもしろかったですね。奈美の「普通って言うなぁ!」も聞けたし。綿いっぱいの愛をの「起きちゃった、またする?」の台詞は、4人それぞれのキャラで順番に言ってて、可符香が「起きちゃったら起きればいいじゃないですか」とか、そんな感じで。それは声優さんたちのほうのアイデアだったそうで、オーケンが後で「プロ意識がすごいんだよ、自分たちで考えて、打ち合わせしてきてくれて」としきりに感心し、「俺が言わせたわけじゃないからね!」と言ってました(笑)。
でもなんか、ときどきすごい噛み合ってなくて可笑しかったんだよねー。たぶんその素の声優さんと話してるのと、キャラクターが出てくるのとがわかりにくかったのかオーケンのその辺の理解不足かと思うんだけど。カエレと二人で絶望遊戯を歌う前かなんかに、「ここからまた後半の盛り上げにい入るから、ゆうちゃんちょっと煽りをやってみようか」とかオーケンの指導でカエレ役の小林ゆうさんが客席にコール&レスポンスをやってたんだけど、「みんなー」って呼びかけるのを「もうちょっと上から目線で」とか指導が入って、でも「おまえらー…って、でもここは私の演じているキャラだと、ダーリンとか言うんですけど」「え、いや、犬の名前の話じゃないから」とか言って、ええっ?って。「すみません、大槻さんのお話がわからなくなっちゃいました」って言われてたけど、たぶんそこはオーケンが悪かったと思うぞ…(笑)耳にインカムみたいのしてたから聞こえにくかったのかなー。
そんなんでその一回目のコール&レスポンスはグダグダになりかけたんだけども、アンコールのときにまた同じ二人で出てきてまたゆうちゃんがやって、「みんなー、盛り上がってるかーい!」「まだまだいけるのかーい!」「そんなもんかーい!」みたいな感じですごい上手くなってて、オーケンが「学習が速いなー」って驚いてた。(それに「ご指導がいいからです!」ってちゃんと返すあたりが、そういうのもプロ意識の一部なんだろうなぁと思った。一種のアイドル稼業なんですね。)そしてそのアンコール1曲目が「豚のご飯」って打ち込みテクノパンク(?)だったんですけど、そのカエレのパンクっぷりがすごくて。オーケンがほとんど呑まれてる(笑)。終わってから、「君はこっちの世界にきなさい」「戸川純以来の衝撃だったよ」「女町田町蔵」「今度遠藤ミチロウさんに会わせるから」って畳み掛けてた(笑)。
本編最後が人として軸がぶれている、アンコール2曲目が空想ルンバでしたが、この2曲のときのお客さんの合唱ぶりもすごかったなー。こんだけ合唱するライブは久しぶりだった。ルンバの最後の「ラララ」はもちろん横揺れで手を振りながらの合唱。
えっとあと、演奏陣については、ナッキーがあんまり見えづらくて残念だったけど、たまにアンプの上かなんかに上って手を振ってくれて、かわいかった。ナッキーコールはけっこう多かったですね。キーボードがエディじゃなかったのが、ちょっと物足りなかったかなぁ…申し訳ないけど。ドラムの周りが透明のボードで囲われていたのが謎でした。音の問題?出入りでセットにぶつからないため?
あーあと、アンコールのときのオーケンの衣装が、CDジャケットの衣装でした。派手。着物姿の絶望少女達に囲まれ、「これが筋肉少女帯です、って言えたらいいのになー」とか言ってた(笑)。
あと、思い出した。「この先絶望先生が売れて、第3シーズン、映画化、実写映画化(ただし声優そのまま)となったとき、主題歌が問題で、たぶんオーケンは外される、そういうものだ。そうなったら、大槻ケンヂじゃなくて、誰と絶望少女達、がいい?」っていう話をして、「神谷さん…」って言われて「初めっからそれでいいじゃん!!」っていう(笑)。いやでも、そこも最後は、「やっぱり大槻さんがいいです!」って言ってもらってたね。
まぁ、そんなこんなで、いろいろと物珍しい部分があり、面白く楽しいライブでした。
なんか「たった一度」ではなくなるようですが。まぁ、ワンマンじゃないようなので行かないと思いますけどね…。
以下、セットリスト、筋少日記さんからコピらせていただきます。
- Intro 大槻ケンヂと絶望少女(大槻ケンヂ・声優紹介Ver.)
- ニート釣り(大槻ケンヂと絶望少女達)
MC- アベルカイン(大槻ケンヂ)
- ピアノ・デス・ピアノ(大槻ケンヂ)
MC- 強引niマイYeah(絶望少女達)
MC- マリオネット(大槻ケンヂと絶望少女達)
- ヒキツリピカソ・ギリギリピエロ(大槻ケンヂと関内・マリア・太郎)
- 無神論者達が聖夜に(大槻ケンヂと日塔奈美と風浦可符香)
MC- 人形たち(大槻ケンヂと木村カエレ)
- 絶望遊戯(大槻ケンヂと絶望少女達)
MC- 綿いっぱいの愛を!(大槻ケンヂと絶望少女達)
- さよなら!絶望先生(大槻ケンヂと絶望少女達)
- 人として軸がぶれている(大槻ケンヂと絶望少女達)
Encore- 豚のご飯(大槻ケンヂと木村カエレ)
- 空想ルンバ(大槻ケンヂと絶望少女達)
- おやすみ-END-(大槻ケンヂと日塔奈美)