chocolate melts with music

行ったライブメモ

NOTALIN’Z(遠藤ミチロウ+石塚俊明)

「今日はみどりの日ということで、昔は昭和の天皇誕生日で、すごく力が入ったんですが、みどりの日というと、なんか力抜けちゃいますね」
なんて言ってましたが、どうしてどうして。気合い入りまくりでしょう、ミチロウさん。ギターの弦切れまくりだし。1曲目「1999」から3本切ってましたからね。音出てないよ!(笑)2曲目「Just like a boy」、3曲目「マリアンヌ」と、どんどん気迫が増してゆき、引き込まれてゆく。4曲目に「カノン」、いつにも増して真剣にしっかりと聴き入りました。その次1曲タイトルが分からないんですが、その後が冒頭のみどりの日のMCを挟んで、昭和の歌ということで「父よ、あなたは偉かった」。個人的には結構久しぶりに聴いたかも。ラストに「天国の扉」。ここでも弦3本切り。最後のほうで弾くのを止めて、ドラム+ボーカルのみで「Knock, knock, knock'n on heaven's door」って歌ってたのが、すごい良かった。緊迫感あふれてました。
今日のノータリンズは坂本さんがいなくて石塚さんとの二人編成。3人だと、ドラムは後ろになっちゃうし、ついつい坂本さんに目が行ってしまっていたのですが、石塚さんもやっぱりすごいなぁ。当たり前ですが、同じく二人のときのM.J.Qともアレンジなど違って、「カノン」なんかの背景の表情が変わる感じ。音に圧力がある、と思ったり。「二人合わせて111歳」とのことです。すごい。
ミチロウさん曰く「町田君とやるのは10年ぶりです。久しぶりにやると、変わったようで、変わってないような」。あと、「年の差なんて!」だって(笑)。お客さんからの「ミチロウも変わってないよ!」の声には、「変わったよ」という応え。ワルシャワの幻想はやってくれませんでしたが…、同じくお客さんから「メシ食わせろ!」という叫びに対して、タメを作ってから、「喰うな」って応えてたのが面白かった。MCのときのミチロウさんはとても温和で、お茶目で、でも芯には威厳というか、侵しがたいものがあって、それもやっぱりカッコ良さだと思うですよ。
ので、気迫こもった演奏に満足することにします。…久土さんの加わったM.J.Qならやってくれたのかなー、なんて思ってしまったりもしますが(ちょっとだけ)。

Just Like a Boy [DVD]

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↑純ちゃん参加の「21世紀のニュージジイ」も収録。買おうかちょっと迷っている…(DVDってなかなか観れないんだもん…)