chocolate melts with music

行ったライブメモ

実のところ、5月に行けなかった(あるいは行かなかった)理由の半分は、ロマンポルシェに怯んだからです(笑)。以前、特撮の前座で出てきたのを見ていて、その感想としては、「一度見る価値はあるし楽しいけど、二回目はべつになくていい、というか、むしろあまり見たくないかも…」だったのです。予備知識無しで見てしまったのでねぇ。しかもすぐ近くに飛び込まれたしねぇ。ちょっとトラウマ? それで始まる前からけっこう怯えてたりなんかして(笑)。

で、今回見てみた感想…。
前のときは前座だったので、時間も短く曲数も少なく、しゃべるのも掟氏ばかりで、二人のからみというのがあまりなかったように記憶してまして。なので、今回きちんと見て、まず思ったのが、「ああ、こんなに枠にはまった演劇っぽかったんだ」ということでした。台本もきっちり決まってそうな感じだったし。これは本当に良い意味で。
なんですが。…。うーん。なんていうかなー。私的にはやっぱりちょっと、微妙なんだよなぁ…。あくまで個人的にですけど。どうも微妙に私の笑いのツボを外していて、言ってることもなんかもうちょっとだし(最初のうちは笑えるんだけど、長く続くとだんだん飽きてくる)、上記のことも、それはそれで良いんだけれども、もうちょっと舞台と客席との間にやり取りというか、何かの循環があっても良いんじゃないかという気がしたりで。
要するに、全体的にね、なんか、もーうちょっと、上手く、ならないものか、っていう(笑)。そこが味なのかもしれないけどねー。
そんなふうに感じていたもので、見ている間、同行の方々に対して、「これを見るためにわざわざ大阪まで連れてきてしまった」ということについて、不安を覚えていたんですが(汗)、後で聞いたらわりと好評だったので、良かったです。ほんとに(笑)。
あとちなみに、中盤辺り見ているときに、どーうも、ロマン氏と目が合ってる気がして、怖くって、微妙に友達の陰に隠れてみたりとかしてました(怯)。でも、今回パフォーマンス的にちょっとおとなしめ、だったわけではないのかしら? 千本ノックもなかったし、脱がなかったし、飛び込んでこなかったし。定番なのかと思ってたのに(怯えは半分期待を含むものです<笑)。

最後、「この後、、皆さんお待ちかねの、戸川純さんがこのステージに出てきます。嬲峠ということでロマンポルシェ戸川純ロマンポルシェという構成にするはずだったんですが、前回それをやったら、お客さんが第2部を見ずに帰ってしまったので、今回は多少自虐的に、我らが女王戸川純さんに、ステージを譲りたいと思います。私も楽しみです。皆さんも楽しんでいってください。」ということを言って、で、「最後に一曲歌っていくからな!」って歌って、そして去っていきました。その話し方で、本当にリスペクトしてるんだなぁ、と思いました。なんでも掟氏が最初に買ったレコードはゲルニカの「改造への躍動」だったそうで、「中学の頃にずっと聴いていたものです。A面B面A面B面…繰り返し。でも、今日は多分、ゲルニカの曲はやらないでしょう。」とか。
それと、やっぱりこの人は実際はまじめな人なんだろうなぁ、というのを思って。やることも全部計算してやってるんだろうなぁと。
だから、ねぇ。うん。…。もうちょっと上手くなってほしいなぁ(笑)。偉そうですみませんが。