chocolate melts with music

行ったライブメモ

久土さん、白長袖の上にトルエンズTシャツ重ね着で登場。純さんのために置いていた新品と比べると墨文字の色があせていたので、けっこう着ているとみた。*1そして頭に紺色のバンダナ。髪がすっぽり隠れていて、あの長髪がどうして収まっているのか…と思っていたら、あとで出てきた純さんが「この人は髪を切ったんです」とばらしてくれました。なんでも2000円の床屋で切ったんだそうで、純さんがジム・モリソン風のモデルさんの写真を渡して、そのイメージでやってもらったはずなんだけど、何しろ2000円なので、親父さんの精一杯の「今のヤングのナウい髪」は、純さんに言わせると、小泉純一郎風のサイドの跳ね返りだけどもっと短くて、全体的には人畜無害で声も小さそうな感じに仕上がってるんだそうです。だから、バンダナですっぽり隠していると。そして純さんは「あんまり頭を振っていると、そのバンダナがするって取れちゃって、…ププ」って楽しそうにMCでいじり倒してました。見たかったー(笑)。
そんな久土さん。今日はいつにもましてテンション高い。ていうかおかしい。純さん登場時に「出てきづらかった…このトゥー・マッチ・ハイテンション男のやり散らかした空気が充満していて…」と言わしめるほど。また純さんがばらしてくれたのですが、久土さん足を怪我してしまったそうで、いつものように足を高々上げてダンダン踏み鳴らしてリズムを取ることができない。椅子も床に足がつかないストールで、やりづらそうでした。それで、代わりに頭を振ってリズムキープしようとすると、かえってダメだし、頭おかしくなって(自分でそう言ってた)テンション上がるし、バンダナはずれるし、というわけ。一人でやっているときから、「もっとまじめにやるつもりだったのになー」とか、いつもよりMC(独り言?)が多くて、叫びっぷりも激しかったのですが、何と言ったって一番は、ローハイドの後、ギターのケーブルを鞭のように持って、ギターのボディをピシィッって叩いたところでしょう。ちょっとびっくりした。すごく楽しそうに2,3発打って、「これいいと思いません?」って嬉しそうに純さんに言ったら、純さんもちょっとびっくりしたふうだったんですけど、「歴史に残る奏法になるかもしれない、日本のヒサト・ヤマモートが初めて行った…とかって」言っていました。「でもその前にボディが壊れる…」
純さんのほうは、相変わらず調子もよろしく。そう、重大なことは、まだ生まれ変わったままでした!(笑)開場も開演も、ほぼ予定通りでしたよ。トルエンズ前にも、特にセッティング以上の待ちはなく。すばらしい。
衣装は、前にNakedワンマンで着ていた龍の刺繍のスカジャンみたいのの色違い、青いやつで、スカートも水色にヨットとかマリン系のアイテムがいろいろとプリントされたもの、ジャンパー(ジャングル・ブギの前に脱いだ)の下は、ベージュ系でひまわりの花柄の半袖(Tシャツ?カットソー?)、靴は白のスニーカー、ショルダーバッグも白。髪は両サイドの高い位置に髪留め、片方が赤い花の飾りに白いレースがプラスされていて、もう片方は赤いリボンか小さめのバンダナだったのかも。前々回くらいからバックアップしてくださっているというそのデザイナーさんの名前を、今回純さんが口にされていたのですが、記憶に留められませんでした…あう。聞いたことありそうだったのに。トルエンズTシャツは、後ろのドラムセットのところに置いてあったのですが、純さん、トルエンズのときには忘れてしまっていて、後でもう一回出てきたときに着ていました。
サイコキラー」の最後のほう、久土さんが弦を切りながらも鳴らし続けて「おまえなんか知らな〜い!」、純さんもジョインして「虫になったらよろしく〜」と歌い、でも最後はまたサイコキラーに戻って、久土さんがギターを替えている間も台詞のような感じで歌っていました。そしてそのまま「踊れない」へ。今日の「踊れない」は、「前回、間が空きすぎたので、歌うところを増やしてみました」と、歌うというより語ってましたけど。久土さんのほうを向いて「ああ、いつも同じ動きで〜」と喋るように言うのが可笑しかった。むしろ歌よりもギターが少なかったですね。アクションはいっぱいでありながら、ほとんど弾いてないという(笑)。
他にMCでは、前回のライブ(id:chocochocochip:20050504)を収録したDVDの編集は順調であるが、純さんがプロの編集人以上に口を出すので進みが遅く…という話や、蘇州夜曲は、純さんが子供の頃から聴いていたのは李香蘭バージョンで、イントロのコード進行が変で「ホラー!」みたいな感じから急に霧が晴れたようになって幻想的なイメージなんだけれども、その難曲を久土さんがアコギでやりたいと言ったときには驚いてあんぐりしたまま静止してしまったとか。あと、原宿のラフォーレで2Daysライブをやったとき、会場に入れないファンの子達が、入れなくてもいいんです!と、羽をつけたりランドセルをしょったりのお手製のコスチュームで階段の下まで並んでいた、なんていう伝説めいた昔話も自ら披露されていました。
それから、再三久土さんの髪をネタにして「サディスティック」なんて言っていた純さんですが、その言葉とは裏腹に、久土さんのステージドリンクの水がなくなっているのをみて、自分の分をあげたり(私にはお茶もあるから、と)、久土さんが疲れた様子のときには、「こういうときには告知を」とかって長めのMCを入れて休める時間をとったり、怪我のこともあるし、とても気遣っていらっしゃいました。いつも仲睦まじいですよねー。

*1:トルエンズTシャツは「全く売れてません!」と純さんが言っていて、また、買っちゃおうかな、と迷ったのですが、また買わなかったです…。